ホルヘ・リナレスVSカルロス・モラレス LIVE

帝王ロマチェンコとアメリカの若手が活況なライト級でホルヘ・リナレス34歳はもう過去の人なのか、それともジェルボンタ・デービスやライアン・ガルシアを食い止めるほどの実力を残しているのか

相手のモラレスは19勝4敗4分の雑草選手だがKO負けは一度もなく前戦はメルシド・ゲスタと引き分け、ライアン・ガルシアにMDで敗れたが実質勝ちのような試合だった。今のリナレスには難敵だ。

123R
リナレス
9
10
10
29
モラレス
10
9
8
27

リナレスのシャープで華麗な面が出れば勝つとおもうが、モラレスはリナレスにない粘りという武器をもっている。

1R

同体格、どうしてもリナレスが美しくみえてしまうが
互角の切れ味とスピード。テクニック。
リナレスがプレスをかけているが、正確なのはモラレスか
バッティングでリナレス早くもカットか

モラレス10-9

2R

モラレスはかなりテクニシャンだ。
リナレスのコンビネーションを外して打ち返す。
積極性はリナレスだがモラレスの方がパンチを当てているかもしれない。
しかしパンチが強そうにはみえない。

リナレス10-9

3R

ライアン・ガルシアに勝ちでもいい内容、完敗のないモラレスは
地味な実力者だ。リナレスと互角に技術戦をしている。

互いに打ったら打ち返す互角の攻防だが
カットの分、リナレスの方がダメージがあるようにみえてしまう。
モラレスは全然ダメージがないようにみえる。

クリンチ中にモラレスが転んだとおもったら、リナレスの右ショートカウンターが当たっていた。
見事なショートカウンター

リナレス10-8

4R

3回のカウンターが効いているのだろう。
モラレスが少し鈍く、反応が遅れてきた。
そこにリナレスの右カウンターがグサリと刺さり
モラレスはグニャリと崩れる。

見事なリナレスのノックアウト勝利

モラレスがこんな完敗をしたことはないだろう。

リナレスのショートカウンターが冴えた。

結果的にはリナレス強しのアピールで
ライアン・ガルシアよりはるかにインパクトあるKOでモラレスを下した。
ガルシアはリナレスを見送るかな。

しかしカウンターが当たるまでは互角でコツコツ被弾しバッティングによるカットもあった。

耐久力だけがリナレスの課題だ。

前座

アレクシス・ロチャVSブラッド・ソロモン

ロチャはGBPが期待するウェルター級の無敗選手。22歳、15勝10KO。ジュニアオリンピックなど輝かしいアマチュア歴がある。対するソロモンは12月13日に最大のホープ、バージル・オルティスJrにKO負けしたばかり。アマではアンドラーデに勝って王者になったほどの男だが36歳ですっかりGBPの踏み台にされている。ソロモンを応援するしかない。GBPにも多くのウェルター級のプロスペクトがいるもんだ。ソロモンがいいパンチを打っても静まり返っているが、ロチャが攻勢をかけると会場が沸く。積極性でロチャだが、ハイレベルな実力者同士だ。ソロモンにとってもこんなに短いスパンで試合ができるのはチャンスだ。勝てばチャンスが生まれる。
ほぼ互角なんだが、どうしてソロモン的な選手はガードが低く、やや引いた受け身の戦い方をするのだろう。これだとアウェーでポイントはとれない。

ソロモンは上手いが単発、ロチャは堅実なショートコンビネーション、GBPの若き無敗プロスペクトだしロチャとなってしまう。
最終回、ほぼ互角だが、人気のロチャになるだろう。ソロモンはつまりファイトスタイルに華がない。おまけにいいのを食ってダウンを喫し万事休す。とても惜しいが日陰のファイターだ。互いに健闘を称えあったが悲しいほどの大差でロチャ。そんなに差はなかったのに。

ブレア・コブスVSサミュエル・コティ

GBPがアイドルにしたいアフロのプロスペクト、コブスの相手はガーナの23勝16KO2敗の選手。36歳のスーパーライト級で、過去にアンソニー・ピーターソンに負けている。戦績はいいが強豪との対戦歴はなく体格、パワーでウェルターのコブスより劣る。チラ見だったのでよくわからないが互いに決定打のない凡戦で、2-1でコブス。コブスがアイドルだからだろう。どこかカリスマ性、人気があるコブスだが、実力的にウェルター級のトップは厳しい。スキルもパワーも平凡、人気先行だ。

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