4/3 ウズベキスタンのサムライ/ムロジョン・アフマダリエフVS岩佐亮佑

過去にたくさん書いてきたので、遅きに失した感がありますが、改めて正式決定のようだ。

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ムロジョン・アフマダリエフVS岩佐亮佑
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少し前まで、日本人が海外で世界奪取はほぼ全滅だった。王者としての防衛でさえわずかな記録しかない。
しかも、ウズベキスタンという初めての土地、相手は若く300戦を超えるアマチュアエリート、五輪メダリストでプロ統一王者としての(恐らく)最短記録保持者の地元の英雄。

タイでさえ、日本人は全滅、ほぼ99%無理という挑戦。

しかし、最近の趨勢は変わってきた。

何度も書くが、西岡利晃が海外の道を切り開き、井上尚弥が圧倒的な勝利で世界を震撼させている。
内山高志の願いは後輩の京口紘人が叶えた。(ダイナマイトヘッドでのKOだったが)

そして、超激戦の世界のライト級、中谷正義の活躍は岩佐のこの挑戦にも大いなる刺激となったはずだ。

海外で、日本人が勝利することが不可能ではないことが最近の流れだ。
コロナによる影響もあるだろう。試合は組みにくくなったが、海外挑戦、国内ライバルとのサバイバルが後回し出来ず身近になった。

もう、今の岩佐亮佑には失うものはない。数々の苦節を経て、これがボクサー人生の集大成といえる。
たとえ、初回で散っても、ウズベキスタンの国民を悲しみの底に突き落としても、今の岩佐なら100%納得、消化できる。

もう、4月3日はあっというまだ。

いつも見慣れたアメリカではなくウズベキスタンなので、どこで、何時に試合が観れるのか、観れないかすらわからないが、ファンの準備も整ったから、おもいきり暴れて欲しい。

と、書き残して、改めて両者、特にアフマダリエフを復習しようっと。

岩佐よりは小さく、体幹の強そうな屈強で技術もあるサウスポーだが、やや威圧系で左のスイング、軌道が大きく、プレス型だ。トップアマだけあってごまかしのアウトボックスも手慣れたものだが、KOファイター型であることは間違いない。こういう選手は岩佐のようなスピード、キレ、ストレートには手を焼く、あるいは屈強そうでボディは弱い(ダニエル・ローマン戦でやや感じた事)

そんな印象だけど、強いことは間違いなく、恐らく7-3 8-2くらいで王者有利なオッズだろう。岩佐の勝利は大いなるアップセットだ。

岩佐と同じ、柏のセレスジムのすぐ近くにて、心から応援している。

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コメント一覧
  1. アマ経験豊富なボクサーなので、プロキャリアは少ないですが、
    プロで30戦以上のキャリアをほこるくらいのボクサーでしょう。

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  2. ダニエルローマンは地味だけど心の強いかなりの王者だと評価してました
    そんなローマンに12R音を上げず打ち勝ったアフマダリエフは難敵
    対ローマン戦を観てそんなに強いと思わなかったという岩佐のコメントは危険だと思います
    寧ろローマンを参考にすべき
    アウトボクスや前手の差し合いではなくローマンの様に前に出てスイングのスペースを潰し、岩佐がローマンを上回っているであろうパンチの正確性でショートのカウンターをとる他ない
    そのためにはやはり皆さん仰るような積極性がカギですよね

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  3. 実はWBA以外で
    「正規=レギュラー」っていう言葉は
    存在しないんですよね。つまりIBF王者、正王者と呼ぶ方が
    正しいようです。元々正規×暫定は「統一戦」と呼べるか?という意見も直々みかけます。

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  4. 海外への道というより単に岩佐陣営に日本開催でウズベク開催より多くのマネーを用意出来るだけのイベントが無かったんだと思います。

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    • この機にDAZNに入りましょう。
      明後日にはバージル・オルティスvsモーリス・フッカーもありますから。

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  5. 案外、マーロン・タパレスとパワー、戦力はそう変わらないサウスポーな気がします。アフマダリエフは。アマの下地があるのでディフェンスとか引き出し、安定感は上でしょうけど。

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  6. 前回の勝因は積極的にいったことだと思うので
    今回も捨て身でKOを狙って欲しい
    敵地で判定は負けだと思っても間違いではない
    消極的にだけはならないで欲しい
    「判定で負けるぐらいならKOされる方がいい」くらいの考え方が大事

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  7. 日本にやってくる外国人選手の目から見たら日本での試合は敵地挑戦防衛戦ですからね。岩佐が敵地で勝ったら痛快ですが。予想としてはパワー負けしそうな気がします。でも何が起こるかわからないという点を考慮して楽しみにしてます。

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  8. >初回で散っても、ウズベキスタンの国民を悲しみの底に突き落としても、今の岩佐なら100%納得、消化できる。

    自分もこういう心境ですね。山中戦後に想像していたキャリアとはずいぶん違ったものになりましたが、魅力的な世界ロードになっていると思います。
    応援あるのみ。

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  9. 海外でどうこうって話って要は
    主役が勝つのがお約束なノリの中で、脇役として敵地で勝つから凄いのであって
    スーパーフライへの顔見せ(ニエベス戦)
    中継地(ロドリゲス戦)
    トップランクの興行の顔としての出場(マロニー戦)
    と興行の主役であり、実質ホームでの勝負だった井上に海外どうこうが凄いってのは当て嵌まらんと思います。
    まあ世界のどこに行っても主役、敵地にならないってのはある意味敵地で勝つこと以上に凄いことですが。

    対して今回の岩佐は完全なる敵地。
    正規王者が主役であり、勝つための場でしょう。
    ここで勝てたら間違いなく日本ボクシング史に残る偉大な王者の仲間入りです。
    正念場ですね。

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