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俺たちに明日はない

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週末、勝敗は順当といえど、波乱含みで興味深い試合内容でした。

フランプトンVSゴンザレスJr

ゴンザレスJrが初回に2度もダウンを奪う波乱の出だし。
一度目はタイミングのジャブだが2度目はややバランスだが右強打でダメージがあったようにみえる。
ゴンザレスJrやはり筋はいい。

その後はパンチ力というよりは体のパワー、馬力のあるフランプトンが怒りの逆転をしたがこれは予想通り。
ゴンザレスJrに押し負けない体力があれば、もうちょっとでフランプトンをKOできていたかもしれない。
思わぬ苦戦とやはり底力のあるところをみせつけたフランプトンだが、ゴンザレスJrがいいボクサーであること、減量苦を理由に階級アップを示唆したフランプトンだが163センチ、リーチ157センチといわれる彼には厳しく、今後危ういところを露呈した。

フランプトンは世界王者としても華のあるいい選手ですが、前に出てくるタイプなのでカウンターはとりやすい。

それと同じことを感じたのがライバル関係にあるクイッグとキコ・マルチネスの試合。
この試合がこの日のMVPだ。

初回、ファイターでパンチャーのキコ・マルチネスは自分らしさを発揮したが、クイッグはキコ・マルチネスの出方を図っていたとのこと。
2回突っ込むマルチネスに右アッパーをカウンターし勝負あり。

出てくる選手だからこそ、アッパーは作戦通りだろう。

これはマルチネスにしても味わったことのないダメージだったはずで、その後のクイッグの怒涛のフック連打は見事だった。
仕留められなければスタミナ失うほどの手をだしわずか2回でキコ・マルチネスを粉砕。

この結果を受けて、フランプトンの方が大物気取りで威勢がよかったが、クイッグのほうがよい勝ち方をして両者の対戦はますます興味深くなった。

スコット・クイッグはこれで33勝負けなし。

この選手はごくオーソドックスでスピード感もないのでねらい目な気がするが、耐久力とパワーがあり、大事な試合でKOで結果を出している。
西岡と戦ったタフなレンドール・ムンローをボディ一発で倒し、大竹にてこずったもののキコ・マルチネスを2回でKO

豊富なアマキャリアもなく、世界王者になっちゃう人は打ち合いがめちゃくちゃ強く粘り強いことが多い。
勝つには足を使ってポイントアウトが得策だ。

和氣はこの日のフランプトンを見て活路はあると見出しただろう。
プレッシャーは相当きついが、カウンターは当てやすい。打ち合い好きだが距離をとると突っ込んでくるだけ。
プレッシャーやタフネスに屈しない、下がらない強さがあれば活路はあるが果たして対戦できるだろうか?
何度かダウンをとるか完全KOしないと勝てないが、それがやりやすい相手とはいえよう。

フランプトンが返上し、軽い相手と決定戦となりそうな予感も。

その他

マクジョー・アローヨVSアーサー・ビジャヌエバ

アローヨの判定勝ちだが互角の内容だったよう。
無敗で名のあるアローヨだがプロでは井上が上だろう。

アミール・イマムVSフェルナンド・アングロ

アマではエロール・スペンスの壁を越えられなかったイマムですが、プロでは先に世界戦が決まるか?
体格がよく強さをみせつけていますが、いっそスペンスとやればいいのに。相手を選べば王者になりそうですが打たれもろいところもある。

ダルレイ・ペレスVSアンソニー・クロラ

地元のクロラが頑張り、逆ホームタウンデシジョンともいうべき引き分けだったよう。
ペレスはガンボアに競り負けただけの元オリンピアンで知名度以上に強いとおもっていたが、ごくごく平均的なライト級王者なのかもしれない。

ヤン・イクVSセサール・クエンカ

48戦無敗でミステリアスなクエンカが王者になっちゃった。しかし相手に恵まれただけかも。
ダウンを奪われたそうだが後はやりすごしたらしい。
クエンカの面白いところは空気な手数だけはよく出ることと、逃げ疲れしてスタミナに難があるところ。
それでもある意味面白い王者が誕生した。ヤン・イクが有名どころと戦う姿は想像できなかったし。
クエンカは強いやつとしかやらない、クロフォードとやりたいと言ってるがいつ負ける(KOで)かが注目だ。

デニス・シャフィコフVSロイ・ムクリス

ミゲル・バスケスに何もできずに負けたシャフィコフだがなぜかそれ以外は負けてない。そんなに強いとおもわないが。
顔が友人に似てるので応援しているが。内山戦より早く負けちゃったムクリスだが、内山戦ほどのダメージだったわけではなさそう。
どっか怪我したのか、左手あげて試合放棄、ボクサー失格なメンタル。ムクリスのよさも出ていたけれどな。
負けてるのに次マイケル・カシディスとの試合が組まれている。
このあきらめのよさならダメージなく負けられるだろう。

ノニト・ドネアVSアンソニー・セトゥル

しっかりSバンタムで再起のキャリアを築いているドネアだが、いつも楽勝すぎてキャリアにならないのではないか?
Sバンタムでも体が緩く筋肉質でない気がするがだからこそしなやかでシャープなのだろう。
頭脳的に戦えばスコット・クイッグに勝ち、王者に返り咲くだろう、確実に。
長谷川はドネアとやってみたいんじゃないかな?

悲願のタイトルとって強い相手に防衛を続け、長谷川をも攻略したキコ・マルチネスが今は失意の底にいるのが切ない。
ひととおりのキャリアを経た今、どういう決断を下すのか。
これがボクシングなのだ、俺たちに明日はない、だから好き。

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