リッキー・バーンズVSジュリアス・インドンゴ

スポンサーリンク


スコットランド、グラスゴーでの統一戦。
統一戦とはいえ、他団体王者の方が強そうだとおもっていますが、(つまりはクロフォード)別の意味で注目していました。なんといってもアウェー2連戦、小原を強烈に沈めたトロヤノフスキーを秒殺したインドンゴのベールが知りたかったからです。

前試合でも、リッキー・ハットン率いるキリル・レリクが勝っていたとおもっているので、バーンズよりグラズゴーという場所こそが本当の敵だとおもっていましたが、結果は

(3対0/120-108、119-110、116-112)

のユナニマスでインドンゴが王座を統一。
その実力が本物であることを証明してくれました。

試合内容を見ると、点差は開いているものの、ダメージは両者さしてなく、バーンズがブロック以外何もできなかった、彼にポイントつけようがない試合でフルマークが現実的といえるものでした。点差だけならクロフォード戦より一方的かな。

インドンゴは、大柄で手足が長く、長いパンチをビュンビュン出してくるので、非常にやりにくいのが特徴で、精度や接近戦は大味、トロヤノフスキー戦ははまっただけで、やや出来すぎでしたが、あの試合の初回の印象のままに12ラウンドとばしきった感じです。これで運動量が豊富だから厄介です。バネや威力もありそうで、直撃したらたまらないから相手は何もできないのでしょう。

バーンズがかみ合わない相手に無策な攻防分離ボクサーというのもありますが、インドンゴは強いというよりとてもやりにくいボクサーだな。日本にはまずこんなに距離の遠い、よく動き踏み込んでくるタイプは身体能力的にもいないです。普段ガード出来てるような状況でもそれをブチ抜いてくるような伸びがあるので、トロヤノフスキーもモロ食いしたのでしょう。

まずは、ホームでの試合など不可能なインドンゴの勝利を祝福したいです。世界で最も差別的な判定の出るグラスゴーでの勝利、もう34歳と高齢ですが、運動量豊富で見事でした。

けれどやはり、アフリカン的で身体能力に頼った大味なボクシングです。ライト級になると小柄でスピーディーでハイテクなタイプと180センチクラスでリーチも長い大柄な選手と対極に分かれます。

リナレス、マイキー、ロマチェンコあたりが人気も実力も先行している気がしますが、彼らとは非なる体格の持ち主達、
インドンゴ、イースター、ベルデホ、バルテレミ、先日紹介したホープのライアン・マーティンなんかもデカかった。こういう勢力との組み合わせも非常に興味が沸きます。
マイキーやロマチェンコなら、遠く、深すぎるインドンゴでさえ懐に入って容易に追い詰めていくんだろうか?

よく考えるとインドンゴは一階級上、クロフォードの階級でしたか、近い将来、ロシアのケンカ屋、セルゲイ・リピネッツ戦でしょうか?対極でとても興味深い組み合わせです。

とにかく、まずはインドンゴ、難関のグラズゴー攻略、おめでとうございます。

にほんブログ村 格闘技ブログ ボクシングへ
にほんブログ村


ボクシング ブログランキングへ

9件のコメント

  • マイティ

    悪は滅びる!は、言い過ぎですがレリクの無念を見事晴らしてくれましたインドンゴ。

    しかしホームとは言え、クロフォード、レリク、インドンゴと、強敵から逃げない姿勢はバーンズを評価します。

    レリク、キトロフ、バロッソさん達も早く不覚の一敗から立ち直って欲しいです。

    コロボフはS・ミドルで復活したようですが。

  • れい れなーど

    結果知ってびっくりしました!どうせまた逃げるだけで判定勝ちのバーンズだとおもってたので。ナミビアボクサーでここまで快挙成し遂げた選手は過去にいないのでは? 個人的に凄く痛快です。
    話変わっていまライジンって茶番劇みてたらただ番組の為にやられ役でくる外人みてたら村田の相手ヌジカムは大丈夫か少し不安になりました…
    フジテレビ…番組仕立ての試合にならなきゃいいですが。ガチの試合がみたいです。

  • あな

    投稿主様に完全に同意です
    前回はトロヤが内山と同じ穴を見せただけで実力未知、風貌や経歴からして失礼ですがイロモノという印象でしたが、身体能力は本物でしたね
    当て勘を抑えたハーンズといったところでしょうか
    ただこれだけ速筋打ちしてこの運動量はちょっと不可解ですね もしかしたら見た目とは違って手打ち気味なのかな
    バーンズがチキっただけでなくパワーを感じてこれなら地味に最強候補なのでは
    ポストルに対してアウトボックスを徹底したクロフォードが12r捌ける運動量かは疑問です
    またロマチェンコはこれだけのパワー×クイックネス×スタミナの相手をしたことがないでしょうから、ある程度はリスクを取る必要がありそうです(今までローリスクから出てきたことないですからね)
    何にせよまさかの本格派というか影響力の強そうな王者の誕生ですね

  • マイティさん

    階級的に隙間がないですからね。
    立派な戦歴だとおもいます。
    自国を出て結果を出すほどの選手にはみえませんが。

    負けても能力上位だなという選手、試合はありますね。

    れい れなーどさん

    フジテレビというより電通なので
    シナリオはきっとあるとおもいます。
    村田もキャラに似合わずずっと優等生でした。

    「村田プロジェクト」の前に
    「しずちゃんプロジェクト」があって

    失敗だとおもいますんで、実力までは操作できないのかな
    というくらいです。

    あなさん

    大きくてリーチのある黒人選手でも
    アップライトで打ち合う選手なら結構いるんですが
    インドンゴはサウスポーでややクラウチング気味で
    とてもやりにくそうだなと感じました。

    それを本人も陣営もよくわかっていますね。
    超一流の選手なら距離を掌握するとおもいますが。
    まだ、謎に包まれた部分があるなぁ。

  • あな

    boxrec見ましたが、すごい戦績です
    世界戦までのキャリアは全部自国で二戦を除いてみんな負け越しかトントンの相手ばかり その二戦もやはり自国仕様です 加えてデビューも遅くアマでもローカル選手の域を出てないです
    直近二戦とそらまでのキャリアのコントラストに笑ってしまう 小原の目指した姿とか思ってましたが、それ以上ですな
    下地の薄い34歳でこっから基礎を積むのは難しいでしょうからko率はこれからも上がらないでしょうが、この身体能力でトレーナーとキャリアに恵まれてたらハーンズを超えてたかも
    一芸が飛び抜けてる選手は得ですな まさにスーパーライトの三浦か・・・

  • あなさん

    とにかくロングパンチをブンブン振るうだけで
    技術の深みは全く感じませんが、近距離でのリスク回避もお手の物で
    クリンチなどもなかなか巧みです。

    これは強いというよりやりにくい選手ですよね。
    ポール・ウィリアムスみたいかな。

    誰とやっても楽しみではあるとおもいます。
    バーンズ、まさに何一つ出来ませんでした。

  • インドンゴ、驚きっぱなしでした!笑
    リピネッツとインドンゴの科学反応は本当にヤバそうですね。見たい!
    やや落ち目ですがプロボドニコフとか。ライトのシャフィコフも以前はスーパーライトでやってましたから面白いです。
    とにかく距離を狭めてくる突貫ファイターに対してどう対処するのかは見てみたいですね。

    バルテレミなんかは中間距離のテクニックは最高レベルですけど、インドンゴとやったら遠距離から狙い撃ちされてしまいそうな絵が浮かびます。

  • 世捨て人さん

    インドンゴに奥の深さは感じてませんが
    結果として王者を大差で下してあっという間に2冠ですから
    その能力は認めねば・・・

    リピネッツも特徴的な選手ですが
    指名挑戦者として文句ないキャリア積んでますので
    これを明確に下したら圧巻ですね。

    逆にバルテレミには奥の深さを感じますが
    やや横着でヘタレな面もあるかな。

  • 杉川

    バーンズも相当がんばりましたが、前戦のレリでも身体能力で押され気味だったのが今回はモロに出た感じですね。中盤まではバーンズも何とかしようとしてましたが、後半は完全に失速。終始インドンゴにペースを握られポイントアウトされた感じです。

    インドンゴはIBFの指名試合(リピネッツ)との対戦が濃厚ですが、どっちかというとWBAの指名試合になるレリ-バルテレミの勝者との試合が見たいですね。エディ・ハーンはクローラやオハラ・デービスをぶつけたいという考えもあるみたいで、マジでスター候補に名乗りを上げた感じです。

コメントを残す




日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)