ノルディン・ウバーリVSノニト・ドネア LIVE

ノルディン・ウバーリVSノニト・ドネア

ドネアよりウバーリの方が今は全体的には速そうで、ウバーリは穴も少ない総合力の高いファイターだが、ドネアは経験と引き出しでこの不倒のモロッコ人を倒してしまうのか。

123R
ウバーリ
10
10
7
27
ドネア
9
9
10
28

1R

共に調子は良さそうだ。
ウバーリはキビキビしていて速い。

ウバーリが声を出しながら手を出すが、距離が遠く届かない。
ドネアも反応よく冷静にウバーリを追っていく。

ウバーリ10-9

2R

ウバーリがすばしこいがやや距離が遠い。
踏み込んでいくとドネアのカウンターが怖い。

見た目はウバーリの方がキビキビと運動量豊富だが
ドネアは何も動じていない。タイミングを図っている。

互角なので差をつけにくい。

ウバーリ10-9

3回

ウバーリが動き回ってドネアをかく乱するが
ドネアが最小限の動きでウバーリをロープにつけて削っていき
左フックでダウンを奪う。

ウバーリは必死に手を出し反抗するが、獲物を追いつめたドネアはゴングど同時に
ウバーリに必殺左フックでトドメを刺す。

グニャリと崩れたウバーリはこれで終了

だが、必死に立って再開をアピール。

もうドネアで決まりだろう。

4回

ダメージ著しいウバーリが必死に対抗するも
仕留めにかかるドネアが効果的にウバーリを追い込み
左アッパー一閃。

ウバーリ落城

ちょっと今日のドネアの出来は凄すぎた。
メチャクチャに強かった。

序盤ウバーリにつけたのは、手数と運動量だが
ドネアは全く動じず、冷静、効果的に獲物を狙っているだけだった。

バンタム級でドネアは強くなっている。

こんな怪物に井上尚弥は勝ったのか

というほど超人的に強かった。

ウバーリもいいファイターで
本来は頑丈さもあるだろうが
レジェンド、ドネアとはパワーが全く違った。
本気仕上げのドネアはこんなに強いのか。

フルトンうんぬんではなく、ノニト・ドネアが最大の脅威かもしれない。

363
ノルディン・ウバーリVSノニト・ドネア

この日はSライト級注目の2人の他、最強かもしれない、ゲイリー・アントワン・ラッセルも出場。

サブリエル・マティアスVSバティザン・ジュケンバエフ

マティアスの方が大きくてパンチが重そうだが
ジュケンバエフがコンパクトにキビキビとパンチを当てていく。
ロマチェンコのように左右に軸をずらし、真正面では戦わない。
この機動力が機能するか、マティアスのパワーが制圧するか
マティアスのパンチもがっつり当たる距離での攻防。

ジュケンバエフの方がコンパクトでシャープだが
マティアスの方がパンチが強い。
強豪との対戦キャリアも豊富。どっちに転ぶかわからない。

やはりマティアスのパワーが恐ろしいかな。
序盤はジュケンバエフがよかったが、マティアスのパワーが予想以上で
うまくコントロールできない。

マティアスがまったく引かずに打ち返してくる。
すごい打ち合い、我慢比べになりそうだ。
しかしジュケンバエフは下がることなくマティアスを押し込んでいく。
ジュケンバエフのパワーがマティアスには効かなそうだ。

リナレスVSヘイニーが始まっちゃった。
こっちへ移行するが、この試合も面白い。

4回、やはりマティアスのパワーがすさまじく
ジュケンバエフは力負け、左フックでダウンを奪われる。

マティアスは今日は絶好調で耐久力も相当だ。

ジュケンバエフが粘って逆転の見せ場も作ったが
マティアスは強打だけでなく打たれ強く、執拗で
またダウンを奪われる。

これ以上戦うと危ないので陣営が棄権。

マティアスとまともに打ち合ってはいけない。

ゲイリー・アントワン・ラッセルVSジョバニー・サンチャゴ

ラッセルの髪がボサボサでモンチッチのよう。
ここまで13勝利全KOだが今回の相手は14勝1敗のプエルトリカンで骨がある。
負けは直近のエイドリアン・ブローナーだけで僅差だった。

徐々に相手レベルを上げている。
モズリーJrもジューJrもアントワンもやはり
父親や兄貴に似ている。

全KOというほどパワフルではないが
やはり抜群に速く安定している。
アントワンのセコンドはフェザー級王者の兄貴
4回、アントワンのスピードとテンポに捕まり、サンチャゴが右フックカウンターでダウン。

仕留めにかかるもサンチャゴが生き延びる。
サンチャゴはタフで強いいいファイターだが、レベルが違う。
女性レフリーがのんびりしているが、止めた方がいいかもしれない。
サンチャゴに勝ち目はない。

一方的で打開できない展開に、サンチャゴ陣営が棄権。
実力者相手にアントワンが圧勝。

しかし初めて骨のある相手に対し、スピードとスキル勝ちで
アントワンは兄貴と同じスタイルだ。

決してハードパンチャーではない。

こういうSライト級もいるのだ。
いつか世界王者になるだろう。

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コメント一覧
  1. ドネアはWBSSの会見で「今でも普段の体重が56~58kgなのでバンタムに簡単に落とせます」とコメントしています。SB時代既にモチベの低下がありながらフェザーにフィットさせる事も無くただもっと稼ぐことでその穴を埋めようとしていたのではないかと私は思っています。富士山さんも仰ってる通り少しの減量か、ほぼ減量無しでフェザーは戦っていたのではないかと「今でも」と言うドネアの言葉から推察できます。フェザー当時腹もかなり弛んでましたし見た目も裏付けていますね。

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  2. 階級って大事ですよ。
    後からバンタムに落とせてるってことは、フェザーでは、バンタムの身体のまま減量少なめでやってたわけです。

    自分は今フェザーでは埋もれるって言った、井上尚弥が正しいんだと思います。

    ドネアは無謀な挑戦をして、それなりの試合をしてたわけですよ。

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  3. ウォータースに対して、ドネアは
    「俺にカウンターを合わせてきたやつは初めてだ」と褒めていましたもんね。
    デカイとやりにくいんでしょう。

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  4. カール・フランプトン戦は何だったのだろう?
    勝ったフランプトンはその後数戦を経て引退、もう終わったようなドネアは復活。
    西岡戦後、燃え尽きかけたというドネアだが、レジェンドのレジェンドたる所以でしたね。地力の差を感じました。

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    • 追伸させてもらおうと思ったのですが、プクー様が書かれていました(笑)
      本当に、フランプトン、マグダレノになんで負けたんや!?です。

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  5. 井上が顔面割られたのは慢心から来るポカミスでは無く、単にドネアの閃光フックの精度、斬れ味が凄まじかったから。

    然りとて、井上相手にドネアがウバーリの如く圧倒出来なかったのは井上の恐るべき強打、攻撃力がそれをさせなかったから。

    俄然、井上vドネアⅡも悪く無いと思えて来ました。

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    • 井上のミスは早々に見切ったつもりになってしまった事。1R終了後のコーナーでのドヤ顔を見れば一目瞭然。これはある意味舐めた結果。もう少し時間を掛ければ結果は違ったはず。それ以降片目でも左フックはまともに貰ってないのが証拠。

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    • あれが閃光だったら井上はKOされてましたよ
      逆に言えば、閃光じゃないから井上は食らってしまった
      昔のドネアは、あんな中途半端な位置で左なんて出さなかった
      あれが打てるということは、ベテランにしてまだまだ成長している、ドネアの懐の深さを感じた次第です

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  6. ウバーリ(3R・4R)も井上(2R・9R)も、下がらされて良いパンチをもらっている。
    井上はよく自分から下がるが、パッキャオみたいに下がらされそうになったらギアを上げて手数を増やして、逆に前に出る闘い方をしないと、スーパーバンタムに階級を上げても、フィジカル負けして、ロープ際に追い込まれてKOパンチを被弾するだろう。
    私が井上側の作戦を立てれるなら、相手が前に出てプレッシャーをかけてきたら、重心を落としてガードを固めてボディ連打+アッパーで相手の前進を止める。
    とにかく165㎝の井上は、今後、いかに下がらないで闘うかを突き詰めていって欲しい。

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    • その戦法でドネアと戦って惨敗したのがあの西岡なんですけどね。
      あからさますぎるくらいにフックを警戒してガード固めたせいで肝心のスピードが死んで、
      結局自分から下がったドネアに突っ込んでいった挙句右ストレートのカウンター貰って撃沈
      西岡陣営の戦術の稚拙さにファンが失笑したのはもう10年近く前の懐かしい話になりますが、

      まあその程度の稚拙な戦術しか考えつかないってのが日本のボクシング関係者の限界なんでしょうな

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    • そんな単純なものではない。
      カネロやGGGとやって下がりたいわけじゃない。

      ちっこいのにこれが出来るのがカネロ様だけですが。
      しかもパンチは常に後出し。

      ドネアはフェザーでは冴えなかったんで、今日の強押しファイトが出来ない、相手が重くて遠くてやりにくいって感じたんでしょうかね。

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  7. ドネアの執念。
    本気で井上尚弥にリベンジしようとしてますね。
    ウバーリではドネアの牙城は崩せなかったですね。
    試合運びもキメ方もベテランならではの余裕でした。
    井上と10回やったら2回勝つ可能性があるとすれば次がその2回に当たらなければ良いと思いました。
    井上はそんな不運に見舞わられずSバンタムまで上り詰めて欲しいです。
    ドネアはリング上で井上にリベンジしたい・・って言ってましたし、解説のアナウンサーが何度もINOUEの名前を連呼してました。
    井上は「メジャーのOTANIさん」と遜色ないぐらいレベルが高い活躍をしていると思うのですが
    その活躍に見合った評価と報酬が井上のモチベーションに繋がることを願います。

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  8. ウバーリはドネアに最初から見切られていたねスピードは負けていたけどパンチノ威力は別物でした。こう云う相手には相性が良いのでしょう

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  9. 想像の5倍強い笑
    井上の試合から進化してますねドネア
    正直井上とのリマッチはどうでもよかったんですけど興味湧いてきましたね

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  10. 井上戦のコンディションにどれだけ近づけるかと思ったら、むしろ更に強くなってないか?
    心なしかスピード上がってるとすら感じた
    前の試合では相手が速過ぎて、遅いイメージを持ってしまっていただけかもしれないが

    もうこれ以上ドネアは・・・という気持ちから井上再戦は望んでなかったが、この内容ならもう一回見たいと思う
    今ならリゴンドーにも勝てそう

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  11. 職人ですね。
    「左合わせる職人」。。
    この戦い方なら上の階級でも倒せそうに見えてしまいますが、難しいものですかね。

    もう井上戦はいいかなと思いましたが、俄然見たくなりました(笑)
    左を当てさせない戦い方があるのか、簡単ではなさそうですね。

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  12. これがいわゆる横綱ファイトですね。
    淡々と追いつめてフィニッシュブロー当てまくり。

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  13. すぃません。
    もう終わった選手だと思ってました…。
    爆勝に素直に敬服です。

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    • 終わった選手には間違いないでしょう

      ただ、終わってもこれくらいは出来るから伝説と呼ばれているのです

      それにしても、このドネア相手に
      腰痛出るまでは優勢だったバーネット
      6Rまでは持ったヤング
      なんやかんやでダウン奪って勝った井上

      グダグダっぷりでホントに最強トーナメントだったのかよってのが疑問符だったWBSSですが、マジで最高峰の面子を集めてたんだなって実感しました

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  14. ウバーリはモレノやパヤノと同格と思われるウォーレンにしっかり勝ってるし、少なくとも王者クラスの選手だと思っていたが、その相手にこの勝ち方ができるドネアは衝撃だった

    今なら、リゴンドーにも相手の衰えも加味してリベンジできそう

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  15. ドネアの凄い勝ち方に興奮しました。3回の破壊力満載の左フックで試合は決してましたね。
    やっぱりレジェンドは強いからレジェンドなんだと改めて感服しきりです。
    憎いまでの勝負勘の持ち主なんですね。

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  16. いやぁマジで強かったですね。
    38歳になってもレスポンス、パワー、ハンドスピードは健在。
    それでいてスマートさが増してる分、今の方がボクサーとしてはホントに全盛期なんじゃ…

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    • マジで今が全盛期かもしれません
      若いころのドネアは、スピードとアジリティに任せたセンス頼みのボクサーだったけど
      40手前にして、こんなロジカルに戦える選手になるとは

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  17. ドネアは本当に華のある選手ですね。
    ウバーリの強い弱い置いておいて
    KOの鮮やかさは...
    その前の試合も違った意味で痺れましたが。
    マティアスのボクシングスイルも唯一無二感あって好きですね。
    早晩壊れないか心配ですが。
    スカッとした日曜になりました。
    ドネアおめでとう!

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  18. 以前も書きましたがウバーリが過大評価で、ドネアにKO負けすると。拓真のカウンターを何発か被弾したウバーリがドネアのカウンターをさばけるはずがありません。やはりドネアは自分より身長の低い相手はめっぽう強いですね。ダルチニアンとの試合を思い出しました

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  19. ドネア、強すぎやろw
    もっと拮抗したフィイトを予想してたのに、冷静にレフトフックを繰り出して、的確に当てる。
    今のドネアが全盛期かもしれん・・・・

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