
再戦が決まったようです。
個人的には日本人対決は日本王座戦にしてくれ、世界戦なら海外の強いやつとやってくれという気持ちですが、決まったなら仕方がありません。
世間では、この短いスパンで再戦しても結果は同じ、初戦は拓真の完勝だったから逆転するようなことはないと言われていますが、私はそうともおもいません。なんでも那須川天心の無敗神話が途切れ、神通力もなくなり、ボクシング自体に人気の陰りがあるから、帝拳は挽回を焦っているというのもあるとかないとか、増田の世界王者戴冠でも知らない人の方が多いだろう。
井上拓真は那須川戦で序盤の2ラウンドはアウトボクシングで明らかに劣勢だったが、距離を調整することで挽回し逆転してみせた。元々かなりのテクニシャンでディフェンス能力に長け、危機管理能力にも優れ、スピードも天心に見劣りしない能力があるので、大崩れはしない。
井岡戦で予想以上の圧勝をし、心身共に充実して殻を破ったといえるほど、30歳の今が全盛期かもしれない。
対する天心も、レジェンドのファン・フランシスコ・エストラーダを圧倒し、そのスタイルもかつてと違うアグレッシブなもので短期間での進化、成長をみせつけた。古くからのボクシングマニアにとって、エストラーダに圧勝というのはとんでもない話だ。
しかしだ
共に対戦相手が「過去のレジェンド」であり、30代後半でピークアウトした選手であり、両者の勝利のポイントは若さ、スピード差が顕著で、今が旬の危険な相手だったとはいえない。終わってみればではあるが、井岡もエストラーダも、適正階級でもなくスピードもキレも見る影もなかった。
そんな相手に対する勝利だけで再戦だ。
井上拓真の才能、練習での強さは兄も認めるほどで、やっと試合で発揮できるようになった、変わったともいわれているが、それでもいつも判定試合なのが、私は好みではない。井岡戦はダウンも奪う大差だったが、それでも判定、いつもは接戦の判定が多い、判定製造機だ。
対する那須川天心も、エストラーダ戦だけで強くなった、変わったとは言い切れない。井上拓真の戦術の切り替えに対応できない未熟さに疑いは抱いたままだ。
それでも、急激に進化するとしたら私は那須川天心の方だとおもう。格闘技の才能はホンモノで、あの敗北を経て再戦に自信があるのであれば、それを信じたい。
ボクシングが上手い、経験もあるのは拓真の方だが、それを才能とスケールで上回ってしまうのが天心の方だと考える。
拓真
「今回も完封を目指す、何もさせない」
天心
「普通の勝ち方じゃなく、しっかりKOしないと」
私はいつでもKOのカタルシスがみたくてボクシングを観ている。判定ばかりのボクサー、判定を目指すボクサーはどんなに強くても好きにはなれない。
拓真VS天心①では拓真を応援し結果も出たが、あの試合を観ても、才能は天心の方がある、戦い方次第で勝てるなと感じたので、今回は天心を応援しようとおもう。
私は彼の格闘技の才能には関心している。
しかしボクシングには適応が必要なのだ。
失うものがない者の方が強い。
しかし天心さん、勝利するには同門の
増田陸やスパーリングパートナーのクリスチャン・メディナ
にも負けないという練習での手ごたえが絶対必要です。





