リチャード・コミーVSランセス・バルテレミ他

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まだ決まった話ではないが、人気はなくともこれぞ世界戦、王道といえる注目の試合だ。
ガーナとキューバ、共に身体能力に秀でた黒人同士の無敗対決。
これが本来当たり前であるはずの王者と挑戦者の激突だ。

リチャード・コミー(ガーナ)
23勝21KO

アズマー・ネルソンやアイク・クオーティーの再来か?
アフリカを離れ英国で連邦王座、IBFインターコンチネンタル同級王座を獲得。
もはや誰に声をかけてもキャンセルされるという強豪だ。

少し前、30戦無敗でルーカス・マティセに敗れ王座獲得ならなかったナイジェリアのアジョセ・オルセグンという選手がいた。
マティセ相手にいい試合を見せたが最後はパワー差でねじ伏せられた。その後、数戦しているがもう2度とチャンスは訪れまい。
やや引退状態だ。最近ではなぜかこの人を強烈に思い出す。

多くのアフリカンにとり、世界挑戦は一回限りのチャンス、無敗で勝ち続け一度訪れるかどうかの舞台だ。
しかもほぼアウェー。拳だけしかアピールできる武器はもたない。

もはや、現王座の防衛戦相手がみつからない状態のコミーは王座を返上しIBF王者のバルテレミに標準を合わせたようだ。
生涯一度かもしれぬチャンスに挑むのは難航不落の強い王者。かっこいいな。

華やかな英国ライト級の影にこういう実力者が存在しているのもまた事実だ。

ランセス・バルテレミ(キューバ)
24勝13KO

この男もまた拳以外に語るものを持たないキューバからの王者。
自分は大好きといえるスタイルのボクサーだが彼を好きなマニアはほとんどいないだろう。
兄が五輪金のエリートボクサーだが、長身パワフルで多彩な左を持つ彼の方がプロ向きだったようで、KOでも判定でも今のところ余裕で勝ち続けている。
強さとやりにくさ両方を兼ね備え、かつマイペースで自分を見失わない、リコンドー的な扱いにくさも感じられる。
一瞬で手放したがこの男こそSフェザー最強、現ライト級でも一番評価の王者だ。

彼らに注目するのは決して日本には来ないタイプのボクサーだからだ。
不気味に強い、不人気なのに怖い選手は日本に来ない。ターゲットにもされない。

バルテレミの方に賭けるがどちらも最上級の逸材同士の対決、実現したら楽しみで仕方ない。

大平VSワンヘン

晩年に両手に華のワタナベジムと違い、花形ジムは苦節何十年やら。
結果はもちろん、内容をみてもこの試合のどこに勝機があったのだろう?

両者、体幹の強さ、漲るパワーが違いすぎ、ワンヘンは痛くも痒くもなかったろう。
41勝目は過去の防衛戦でもかなり楽勝の部類だった。

タイに出向いた志は買うが勝ち目はゼロだった。
通算1KOで何度も世界戦をしてはいけない。