ちょっと不気味なアメリカデビュー/井上尚弥VSジョン・リエル・カシメロ

すみません、煽っておいて、村田VSカネロは消滅、秋に可能性がというニュースもみかけました。シンコデマヨにこだわるカネロと東京ドームや埼玉スーパーアリーナのスケジュールでしょうか。

この試合には各所から賛否がありそうだからすんなりとは決まらないだろう。

ならば確定したこっちを。

先週金曜日、IBF/WBAバンタム級王者井上尚弥(19勝16KO)の次戦の公式発表が行われた。4月25日、ラスベガスのマンダレーベイでWBO王者ジョン・リエル・カシメロ(29勝20KO4敗)が相手となる。

井上
「とてもワクワクしています。3つ目のベルトをかけた試合なので意義があります。ラスベガスで最初の試合を無事にクリアして次に進みたい。ボクシングのメッカでメインイベントで試合が出来ることを誇りに思います。」

カシメロは昨年、評価の高い王者、ゾラニ・テテをノックアウトしてトップシーンに復活した。

井上
「カシメロはフィリピン人らしい獰猛さと野性味のあるファイター、危険なパンチャーです。カシメロのパンチ力に注意しながら戦いたいとおもいます。」

井上はスーパーフライ級で統一王者になりたかったが、他の王者が誰も手を挙げなかった。

井上
「元々、スーパーフライ級の統一戦がしたかったのですが、マッチメイクが難しかったのです。」

それから井上はバンタム級に階級を上げ、WBSSに参戦しノニト・ドネアとのエキサイティングな決勝を制して優勝した。

カシメロはビザの関係でこの日の記者会見に出席できなかった。

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色々書いたので今は特になにもないが、カシメロは得体が知れないところが魅力だ。

ゾラニ・テテに超楽勝、過去とは見た目もフィジカルも変わった(強化された)気がする。昔は線の細い野生的な少年風だったが、今は細さは全く感じない。トレーナーが(過去はドーピングの専門家、今はフィジカルトレのプロ)と言われている男なのだ。

そんな印象ですが、スタイルが試合を作るのであって、ハマった時は楽勝だが、そうでない時はアムナット戦やスルタン戦のように苦戦するし、パワーで強引にねじ伏せ、なんとかするような試合も目立つ。

井上尚弥とはレベルが違うだろう・・・と信じている。

ただし研究と対策、AプランBプランは必要だろう。カシメロはイメージ通りにいかず、やりにくそうだ。

井上尚弥の強さは王道のホンモノだ。キャリアが若干少なく、様々なタイプとやって、常に圧倒できるのか、苦手やポカがあるのか、そのくらいしか危機感は感じない。辰吉はラバナレスやサラゴサに狂わされた。だからこそ、規格外な要素を持つカシメロやナバレッテのような奴が不気味なだけで、基本的には全面的に信頼している。

そういえば、ルイス・ネリーがWBAスーパーバンタム級でいきなり2位にランクされ、何もサスペンドがないニュースに加え、バンタム級でチャンスから見放されたエマニュエル・ロドリゲスもスーパーバンタム級に上げたというニュースをみかけたけど・・どうなんだろう?

アフマダリエフ、ナバレッテ・・・

スーパーバンタムは楽じゃないぞ。

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コメント一覧
  1. 先日のワイルダーVSフューリー戦を観て、改めてボクシングの格言
    「左を制す者は世界を制す」
    を実感しました。
    この一戦も結局は基本である「左ジャブ」を活かせるか否か?
    カシメロのステップインを「左ジャブ」で阻止できれば井上の勝ち。
    井上の右ストレートを「左ジャブ」で封じ込めればカシメロの勝ち。
    まぁ試合は実際にやってみなければわかりませんけどね…
    (現段階の個人的な予想としてはカシメロの中盤~終盤KO勝ちの可能性が高いかなと)

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  2. カシメロは、近距離から中間距離が得意。特に接近戦は要注意だ。
    近距離では、井上尚弥選手は、ガードを固めてステップバックしてエスケープすることだ。カシメロの懐に潜り込んでの打ち合いは避けた方が賢明と言える。一方、井上尚弥選手は、長距離から中間距離が得意。両者の実力がぶつかり合うのは中間距離。やはり、この試合も距離が大切となる。

    カシロメは、長距離での攻防の欠点を補うために、遠方から踏み込んで来る。
    ステップバックしてカウンターを合わせるのも一つの方法。そして、フィリピンの選手は、ボディーが弱い。要所、要所で適確なボディーを打ち込めば、勝機を見いだせる。

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  3. 大手メディアは触れないけれど、ドーピング疑惑はつきまといますね。メモと組んだマルケスも元フェザー級とはおもえないほどガチムチでしたし。

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  4. テテのやられっぷりを見ても尚、即座に対戦に乗り気だったあたり、たとえ薬物混みでもカシメロには敗けない自信が井上に有る、と思いたい…

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  5. アンヘル・ギジェルモ・エレディア・エルナンデスって調べたらドーピングの売人じゃないですか…
    わざわざこんな黒い人物と契約って、井上との試合ドーピングする気満々でしょう
    ていうかこの人、wikiの上段に「アスリートやコーチへのドーピング薬の提供」って思いきり書かれてるんですがw

    誰か大橋会長に教えてあげてください

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    • そんなの知られた話で、今は合法のフィジカルトレーナーとして認められています。ただ昔覚えた知識や情報を生かしているのは間違いないところかと。

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  6. ボクシングってドーピング検査ガバガバですからね。
    カシメロは間違いなくドーピングしてくるでしょう。
    不正してくる相手に正々堂々と戦って勝てたらカッコいいですが……
    今回ばかりは井上大苦戦、もしくはあっさりKО負けしてもおかしくないですよ。

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  7. 効いてダウンしたのも見たことないし、パワーアップが顕著だし、アンヘル・ギジェルモ・エレディア・エルナンデスと組むのはちょっと嫌ですね。

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  8. 「いいコンディションで入れたら、試合は余裕だ。メモ(アンヘル・ギジェルモ・エレディア・エルナンデス)のトレーニングのおかげでオレは3倍強くなれた。100%で練習できたら、試合に問題はない。オレが井上をKOすることは保証されているぜ」
    などと地元紙には語ってるみたいですね……

    マルケスのときも話題になりましたが、過去に真っ黒な経歴の持ち主が、少し前からカシメロのトレーナーに付きましたが……
    向こうは何でもやってくる。井上は正々堂々戦うのみ。気にしても、どうにもできませんが、嫌な感じですね。

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