
日曜日をピークに通常通りの過疎状態に落ち着いた当サイトですが、今週も井上尚弥の話題が続くようです。世界ではパッキャオVSサーマンを中心に、ジョシュアやカラム・スミス、アンドラーデVSスレッキなどの話題がメインなのでそろそろ当サイトも他に目を向けよう。しかし身が入らん。
ハードコアなボクシングファンは未だに先週スコットランドのグラスゴーで行われたWBSSバンタム級トーナメントの準決勝で”モンスター”井上尚弥が2ラウンドでエマニュエル・ロドリゲスを撃破した試合に熱狂している。
この勝利で井上はWBAとIBFを統一しただけでなくリングマガジンのバンタム級タイトルも獲得した。
井上は決勝でノニト・ドネアと対戦する。問題は明らかに拡大している井上のプロフィールだ。WBSSが終わったら彼はどこに向かうのか?
井上はボブ・アラムのトップランクプロモーションと大橋ジムで共同契約を結ぶようだ。WBSSに続く彼の最初の試合はライアン・バーネットが有力視されている。しかし井上にはもっと多くの野望がある。
井上自身によると、スーパーバンタム級、フェザー級への転向を予定しているという。究極の目標は5階級制覇だ。さらに”モンスター”はルイス・ネリーとの対戦についての質問にも答えた。彼は多くのファンにバンタム級で最も危険なファイターとみなされているネリーとの対戦に興味を示した。
井上VSネリー(ネリーは現在日本での試合をサスペンドされている)を妨げる問題が今はあるが、井上自身がネリーとの対戦に興味を示している事実は世界のボクシングファンにとって十分に興味をそそるものだ。5階級王者になることは野心的な目標であり井上は偉大な目標を追求し、このスポーツの究極の高みに到達せんとしている。
井上のこれまでのキャリア、特に先週の試合を考慮すれば、事は順調に進んでいる。日本からやってきた小さなダイナモは特別なファイターだ。彼の高い野望を見届ける事はファンにとっては贅沢なご馳走だ。
https://www.youtube.com/watch?v=m1cJ1VX4wJs
井上尚弥の熱狂、続報はそろそろ小休止して世界の話題や今後の日本人、比嘉よどうなっている・・・
などに切り替えていきたいですが、多少補足を・・・
火のないところに煙は立たず・・・トップランクとの契約は現実的なようです。将来的にネットワークはボブ・アラムよりエディ・ハーンやデラホーヤの時代になるとおもうし、真近で目撃した井上尚弥を欲しくないはずがないエディ・ハーンですが、現実的には日本で実績のあるトップランク。まだしばらくはこれでいいのかもしれません。ロマチェンコもいるしね。
先駆けてライアン・バーネットやモロニー兄弟、オスカー・バルデス、カール・フランプトンもトップランクと契約しているので、ロマチェンコやクロフォード方式で黄金カードを出し惜しみ先に延ばしながら果実をとっていくのだろう。
ライアン・バーネットには同じくWBSSを負傷離脱したゾラニ・テテと戦わせる話もあるが、テテもトップランクと契約させるのか、このリスキーな対戦をバーネットが受けるかは疑問だが、井上尚弥となれば動くお金や注目が違うので彼らも逃げないだろう。
この流れだとPBCのルイス・ネリーとの対戦は難しいことになるが、日本の宿敵の成敗、世界の期待を汲めばありえない話ではない。ファンの声を黙らせることにもなる(ネリーから逃げたと言われるのは癪だ)。
最近の井上のパフォーマンスをみればみるほど黒ネリーに拍車がかかるのが予想でき、この男は勝利のためには何でもやるだろう。あるいはもうサイボーグ化が完了しているかもしれない。やはりクリーンな試合は期待できそうにない。
10年先はフェザー級でやっているでしょうという井上のインタビューだったが、あのファイトスタイルは若さ故の躍動感に満ちたものなので、この先のコンディション作りや計画などによる。ファンとしては1試合毎、1年毎に楽しみ、あまり遠い未来を考えたくはない。
余談だが、ロドリゲス2度目のダウン後の首振りはやぱりもう駄目だというサインだったようです。セコンドは非情にも立てよ、続行せよとのリアクションだったようです。
ロドリゲスを倒した左フックは本人いわく左フックではなくストレートに近いものだったそう。ノニト・ドネアがフェルナンド・モンティエルを倒した左フックを何度も練習したそうだ。ドネアから学んだパンチだともいう。だからドネアがニンマリ笑っていたのだとしたら恐ろしすぎるがそれは考えすぎだろう。
リングマガジンの王者となった井上だが、ジェイソン・モロニーも6位に上がったとかで喜んでいました。モロニーにとってもショッキングな試合だっただろうな・・・とは私の想像です。貴殿に本当の世界はまだ遠い・・・
Happy to have moved up to #6 in the latest @ringmagazine ratings and very determined to keep climbing!
Won’t be satisfied until we reach the top 🏆#TeamMoloney #RingTV pic.twitter.com/ATGsmvFTSg— Jason Moloney (@JasonMoloney1) May 22, 2019
以下はFOX、PBCのボクシング関係者のマイク・コッピンガーという人だが、P4Pで井上を1位に推している。まだ未知数は色々あるが、試合のインパクト、短い時間にみせる攻防スキルの高さを分析しても、こういう評価になる事だってあるというのは十分にわかる。ただ派手にぶっ倒しているのではなく、スピードはピカ一、ディフェンス能力も高い上、KOパンチは超難解なものばかりだもん。ロマチェンコのような敗北や苦戦も何もないし・・・
モンスターもいいけど先日出てた「ドラゴンスレイヤー」の方がいいな。
井上拓真はどこに向かうのか?の方が気になったりして・・・弟もトップランク?
My new pound-for-pound list following the weekend:
1. Naoya Inoue (Yeah, that’s right)
2. Canelo Alvarez
3. Vasiliy Lomachenko
4. Terence Crawford
5. Errol Spence Jr.
6. Aleksandr Usyk
7. GGG
8. Mikey Garcia
9. Juan Francisco Estrada
10. Anthony Joshua— Mike Coppinger (@MikeCoppinger) May 22, 2019