今年一番稼いだ男と二番目に稼いだ男の対決となるだろう。4度目の計量をなんとかクリアしたコバレフ、当日の体重制限も結局あるようだ、事前に報じられてなかった。そして終始友好的なこのムードは何を示しているのだろう。
コバレフが空気を読まない鬼人となるのか、カネロがここでも負けないのか、コバレフはここで負けたらDAZNと契約とのことだが引退すべきとおもうのは私だけだろうか。
カネロ様の歴史を作るために組まれた少し不思議なタイトルマッチである。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | R | |
コバレフ | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 9 | 10 | 10 | 9 | 10 | 98 |
カネロ | 9 | 9 | 9 | 9 | 9 | 10 | 9 | 9 | 10 | 9 | 92 |
今日はビッグマッチだからか、開始が遅い。
ムードはなぜか完全にカネロだが、クラッシャーを信じたい。
1R
中間距離でコバレフが軽いジャブでカネロのガードの上を叩く
カネロはガッチリガードを高く上げ覗き見ガードだけ
コバレフ10-9
2R
カネロはインサイドに踏み込んでいかないとはじまらないし
コバレフはこれで倒せるのかというとやや弱々しい。
試合前の予想通り、コバレフはジャブ、アウトボクシングだけという感じ
カネロは踏み込んでボディやフックを当てないと勝負にならない。
鋭くはなってきたが
コバレフ10-9
3R
慎重とも臆病ともみえるがコバレフがしきりにジャブを伸ばす
カネロはたまにタイミングをみて打ち返していくが基本ガードでジャブに耐えるだけ。
コバレフ10-9
4R
前に出てプレスをかけるのはカネロだが手が出ない。
コバレフがずっと重いジャブを断続的に出し続けているが
下がっており力感はあまりない。手が出ている
コバレフ10-9
5R
一発カウンターフックを当てて逆転KOしかないカネロと
判定で勝ちたいコバレフという展開。
コバレフのパンチは重いのでKOチャンスもあるとおもうが
そこまで圧倒していくムードはない。ジャブ以外はほとんど有効ではない。
展開としてはコバレフの楽勝ペース
コバレフ10-9
6R
会場は5Rカネロとなっている。
攻撃的にはなってきたが単発で当たってないが。
ジャブは出すコバレフだが力感がなく、単発のカネロのパンチの方が重そうだ。
カネロ10-9
7R
ジャブ、このボクシングだけで12回を過ごすのはスタミナ不安のコバレフどうなんだろうか。
カネロは強いパンチを当てるタイミングを掴みつつある。
ジャブには苦しんでいるが有効打は受けていない。
年齢差、体力差が徐々に出てきたが、カネロにも有効打はなく
手数(ジャブ)が多いのはまだコバレフだ。たぶん会場は逆だろう。
コバレフ10-9
8R
会場は67-66でコバレフ、1点差まで迫ってきている。
コバレフは強打を打たない。下がってジャブとクリンチが多い。
カネロはコバレフのジャブに疲弊し後半はロープに下がる。
コバレフ10-9
9R
会場は77-75だが接戦といえる内容だろうか。
コバレフに倒すムードはないがジャブだけで支配している。
カネロが倒したくて圧力をつよけてフックを振っていくが
必ずジャブを打ち返されている。
本音はコバレフだがこの程度の差であればカネロか
カネロ10-9
10R
弱気なコバレフが心配だがここまで試合を支配しているのはコバレフだろう。
カネロの攻撃が単発、散発なのに対しコバレフのジャブは断続的だ。
最後に少しカネロのいいシーンがあったが
コバレフ10-9
11R
10ラウンドもカネロのいいシーンが一瞬あっただけでカネロと出ている。会場は僅差だ。
疲れたコバレフに左フックで効かせ、よろけたところに右を当て一撃でカネロが逆転ノックアウト勝ち。
コバレフの疲労と打たれ弱さがチャンピオンシップラウンドに出た。
マジかよという幕切れ。
これがボクシングの頂点レベルの戦いにはみえない。
コバレフ、もう見たくないかも・・・
ボクシングシーンでは97-93でカネロであった。
カネロの試合に関しては採点が出来ない。
次回から採点はやめよう。