セルヒオ・マルチネスVSミゲル・コット他

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結果は予想外、しかし内容は懸念した通りという辛辣なものでした。

マルチネス相手にプエルトリコ初の4階級制覇を成したコットは称賛に値するが
マルチネスはもう引退だろう。加齢とダメージによる神経の劣化が顕著であった。

初回3度もダウンを屈したマルチネス。
その効きっぷりが普通でない。
さほどのビッグパンチともおもえぬ左フックだったが、頭からダイブし
もう下半身がガクブル。

何でも最初のダウンでめまいがして回復しなかったそうだ。

キャリア終盤の辰吉や長谷川にも似た、耐久力の低下、反射神経の鈍り。
効かされて震える足では強いパンチも打てず、コットの慎重な試合運びにより
試合は長引いたがWBCでなければ初回で終了という完敗劇でした。

怪我による14か月ものブランク、その間に治癒しスパーリングもこなしたのだろうが
神経の劣化や耐久力の低下は感じていなかったのだろうか?
本人にしかわからないことだが、よく言われるダメージの後遺症を感じずにはいられぬ内容でした。

二人のキャリアを考えると

パッキャオやトラウトに完敗したコットがマルチネスを圧倒するなど考えられず
スーパーライトやウェルターの選手がミドル級より強いという認めがたき結果となったが
果たしてコットがそんなに強いのか、ミドルでも倒すパンチャーなのかは
今後を見守るしかないであろう。

それはさておき、スーパーライトやウェルターがかなりのタレントが揃った激戦区であることは間違いない。

マルチネスにはその芸術性の高いクールなスタイルに大いに刺激を受け熱狂させてもらったが
数年前からミドル級はGGGが上だという現実に認識が変わってしまった。

マルチネスほどのビッグファイトをしてきたわけでもないGGGに加担してしまうのは
やはり年齢や勢いを感じるからだろう。

これもひとつのボクシングの醍醐味であります。

マルチネスに匹敵するレジェンド、コットの再浮上を喜び、楽しませていただくしかありません。
GGGはまだしもピーター・クイリンあたりとはハンデ戦かといえるほど体格に差がありますが
パッキャオをはじめ、小が大を制する、中量級はすっかり小型化しつつありますね。

ウィルフレド・バスケスVSマルビン・ソンソナ

スプリットだがソンソナがリベンジ成功
あれだけの負け方をしてリベンジしたのはすごいな。

ソンソナがフェザーでトップを張るとはおもえないが、才能はドネアに匹敵するまぶしいばかりの選手だということはわかる。
彼が正しい環境で精進すればビッグネームを凌駕する結果を残せるだろう。

バスケスはドネアに惜敗してからパッとしない。
このままでは親父を超えることはできないどころかこのまま消えてしまいそう。
親父譲りのパワー、才能は十分備わっているのにな。
体格的にフェザーではなくてSバンタムで出直した方がいいのではないか?

ダニエル・ポンセ・デレオンVSミゲル・ローマン

復活の足掛かりにしたい試合で負けてしまった。
ローマンは世界挑戦もある実力者だがポンセとは実績が違う。

荒く、正確性に欠くローマンの攻撃でポンセがフラフラになってしまった。
彼もまた歴戦のダメージでピークを過ぎた感がある。
これで引退となってしまうのかな?

ポンセだけにしか負けてないタイのソッドという選手は今度リコンドーと戦うそうだ。
ポンセ戦の経験を生かして頑張れよ。

敗れたものの方が結果としてキャリアが長いというのはよくあることだ。
最短記録ばかりに固執する日本人の教訓だ。
早く王座につけば引退も近いということだ。

8件のコメント

  • ボロカブサムライ

    マルチネスはチャベスJRに倒された時に膝を痛めた様です。あれ以来、踏ん張りとバネが効かず、意外なパンチでも倒れる様になったと思います。マルチネスも潮時なのかも知れません。コットはミドル級チャンピオンになったとは云えSウエルター級のウエイトで昨日も戦ったので、ミドル級のチャンピオンとはやらない気がします。ギャラの面からキャッチウエートでメイ、HBOとアラム押しでパッキャオ これも高額ギャラ GBP押しでアルバレス こちらも12億越え コット自身もプロモーターだし、今のミドル級チャンピオンと戦っても、稼げない割りに負ける可能性が高いので、やらんでしょう多分(テレビ局も望まない) ソンソナは、良い選手ですがチョットしたバッテイングやローブロー気味パンチで、痛がったり倒れたり、根性不足。フェザーの強い相手には潰されるでしょう。バスケスJRは親父程、パンチが無いしカウンターも上手くないです・・・親父は野球のチェンジアップの様に緩急が上手かったです。デレオンも連続KO負けで引退しかないですね

  • camaro

    最初のダウンのしかたで、あぁ終わったなと思いました。
    膝が悪いし走り込みとかきっとやってなかったんでしょうね。
    まさかあんなにコロコロ転がされるとは…。
    観戦歴短くてマルチネスを知ったのは結構遅いジンジルク戦からなんですが、あの試合は美しかったです。
    こんな凄い戦い方する選手がいるのかと驚きました。
    これからマルチネス以上に好きになる選手は出てきそうにないですね〜。

  • プクー

    ボロカブサムライさん

    全盛期を知ってるので
    ここ数戦はおかしかったですね。
    相手がおらず、ケリー・パブリク戦でミドル級王者になっちゃったのが
    無理のはじまりで、ウェルター級のスーパースターだったとおもいます。

    コットもこの階級でやっていくとマルチネスと同じ苦労をするかもしれませんね。

    ソンソナはメンタル次第でしょうね。
    パッキャオ、ドネア、その次を期待しちゃいます。

    camaroさん

    自分も知ったのが遅くて
    当時好きだったカーミット・シントロン戦で圧勝しながら
    引き分けにされた試合で好きになりました。

    プエルトリカン相手にはろくな目にあってませんね。

    初回のダウンは顔面ダイブしており目の焦点があってない感じで
    速いレフリーならあれでストップでもおかしくなかったです。

    明らかに普通じゃない倒れ方でしたね。
    辰吉をレフリーにストップするよう促したウィラポンと同じで
    コットもおやっと思ったんじゃないですかね。

    彼ほどかっこいいスタイルのボクサーは今はいないです。
    残念です。

  • 五輪 金 太郎

    案の定
    微妙な印象しか残さない
    残念なマッチメークでの
    終焉だったと感じます。

    膝だとか
    闘う以前に問題を抱えていたなら
    前回の不甲斐ない
    ホームタウン防衛を
    演じてしまった時点で
    引退して欲しかったデス


    コットはどうするんでしょ?
    間違ってもGGGを選択しないで
    欲しいデス

  • moon

    マルチネスvsコット

    1Rの最初のダウンは一瞬目を離していて….何が起きたのやら信じられませんでした。
    「こりゃ、1Rで終わりだな!」と、思ったのですが、よく9R終了まで保ちました。

    マルチネスが引退するかどうかは分かりませんが、ボクシングの王座交代は残酷ですね。特にKO(TKO)は他のスポーツとは比較出来ないほどの敗北感があると思います。王者のまま引退したのはリカルド・ロペス、カルロス・モンソン、そして伝説のロッキー・マルシアノくらいでしょうか?!

    マルチネスは、ポール・ウイリアムス戦での左ロングフックのカウンターパンチが今でも鮮明に焼き付いています。

  • プクー

    五輪 金 太郎さん

    数戦前から陰りが見えていましたね。
    ジンジラクに素晴らしい内容で勝ってからおかしくなった。
    でかい相手に脳を揺らされたのでしょうかね。

    本人は潔く、ただコットが強かっただけと言ってましたし
    コットが強かった、特に最初のダウンパンチがすごかったのかもしれませんが。

    この試合はマルチネスの倍以上、7億くらい稼いだといわれるコット
    やっぱり金のなる試合しかしないのではないでしょうかね。

    moonさん

    しっかり見てまして、ダウンは仕方ないにしても
    顔面ダイブして、え、そんなに痛烈なパンチだった?とびっくりしました。

    長谷川VSキコのダウンと同じでもう効いちゃって危なかったです。
    よくラウンドを重ねましたが。

    ボクシングは敗戦の重みが他のスポーツと桁違いなので好きですが
    いんちきするやつが出てきたので、ああいうのを容認するなら
    日本ボクシングは見るのやめようとおもいます。

  • まるお

    いつも更新も楽しみにしています。

    今更ながら、この試合の録画を見ました。正直、ショックでずっと見られませんでした・・・
    スピードが無く、動きの滑らかさ、柔らかさが無く、ぎこちない。コットの動きに全くついていけない。
    もう1ラウンドの最初のダウンで見るの止めたい気分でした。
    完全に衰えてしまいましたね。あんなダウンする事今まで無かったと思います。

    相手がコットなんで、体調万全でも簡単な試合にはならないだろう、とは思っていましたが、体格差があるので勝利は間違いないと思っていました・・・。

    ボクシング史上、最も好きなボクサーである事に変わりは無いです。ゆっくり休んで欲しいです・・・。

  • プクー

    まるおさん

    最もですかぁ。
    たしかに奇跡のような華麗なスタイルでしたね。
    アルゼンチンでハンサムであの動き。

    ウェルターあたりが適正でパブリク戦あたりで勝つには勝ったが脳を揺らすダメージパンチを相当受けたのだろうとおもいます。

    チャベスJr戦のラストラウンドでもう危険な兆候が見えていました。
    ジュニアはライトヘビーな当日ですからね。