ドネアを中心に注目選手はこぞってSバンタムへ、モレノもマレスに不運な敗戦したりですっかり日陰のバンタム級、日本の山中が秀でているような気がするがさて
この辺に強豪が多いメキシコから新たな王者が君臨しています。
暫定WBC/Youth/バンタム級王者
第14代IBF世界バンタム級王者
レオ・サンタ・クルス(メキシコ)
Leo Santa Cruz
24戦23勝(13KO)1分
背も高く(170センチ)真っ向勝負のクラシカルなボクシング、小型アントニオ・マルガリートと言われている。
兄は元WBC世界ライト級暫定王者ホセ・アルマンド・サンタクルス。
プロ向きなファイトスタイルだがアマでの実績もすごい。
155戦148勝7敗の実績を残し、15歳の時に世界アマチュアチャンピオンに輝いた実績を持つんだそうだ。
雑誌ではエイドリアン・ブローナーやロバート・マロキンに勝ったけどゲイリー・ラッセルJrに敗れて五輪出場逃したらしい。
顔がアブナー・マレスほど愛くるしくないけれど今は同じオスカー・デ・ラ・ホーヤのゴールデンボーイプロモーションズ所属だ。
だから彼らの激突はないだろう。マレスより大柄なのに階級が逆じゃねぇ?
山中は次戦、マルコム・ツニャカオという日本人には思い入れのあるどっちも負けて欲しくない強い相手と戦わなくちゃならないが、それをクリアしたら標的はサンタ・クルスとなろう。彼を倒せばバンタムで一番といえる。
レオ・サンタ・クルスのボクシングに新鮮味はまったくないが、基本技術がしっかりしていて旺盛な手数とパワーとタフネスがバランスよく配合されている。12ラウンドやると相当しんどいだろう。打ち合いで打ち勝つ馬力、体力が相当ありそうだ。
もし山中とやったら手数もプレッシャーもサンタ・クルスの方が上だろう。アマ経験で劣る山中がむしろ距離をとって捌く、頭脳的なアウトボクシングを強いられるだろう。
サンタ・クルスよりツニャカオの方がハイセンス、上手いし速いし手ごわいとおもうがもし両者が戦えば年齢や根性や馬力でサンタ・クルスがツニャカオをねじふせるような気がする。山中はどうだろうか?やりにくいスタイルではないがダルチニアンとは違うタイプの大きなプレッシャーとなるだろう。
KO必至の試合となりそうだ。
もうひとりの王者がこの人
第5代WBC/Youth/バンタム級王者
第2代WBO/Asia-Pacific-Youth/バンタム級王者
暫定WBO/Oriental/バンタム級王者
第18代WBO世界バンタム級王者
プンルアン・ソー・シンユー(タイ)
Pungluang Sor Singyu
44戦43勝(28KO)1敗
素晴らしい戦績だがタイ人によくある国内でキャリアの微妙な相手で積み上げた戦績。王座をとったAJバナル戦はむしろアップセットだったくらいだ。
AJバナルは天才型だがファイターには弱い。ガラスのハートの持ち主だ。
ほとんど映像ないがグイグイ出て頑張るファイター型。体はすごく小さい。なんとなくテーパリットやデンカオセーンのような慢心型ではなくポンサク・ウィラポンタイプのまじめ型に見える。今のところ山中の脅威ではない気がする。
団体の垣根を越えて王座を統一する、今の時代、それではじめて世界チャンピオンではないでしょうか?
そう考えると日本に世界王者は一人もいなくなりますね。
すごく精度が悪いけど、探せばいます。
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