スーパースターの進路/井上尚弥VS

井上がスーパースターになるために必要な相手はウバーリでもカシメロでもない。

https://www.youtube.com/watch?v=O_wpcerZSC0

”モンスター”井上尚弥の共同プロモーター、ボブ・アラムによると彼の次の試合は4月25日、相手はWBC王者のノルディン・ウバーリかWBO王者のジョンリエル・カシメロを予定しているという。

現在26歳の井上は、バンタム級を統一し議論の余地なき絶対王者になろうとしている。そのためには他団体王者との統一戦が不可欠であり、井上は恐らく両者に勝つだろう。ノルディン・ウバーリには1位のノニト・ドネアとの試合が指令されており、2位にはシーサケット・ソールンビサイがその首を狙っている。

ウバーリは彼ら上位ランカーに負けそうにみえる。ドネアやソールンビサイが差し迫ってきている。ノニト・ドネアはWBSSの決勝で井上尚弥と好勝負を演じたので、ウバーリに挑戦するチャンスを得るにふさわしいといえる。

井上はトップランクがアメリカでスーパースターにしようとしているファイターだが、それを実現するためにすべきことはたくさんある。バンタム級の統一だけでは物足りない。価値はあるが無意味ともいえる。

カジュアルなボクシングファンは、ウバーリやカシメロのことなど知らない。井上がそんな彼らに勝っても知名度はほとんど上がらない。ドネアとの再戦やスーパーバンタム級に上げてエマニュエル・ナバレッテと戦う方がいい。

井上VSナバレッテが観たいというファンはたくさんいる。
それこそがボブ・アラムが取り組みたい試合だ。

井上はドネアとの再戦も望んでいる。11月の戦いでは頬骨、鼻を骨折し苦戦した。

ボブ・アラムにとって賢明なのは、4月に井上とウバーリを戦わせ、その後、カシメロ戦をすることだ。簡単な道のりではないが恐らくドネア戦ほど苦しむことはないだろう。

ウバーリの必須の挑戦者、ノニト・ドネアがタイトルを奪えば、井上はWBCの緑のベルトを追いかける必要がある。37歳のドネアも井上との再戦を望んでいる。それが素晴らしい給料日だ(ファイトマネーがいい)からだ。

さらにドネアは井上との初戦で犯した間違いを正すことができると信じている。それが本当ならば、井上にとってドネアは依然として脅威の存在だ。

井上がスーパースターになるために必要な相手はウバーリでもカシメロでもない。
以下のような名前だ。

ノニト・ドネア–再戦
エマニュエル・ナバレッテ
レイ・バルガス
ダニエル・ローマン
TJドヘニー
ブランドン・フィゲロア
アイザック・ドッグボーイ
シーサケット・ソー・ルンビサイ
ルイス・ネリー
シャクール・スティーブンソン
ゲイリー・ラッセル・ジュニア
レオ・サンタ・クルス

例によってboxingnews24.comの記者さんですが、薄っぺらなボクシングファンの模範解答のような内容だ。この記事で関心したのは、シーサケットがWBCの2位なんだ、彼はバンタム級に転級したんだという事実くらいだ。

しかし、世論は案外こんなものなのかもしれない。

ウバーリもカシメロも誰も知らない、知りたくない。
私はもう、井上尚弥は日本を超えて世界に旅立った選手なので、どういう進路をとっても構わない。

ロマチェンコのように偉大さを求めてくれればそれでいい。

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コメント一覧
  1. 井上尚弥 vs ノニート ドネア戦を見て率直に思った感想を綴っておく。

    井上選手は、前半はジャブのキレがあるが、後半ジャブの精度が低下する傾向がある。たとえば、9Rでドネアからもらったジャブに合わせてのカウンターがそれである。

    なので、井上選手は、前半は得意のジャブを使ってのアウトボクシングで凌ぎ、後半はジャブの威力が低下するので、インファイトのボクシングに切り替えてやれば、12Rフルを効率よく戦えると感じた。

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    • そんなの当たり前だろ、後半ジャブの威力や精度が増すボクサーなんかいない。井上は判定ではなく倒すスタイルを徹底して欲しい。長引くと傷だらけになる。

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  2. 千葉県のディズニーランドみたく一文字も自分の名前じゃないんでしょう。

    ノックアウト・CPフレッシュマートも、ノックアウトスーパーマーケットでしょ。

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  3. シーサケットとナワポーンってお互いデビュー戦で試合して引き分けてるんですね

    お互い「ルンヴィサイ」ってリングネームつけてるのは何でなんだろう

    シーサケットはシーサケット県生まれだからでしょうけどルンヴィサイの意味も気になりますね。本題と全然関係ないけど…

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    • 直近の試合じゃその当時の力量を未だに持ってるかわかんないんだよなリゴンドー

      引退直前の長谷川に負けるようなウーゴ・ルイスに1R KO負けしたセハ相手に熱戦を繰り広げてるようだとまあ弱くは絶対にないが、全盛期ほど強いのかどうかはさっぱりわからん

      井上やナバレッテ相手にあの戦い方をしたら流石にまずいと思う

      ドネアはデカいから大丈夫だったけど、リゴンドーは小さいからパンチが効かなくても吹っ飛んじゃって印象が悪い天笠との試合だって効いてもいないのに2度もダウンすることになったし

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  4. それでもプロとして食ってる記者だろうから、海外のコアなボクマニの認識でもこの程度なんだろうね。

    トップランクからしたら井上もナバレッテも手駒だから、稼げればどっちが勝ってもいいんじゃない?

    むしろ、メキシカンの方が稼ぎやすいかも。ナバレッテが本物なら。

     

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  5. シーサケットとナワポーンの違いも分かってないしこの海外のサイトの記者、三流すぎるな。

    一般人でもちょっと調べれば分かる程度の情報すら間違えてるし軽量級の選手なんかろくに分かってないんだろう。

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  6. アイさんが述べてる通り、ナワポンとシーサケ勘違いなんですよね。

    まあ、ナワポンが2位に顔だした時、ちょっと笑っちゃいましたが。

    プクーさんもあんまりランクみないですね笑。多忙なら仕方ないですよ。

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  7. リゴンドーェ...

    せっかく井上との対戦を希望してバンタムに降りてきたのに記事で無視とはこれいかに

    リゴンドーはスタイル含めそういう星の元に生まれてきたのかもしれないが、不幸なタイトル戦取り消しや他の選手から敬遠されているのを見ていると、バンタムでまた評価を上げているドネアとのリマッチや戴冠でもしてバンタムを荒らしてほしいと思ってしまうw

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  8. WBCのサイト見たらバンタム2位はシーサケット・ソールンビサイじゃないですね

    ナワポン・ソールンビサイという名前が似てるだけの別人です

    シーサケットは依然としてスーパーフライ級の1位です

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    • すごい記録だけどファン・エルナンデスに負けたあの人か。フライ級だったやんけ。

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  9. ナバレッテもカジュアルなファンは知らないでしょ

    まだドグボエ以外にたいした相手と戦ってないのに

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  10. 理由は分かりませんが、バンタムとSバンタムで明らかに「ステージ」が違うんですよね

    人気を得るために階級を上げるのは、早道だとは思いますが

    個人的に重要なのは、井上がボクサーとして誰もが憧れるようなキャリアを築くこと

    サンタクルスのような商業的に作られたスターにされてはたまらない

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  11. 時を経て、ドネア、シーサケット、エストラーダ、ロマゴン、ニエテス、アンカハスらがみんなバンタム級でガチンコするかもしれないってのは感慨深いですね。ロマゴンにはSフライ、シーサケットは危険すぎたと言われますが、エストラーダやニエテスもクリアしていきましたしね。サンタクルスには勝てるとおもいますが、もうSフェザーですしね。めちゃくちゃな様相です。

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  12. シーサケットてSフライでも小さいパワーの無いのとしかしてなくてバンタムであのスタイルがそのまま通用するのかは謎

    シーサケット自体がSフライじゃ突き抜けてパワーあったから相手がパワーレスに見えるってのもあるだろうけど

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    • 現地でスパーをした田中曰く「小さい」。

      普通に強いといった印象だったそうで、私もバンタム級はトップ戦線は

      難しいんじゃないかなと思っています。

      フライ級転向したての田中で「6:4で不利かな」だそうです。

      ロマゴンをKOしたのは偉大ですが元々ミニマム級の150cm台の選手ですからね。スーパーフライで井上と見たかったです。

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  13. >井上はドネアとの再戦も望んでいる

    聞いたことありません(笑) 直後の会見ではもういいでしょうと言っていた様な

    >ドネアは井上との初戦で犯した間違いを正すことが出来ると信じている

    それは井上もでしょう(笑) 一方的な記事には深みがない。まぁこのボクシングニュースとやらに言っても仕方ないですが(笑)

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