忘却のクルーズ/レオ・サンタクルスVSミゲル・フローレス

年に1度か2度。WBAのスーパー王者という位置づけでいいのかな、サンタクルスの事はすっかり忘れていました。口だけでやりすごせない、統一、ベストを問う機運が高まってきた昨今にあって、2019年こそ彼の言葉を信じてみたいけど・・・まだ30歳、息が長い選手だが本当の勝負はこれからのはずだ。

今年6月にアブナー・マレスに勝ったレオ・サンタクルスだが、2018年はこの一試合だけで終わった。サンタクルスは納得がいかない。

だから、2019年は飛躍の年にしようとサンタクルスは決めた。

2月16日に3度目の防衛戦を同じメキシコ人のミゲル・フローレスと行う予定だ。

その後、彼はフェザー級のトップとなるために、身近にいる敵、カール・フランプトンとゲイリー・ラッセルJrに勝つ必要があると感じている。

サンタクルス
「マレス戦の後、今年もう一試合したかったが実現できなかった。PBCは2019年が素晴らしい年になると言った。次はフローレスと戦いますが、私はフランプトンとラッセルとやりたい。順序はどちらでも構いません。私は最高のフェザー級だと証明したい。そのためにはゲイリー・ラッセルJrを打ち負かす必要がある」

サンタクルス(35勝19KO1敗1分)はフランプトンと勝負を分けている。2016年7月にMDでフランプトンが勝利し、翌1月の再戦では同じくMDでサンタクルスが取り戻した。

ラバーマッチ、サンタクルスの希望が叶えば、ライバル同士の問題は決着するだろう。

しかし、彼はPBC所属のWBC王者、ゲイリー・ラッセルJrと戦う覚悟は決してなかった。サンタクルスは、非活動なラッセルよりも優れたキャリアを持っているが、ラッセルの方が強いという意見の方が多い。サンタクルスがラッセルに勝てば絶大な評価を得るだろう。

さらに、彼らにはアマチュアの因縁もあります。2006年の米国選手権では、ラッセルがサンタクルスを下して優勝している。サンタクルスはリベンジを望んでいるはずだ。

サンタクルス
「その試合は接戦だったが自分が勝ったとおもった。それ以来ずっと再戦を望んでいた。今、プロでそれが実現可能です。私が求めている戦いです。けれど、本当に実現するか疑問もあります。ラッセルはよく怪我をするし、年に1度しか試合をしない。それでも、彼との試合が私の希望だ。」

もちろん、サンタクルスはまず、フローレスをクリアしなければなりません。フローレスは2017年、不調で、ダット・ヌグエン(ベトナム人)とクリス・アバロスに負けたが、今年4月にはベテランのラウル・チリノをストップしている。

サンタクルス
「フローレスはいいファイターです。彼はタフな打ち合いを好む。ミチョアカンの選手はみな勇敢だ。全ての相手が危険です。彼らは、自分の人生、家族のために戦っている。ラッセルと戦うのと同じくらい真剣にフローレスへの準備をする。目標を叶えるためには常にハングリーいなくてはなりません。」

2020年にはスーパーフェザー級を視野に入れるサンタクルスは言った。

https://www.youtube.com/watch?v=ut71D6gjr8Y&t=1s

なぜか、人気とファイトマネーが高い(といわれる)サンタクルスもアブナー・マレスもスーパーフェザーに転向予定だという。マレスに至っては次戦はゲルボンタ・デービスだとか・・・
しかし個人的には彼らはフェザー級にも属さない選手にみえてしまう。ガンガン手を出すが倒す気配が感じられない。

調べると2012年にブシ・マリンガに勝ったあたりから世界王者に顔を連ねてきたサンタクルスだが、ずっとボチボチな試合を重ねてきた印象しかない。
根性、手数、常に相手を少し上回るアグレッシブ、手堅い守備・・・などいい選手であることは間違いないが、突き抜けない、あか抜けない王者という印象のままだ。

ラッセルの予行練習として
[st-card id=8974 ] こんな男はいかがかな?

来年こそ、有限実行を望む。
もうリスクが低くて在位の長い航海(クルーズ)には付き合っていられない。

ラッセルはラッセルで気難しいんですけどね。

https://www.youtube.com/watch?v=kMOnqTZFY28
ミゲル・フローレス
相手がベトナム人ボクサーというのが貴重だ。

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