クズの見えざる手/ノルディン・ウバーリVSアーサー・ビラヌエバ他 バンタム級

話題がない。大橋ジム興行で井上浩樹の試合は活発だが井上拓真の試合は全然なかったり、丸田に負けた溜田がテイル渥美をTKOして再起したり(ハードパンチャーあるある)中澤奨がまた負けてしまったり、(元全日本アマ王者だったとおもうがもうやばくないか)八重樫が井岡に対戦アピールしたり、(今や状況が違う。時間がないが下から這い上がるしかない)敗北もなにくそで頑張る大橋ジムですが、話題がないので直近のバンタム級を。

7月6日(日本時間7日早朝とおもわれる)カザフスタンで開催される記念すべき世界戦に井上拓真がやるべき王者が出ます。地味だけど大きな会場でESPN+で中継もされる、かの国では画期的な試みのようです。

ノルディン・ウバーリVSアーサー・ビラヌエバ

WBC王座は正規王者のウバーリや暫定王者の井上拓真よりも、今やすっかりルイス・ネリーのもの、指定席と化しているかのような情勢ですが、7月20日のファン・カルロス・パヤノ戦でネリーが勝利したとして、その立場は絶対なのだろうか?ちなみに形だけダイヤモンド王者はノニト・ドネアになっている。

接戦でしか負けないディフェンスの達人、ラウシー・ウォーレンを破ったノルディン・ウバーリ、五輪2度出場、モロッコ発のトップアマチュア、彼も相当熟練、隙がなくいいサウスポーなんだがな・・・(15勝11KO)

https://www.youtube.com/watch?v=qVIVXebm5ms

対するアーサー・ビラヌエバは32勝18KO3敗1分という立派な戦績を誇るが、敗北がマックジョー・アローヨ(スーパーフライ級時)、ゾラニ・テテ(判定だがダウン奪われの大差)ルイス・ネリー(TKO負けだがダウンを奪った)という明らかに世界に届かない姿を露呈しているランカーなので多くの指標となる。しかし前戦に地元の11勝5敗の選手と引き分けているのでこれはウバーリのボーナス試合だ。

攻撃的だしテクニカルだし一定のパワーも感じるウバーリだが、サイズ感がなくKOパンチャーと言うほどではない。しかしウォーレンにポイントで競り勝った攻防兼備と積極性は流石のトップアマを感じさせた。ウバーリのKOか恐らく判定勝利が濃厚だ。

ビラヌエバと戦った時のネリーはオラオラ系で常に攻めていたが、ザルなガードをつかれてダウンした。この頃のネリーには隙も多くまだサイボーグ的な怪物性、パワーは感じなかった。アグレッシブに屈しなければビラヌエバにもチャンスアリにみえたものだが・・・

ここは、ウバーリ、かなりいい王者だぞというのをアピールして欲しい。
ビラヌエバはいいかげん実力的には最後のチャンスかもしれない。
井上尚弥、ルイス・ネリーの2強で決まりではつまらない。

そして井上拓真はどうしたのだろう、マッチメイクが難しいから保留にされているのか。
先日、頑張って勝ったマーク・ジョン・ヤップもアメリカのホープにあっさり負けた。
井上兄弟はとにもかくにもその才能を時間で棒に振ることが多く、兄のWBSSは仕方ないが弟までとは・・・
キャリアを積んで試合でそのポテンシャルを発揮する。まだ3KOしかないのだ。
WBSSの決勝の前座に出したいとか言っていたが、それだと今年は1試合のみか・・・

話変わってWBAバンタム級、正規王座決定戦が

ジェイソン・モロニーVSリボリオ・ソリス

で決定との事。

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経緯としてはWBSS準決勝で井上尚弥がIBF王者のエマニュエル・ロドリゲスを破り、WBAスーパー王者に昇格したので空位となったレギュラー王座をこの2人で決めるとの事だが、誰がいつそう決めたのか、WBAスーパー王者はノニト・ドネアの事ではなかったか、その辺が全くわからないままである。昨日、海外のYoutuberによるレイマート・ガバリョ特集が出ていたが

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コメントみても素晴らしい評価だが、彼はひっそりと暫定王者からも消えた。
168センチと大柄なので転級だろうか

何かみえざる手で都合よくランクが操作されている気がする。
ランクだけでなく王座まで・・・

何がなんでもオーストラリアのアイドル、金になるモロニー兄弟は王者にするんだい。
WBAとWBCは汚れまくっている。

IBFとWBOがましなのかな。

このカザフスタン興行にはその他

ザンコシュ・ツラロフ(23勝16KO)VSマウロ・マキシミリアノ・ゴドイ(31勝16KO4敗1分)
ヴィクトル・コトチゴフ(9勝4KO)VSジャイロ・ロペス(24勝16KO10敗)
デビッド・オリバー・ジョイス(10勝8KO)VSブレイロール・テラン(27勝20KO17敗1分)

などが組まれている。
カザフスタンの選手プラスアルファといった興行だ。

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