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すべての終わりは新たなる始まり/ノニト・ドネアのラストラン

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ベテラン記者のクールな記事・・・こういうのは翻訳が難しいのでイメージでお届けします。3試合連続アンダードッグのアップセット、それは超ド級ミラクルです。

ハロウィンの週にノニト・ドネアは彼の偉大なキャリアを奪い去ろうとしている悪魔、ライアン・バーネットと戦います。

土曜日午後3時(東部標準時間)にDAZNで放映されるこの試合、多くの老いたファイターがそうであったように、35歳のドネアの名前にはまだ価値があり、肉体は疲弊しており、衰退していく可能性を秘めています。

いつの時代も、年配の偉大な功績のファイターは、いつかは若い虎に屈してきました。大物食いの野心と過去の事例が若い虎を励まします。ハイリスクハイリターンですが、そこには挑む価値があります。

ボクサーが一度上げた体重を戻して成功した事はめったにありません。テリー・ノリスVSシュガー・レイ・レナード、マニー・パッキャオVSオスカー・デラホーヤ、ホセ・ナポレスVSエミール・グリフィスなど。高齢であればあるほど厳しい結果になります。全盛期を過ぎてこれをやるのは難しい。体重管理は過酷です。歳とともに体質が変化しているからです。

昔の服はもう二度と着ることはできないのです。

ドネアは今週末、オマル・ナルバエスと戦って以来、7年ぶりにバンタム級に戻ってきます。このクラスを短期間で疾走していったドネアですが、ウラジミール・シドレンコ戦やフェルナンド・モンティエル戦など鮮烈な試合をしてきました。モンティエル戦は2冠統一戦でした。

ドネアがバンタム級に留まっていたら、黄金時代を作ったかもしれない。しかし、より多くのファイトマネーを求め、体重を上げていった。スーパーバンタム、フェザー級の王座も獲得した。いくつかの敗戦もあったが、フライ級からはじまったそのキャリアは殿堂入りするにふさわしい活躍といえた。

それがたいした名誉でないならばドネアは階級を下げてまで戦う必要はなかっただろう。今のままでもそのうち殿堂入りだ。しかし彼の目指すゴールはアンダードッグとして3試合を勝ち抜き、モハメド・アリトロフィーを勝ち取ることなのだ。

最初から困難な道のりだ。対戦相手のライアン・バーネットは容易に2冠統一王者となり、そのうちIBFの王座を放棄した。バーネットはハードパンチャーではないがタフで完成度が高く若い。バーネットの地元といえる舞台でキャリア最大の敵を迎え撃つ。直近3試合で2敗したドネアにとってはそれはたいした問題ではないだろう。ドネアは今でも危険でファンの期待に応えるに十分なほど人気がある。

もしドネアが予想以上に輝きを取り戻していたら?
これが最後の偉大なる黄昏の疾走だとしたら?

ドネアがWBSSを勝ち抜くにはバーネットの後にゾラニ・テテ、その後、井上VSロドリゲスの勝者に勝たねばなりません。テテはドネアに次ぐ高齢者ですがそれでもまだ30歳です。誰にとってもタフで困難な相手です。

35歳のドネアにとっての7年ぶりのバンタム級は想像よりはるかに困難な道のりです。キャリアを再構築するようなものです。ドネアはバンタム級に長くとどまらず通過していった。今のバンタム級のメンツは井上尚弥をはじめ、ドネアの時代よりも攻撃的で破壊的です。

ドネアの勝利を信じるファンは少ない。ほとんどがドネアの敗戦を予想しています。もしドネアがバーネットに勝っても、続く2試合もアンダードッグのままでしょう。年老いたファイターがアップセットを起こし続けるとしたらそれは大変な偉業です。

WBSSの試合の中でも、ドネアVSバーネットは興味深い試合のひとつと言えます。歴史をなぞれば、恐らくそれはドネアの終焉を宣言しています。彼の功績は若い世代に継承されていくものです。ドネアが最後の疾走を魅せるのであれば、それは彼自身の奇跡、歴史となります。

改めて、ドネアをwikiなどで復習してみると

気が弱く喘息持ちで病弱であったことで周囲からいじめを受け、学校から泣いて家に帰ることも度々あった。ドネアはこの時期に生きている価値や理由がわからなくなり自殺を考えたと後に振り返っている。いじめられたことをきっかけに自衛の為と兄グレンの影響でボクシングを始める。当時はスパーリングでよく兄に鼻血を出されて泣いていた。

我ら日本人が応援してるのは井上尚弥であり、次にこのノニト・ドネアですよね。
愛すべき親日家、偉大なるレジェンドの疾走をしっかりと見届けたい。

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プクー

原始的で単純明快なスポーツです。生涯一度の敗北、無敗で引退したボクサーもいます。負けても次頑張りますというスポーツとは違う残酷さ、無常さが好きです。

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