井上の勝ちっぷり如何では、ハーンもアラムも黙っちゃいない。世界のプロモーター垂涎の選手となろう。WBSSの道は険しくとも・・・
今夜、WBAバンタム級タイトルマッチが日本の大田区体育館で行われます。25歳になったばかりの井上にとり、はじめてのバンタム級です。
マクドネル(32歳)はこの試合に勝ってWBSSバンタム級トーナメント参加を予定しています。WBSSで多くのファイトマネーを稼ぎ、その後引退することを計画していると言います。今夜、マクドネルが井上を破る可能性は低い。井上勝利が圧倒的優勢だ。WBSS主催者がマクドネルを欲しがっているかは疑問だ。今夜、マクドネルが勝ったとしても、彼はトーナメントに勝たなければならない。
マクドネルはWBSSについて地元のドンカスタープレスで語った。
マクドネル
「私と井上のどちらか、勝った方がWBSSに行く。私はその大会で勝利し、たくさんのお金を稼ぎ幸せになる。井上を倒したら1カ月休んで、WBSSに参戦表明します。」マクドネルは夢を語っているように感じます。野心と目標があるのはいい事ですが、マクドネルの夢はあまりにも無謀です。トーナメントに勝つよりはまず、今夜井上に勝つことを望むべきです。井上に勝ってはじめて、WBSSでも勝てる見込みが出てくるかもしれない。
「モンスター」というニックネームを持つ日本の至宝、井上尚弥は、Lフライ級、Sフライ級、2つの世界タイトルを獲得している。恐らくフライ級でもタイトルが獲れたであろう。ここ5年間で判定まで粘ったのはデビッド・カルモナただ一人でありその試合も一方的なものでした。
そのカルモナは翌26日(日本時間27日)にカリフォルニアでWBASフライ級王者のカリ・ヤファイと戦う。カルモナが他の世界王者にどれだけやれるかは興味深い。
身長165センチの井上は175センチのマクドネルの長所を克服する必要があります。長身を生かして小さな相手に優位性を発揮するのがマクドネルの特徴なので、井上といえども簡単にはいかないだろう。この試合はマクドネルの7度目の防衛戦でもあります。
デイブ・コールドウェル(マクドネルのトレーナー)
「マクドネルは勝ちにきています。とりあえず戦ってみようというのとは違います。彼は世界最高のバンタム級は自分だと信じています。」マクドネルはバンタム級にとどまり、今後を計画している。井上に敗れれば終わりだが、WBSSで他団体王者に勝てると信じている。マクドネルにそれが出来るとはおもっていませんが、彼の意思を非難することはできません。もし井上に敗れるならWBSSが終わるまで、彼のキャリアはストップするでしょう。
by トレバー・マッキンタイア
ありきたりな記事です。
コンディションがよくとも、井上の敵じゃないとおもいますが、コンディション次第では惨劇になる予感です。
この記事のコメントで
「ワォ、マクドネル水抜きやったな、スタミナ、体力大丈夫かな?」
というのがあり、欧州ボクシングでは水抜きはわりと認知されているのかな。前の記事にも書きましたが、マクドネルの表情や雰囲気である程度事前に読める試合となりそうだ。