ビクトル・オルティスVSフロイド・メイウェザーJr

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注目の大一番は後味悪くともある意味衝撃的な結末でした。

長い観戦歴でも、観客も、TV見てた人も最後のパンチをはっきりと見ているのに試合を裁く、両者に最も近いレフリーが最後のパンチを何にも見ずよそ見していた試合なんてはじめてです。

見てないくせにカウント数えるなんてレフリーとしてありえないでしょう。
彼の不可解な動作が試合に突然の終止符を打ってしまいました。

オルティスは最近の若手では一番注目株でサウスポーで、無敗のディフェンスマスターメイウェザーにどこまで迫るか注目されました。
パワーとアグレッシブ、勢いという点でパッキャオ戦のデモンストレーションのような意味合いもありましたので。

結果はみなさんご記憶の通り、オルティスの故意のヘッドバッドの後レフリーが割って入り減点勧告、その後仕切り直したもののオルティスはレフリーからのファイトの声が改めてかかるまで無防備、そのオルティスの顔面にメイの左フック、このフックを受けてオルティスはレフリーを見てました。「おい、反則打だぞ!ちゃんと捌けよ」とアピールしたかったんだろう。しかし続けざまにトドメの右ストレートをクリーンヒットしたメイウェザー。オルティスはぶっ倒れ、半ば意識をかられました。

期待を裏切る突然の幕で、メイウェザーの相変わらずの巧さ、ディフェンススキルは健在でしたが時折仕掛けるオルティスの攻勢も魅力があり予断の許さない展開でありました。このラウンドからオルティスは玉砕覚悟でおもいきったラッシュを仕掛けていき面白くなってきたのに。

がしかし、最近のデラホーヤ傘下の選手は故意のバッティングやローブローが多すぎます。
原因を作ったオルティスのヘッドバッドもパンチが当たらないイライラをぶつけ、反則でも何でもいいからメイウェザーにダメージ与えてやれという意図的なものを感じました。マレスがアクベコにやったのと同じ印象。

メイウェザーの姑息にも見える最後のパンチですが、まぁ反則受けた直後だしリング上でリスペクトや同情はいらないから仕方なかったかもしれません。しかしこの結末をして完全KOとはいいがたく、躊躇なく左、とどめの右を打てるメンタルもやばいとおもいました。やっぱヒールだわ。

完ぺきにクリーンに入った2発ですがそれ以前からオルティスはやや苦しそうにも見えました。メイウェザーが速く上手いだけじゃなく以外と右を主体に攻撃的でパワーがあったのが以外でした。最後は全く立てないほどに効いちゃったような強いパンチにもみえず、内容からしたらメイウェザーペースで遅かれ速かれの結末であったようにも感じました。
がしかし、ロープに押し込んでの連打はなかなか見ごたえあり覚悟を決めた攻撃でまだまだ期待できる途中でした。

一番悪いのはレフリーです。重鎮ですが最後のシーン完全によそ見してましたしはっきりと仕切り直しの合図したのかどうかもあんな動きじゃわかりにくいです。選手見ないで何してるのかおじいさん。

この試合も自分はハラハラドキドキというよりは結構冷めた目でみていましたが

ドーピング疑惑に湧く昨今ですが反則織り込み済みの両陣営の姿勢といいレフリーの不甲斐なさといい、なんかきな臭いです。
メイウェザーにしても本当にクリーンなのか。無防備な相手とはいえあんなにパンチ強かったっけ?と疑わしい面も感じてしまいました。
オルティスが打たれ脆いところありますが、パワーも互角かそれ以上に見えました。
彼はまた長期休養に入るんでしょう、どうせ。

オルティスも負けたわりにはプライドは維持できたわけでこういうベルト関係なしの究極ビッグマッチはなんかもやもやと歯がゆい結末が多すぎます。笑ってましたがもっと悔しがってくれよ。

やはり言葉でなくファイトで魅せるボクサーしか信用できないです。
メイウェザーは相変わらず上手かったですが、ジュダーを一方的に下したカーンあたりとやればきついんではないか。
いつまでも無敵ではないような気もします。マルチネスあたりとやれば分が悪いかもしれません。

いつかパッキャオとやるのでしょうかね。パッキャオがこけるのをなるべく待ちたいのでしょう。
能力は認めつつ、イマイチ好きになれないメイウェザーらしい試合でした。
オルティスは悔しいのか満足なのかわかりませんが再戦はたぶんかなわぬ事態となるのではないでしょうか。

クリーンで堂々たる試合かまたは完全決着まで見たかったですね。

9件のコメント

  • box

    これは微妙ですね~。
    負けたオルティス笑ってるし・・・
    まぁ、メイウェザーが錆びついてないってだけはわかりますけど。
    なんかボクシング界、いい才能がいっぱいいるのに、試合内容が腐ってるのがあって悲しいですね。
    苦しい練習乗り越えてこんな内容じゃあ、自分もいやだし見てるほうも嫌です。
    もったいない。
    同じくクリーンで白熱できる試合が見たいです。

  • プクー

    boxさん

    なんだか期待高すぎる試合は変な結末になるケースが多いですね。レフリーも含めて問題残る試合ばかり。

    ベストバウドというのはやはり戦前からあまり罵りあったり煽ったりが少なくてクリーンな選手同士の試合に多い気がします。

    メイウェザーの場合、必ずなにか一筋にいかない試合となるのではないでしょうかね、今後も。

    しかしながら巧さは相変わらずでパッキャオ戦が観てみたいですね。

    メイの真骨頂が発揮される気もしますし、ハイテンポでガードの上でもそれをぶち抜くパンチをどんどん繰り出すパッキャオはやはりオルティスとは違い、メイウェザーもボコボコにしてしまうような気もするし・・・

    後者に期待しますが、25歳から突然増量し強くなったパッキャオに難癖つけるメイウェザーに対戦の期待はできないかもしれません。
    また一年くらい休みそうだし。

  • box love

    僕はこれはこれでっていう感じです。
    良かれ悪しかれ、メイにはいつでも話題の中心でいて欲しいなと思います。
    どっちかといえばやはりGBPの方が残念な印象ですね。
    後半からメイの圧力に飲まれていきましたねオルティス。
    軽量級時代を彷彿とさせる攻撃的なメイの連打がみれて良かったです。
    関係ない話になるんですけど、選手にもよりますが管理人さんはボクサーのスタンスはどのくらいが適切だとおもいますか?

  • プクー

    box loveさん

    3ラウンドからL字ブロックで脇締めて右出すメイウェザーの攻撃にちょっとタジタジになりかけてましたね、オルティス。だからこそ4ラウンドは距離詰めての強引なラッシュに切り替えたんでしょうが。既にかなり効いていたのでは?

    それにしてもいつものメイウェザーよりパンチが強く見えました。パワーでオルティスに見劣りしませんでした。
    パッキャオもそうですがメイウェザーもパワーつきすぎじゃねぇ?と感じました。
    結末は残念でしたがメイウェザー強かった。でもパッキャオの手数とパワーだったら全部さばききれないのでは?とおもいました。

    スタンスというのは距離やフォームのことでしょうか?

    選手に個性があるので一概にはわかりませんが最近一番隙がないなぁとおもうのはリコンドーです。
    ネズミを襲う猫みたく対峙してるだけで隙がないなぁと感じます。
    クリチコ兄もでかいからでしょうがどうやってパンチ当てていいかわかりません。ガード下がってるけど隙がない。

    でもアングロみたくグイグイごり押しも好きです。アスリートセンスをカバーする馬力型も好きです。

  • box love

    なるほど!
    回答ありがとうございます!
    やっぱり人それぞれですか、百人百色の個性がボクシングの面白さですもんね。
    メイは確かにパワフルでした。代わりに意識の外から飛ばすようなパンチや、サウスポー相手だからかジャブが少なかったですね。ダイレクトの右をあれだけ露骨に打っても反撃されないあたりは流石でした。
    パッキャオは回転速度と一撃のパワーでメイを上回りそうですね。ほんとに実現してほしいです。

  • ブリブリボクシングファン

    僕も最後の2発が特に  え!?
    て感じはしましたね。
    いつのまにかウェルターでパワー負けしなくなりましたねメイ・・・。
    そしてオルティスには少々ガッカリです。
    二人のジャッジがオルティスにつけてたことにもガッカリです。

  • プクー

    ブリブリボクシングファンさん

    オルティスと互角以上のパワーを感じましたね。昔と少し印象変わりました。

    自分は贔屓もありますが初回がオルティス、2、3回はメイウェザーでした。

    GBPの選手は採点で有利というのは
    あるとおもいます。

    メイのディフェンスはやっぱり他に類をみないものでしたがパッキャオならやってくれる、コットもハットンもマルガリもモズリーもボコボコにされたもんで絶対怖がってるとおもいます。そしてドーピングを信じてるともおもいます。

    マルケスに勝って欲しいんじゃないでしょうかね、メイは。

  • Money

    いつも楽しく拝見させていただいております。
    コメントしようか迷ったのですが、やはりせずにはいられませんでした。
    メイウェザーがよくないことをしたのは確かですね。パッキャオとともにボクシングの頂点を争う立場にいる選手があんなことをしてはいけないし、する必要もないと思います。
    ただそれでもメイウェザーよりもオルティスに非があると思ってしまうのは、オルティスの試合後の態度にかなりの違和感を感じてしまうからです。こんな負け方をしたにも関わらず清々しいまでのあの笑顔。管理人さんの仰る通り、結果に満足しているのでしょう。メイウェザーに不意打ちの第一打を喰らったあとガードをしなかったことといい、どうしてもボクサーとしての甘さ、幼さを感じてしまいます。それは決して年齢のせいだけではないはずです。
    偏見があることは自分でも分かっていますが、マレスに続いて、またデラ・ホーヤの選手を嫌いになってしまいました。そしてそんなデラ・ホーヤの下にいるリナレスがひじょうに心配です。ピログに負けたジェイコブスの噂もとんと聞かなくなりましたし……。

  • プクー

    Moneyさん

    やはり拳を合わせてみたら想像以上の強さでオルティス焦ったんでしょうね。
    ただ勝利の作戦として反則もセコンド含め折り込み済みだったような気がします。

    GBPの選手は選ばれただけでステータスなので保障されてるというか純粋なハングリーを忘れ欲が先行しちゃうんでしょうかね。心の部分が青い印象です。

    執拗に謝って隙を作ったオルティス自身の甘さが出たとおもいますがやはり試合を裁くレフリーの措置が一番不甲斐ないです。再開させたのなら試合に注意せよ、レフリーのもたらした事故でしょう。

    メイウェザーは本能からやったとおもうので責める気はないです。