階級別 スーパーバンタム

脱線妄想対決③/井上尚弥VSエマニュエル・ナバレッテ

投稿日:

76

あとに取っておこうとおもったけれど、こんな記事をみかけたので。
カシメロがいて、リゴンドーがいて、ウバーリがいる状況では、彼らの邂逅はないかもしれない。しかし世界が期待するビッグマッチがこれであれば、ボブ・アラムは強引に決めるかもしれない。ロマチェンコVSリゴンドーの時のように。

WBOスーパーバンタム級王者、エマニュエル(バケロ)ナバレッテ(31勝27KO1敗)についてひとつだけ確かなことがあるとすれば、彼は時間を無駄にはしない。王者になって以来9か月で5度の防衛をしてきた。

ファンはナバレッテのアクティブな姿勢に共感しているが、ナバレッテ自身は統一戦を志向している。しかし他の王者も同じ熱を持っているとは限らない。

ナバレッテ
「俺は常にタイトルを統一したいとおもっている。俺が試合を断ることは決してない。それでも統一戦が出来ないのは、複雑な事情があるようだ。俺は十分統一戦をオファーしてきた。それでも実現しないのは、彼ら(他団体)がそれを望んでいない、俺と関わりたくないんだろう。彼ら(他団体)から連絡をもらったことなど一度もないよ。」

しかしナバレッテの選択肢のうち、統一戦の他にもっとも興味をそそる1つの名前があった。WBA/IBFバンタム級王者、井上尚弥(19勝16KO)がスーパーバンタム級へ上がる計画があるという知らせは、「バケロ」にとっては優雅な音楽のようだった。

彼らはどちらもトップランク所属なので、試合の実現は難しくないようにおもわれた。しかし容易にはいかない。

ナバレッテ
「コロナウィルスによる興行中止が過ぎ、日本のファイターが俺に興味があれば(トップランク同士だから)スーパーバンタム級の誰よりも実現は簡単だろう。でもそれは俺の考えであって、日本からは何のコンタクトもない。(俺に全く興味がないようだ。)

井上はバンタム級でやりたい事を実現してから俺のいるスーパーバンタム級に上げたいと言っていた。トップランクと契約したから、井上と戦えるかもしれないとおもったが、次はジョン・リエル・カシメロと戦うようだしね。」

「バケロ」には時間がない。近い将来フェザー級に上げる野心があるからだ。

ナバレッテ
「フェザー級に上げる予定だから長くは待てない。俺がスーパーバンタム級にとどまる理由は井上とのビッグマッチかスーパーバンタム級の統一戦だけだ。」

このパンデミックが過ぎたら、ナバレッテは誰とどの階級で戦うことになるのだろう。他団体王者との統一戦となるのか、4ポンド上のフェザー級になるのか、フェザー級のナバレッテは今まで同様破壊的なのだろうか、誰もわからない。ただ彼の次戦を心待ちにするだけだ。

井上尚弥 19勝16KO

27歳
身長 165cm
リーチ 171cm

WBA/IBFバンタム級王者

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エマニュエル・ナバレッテ 31勝27KO1敗

25歳
身長 170cm
リーチ 183cm

WBOスーパーバンタム級王者

いつでも誰でも喜んで/エマニュエル・ナバレッテ

62もちろん、スーパーバンタム級の体重を維持するのは大変だよ。でも、統一戦やビッグマッチの可能性を信じてしばらくはこの階級に留まるよ。ネリーや井上尚弥が来るんだ。 この記事が気に入ったらいいね ! し ...

2018年末にアメリカンドリームを実現させたアイザック・ドッグボゥを破り、1年足らずで5度も防衛してきたメキシコの怪物。この男の底知れなさは度々書いてきた。数値以上に大きく、やりにくく、タフ、並の世界王者ではない存在感を示し続けている。

理由

スピード、テクニック、見た目の華麗さなど、全て井上が凌駕しているが、それが常に当てはまるわけではないのがボクシング。コットVSマルガリート、デラホーヤ、トリニダードVSホプキンス、ロマチェンコVSリゴンドーのように、相性や階級の壁は常にある。スーパーバンタム級でも大きく屈強で底なしの体力をみせるナバレッテにとって、井上のパワーは守備範囲、想定内だろう。

対して、井上にとってナバレッテのようなファイターは未知数だ。自分の強みが全てスポイルされてしまうかもしれない。

予想

正直、両者の試合をあと少し見てみないと何ともいえない。井上は華麗で圧倒的だが、ドネア戦で世界の見方が変わった。ナバレッテも圧倒的だが、ドッグボゥ以外は格下といえる相手ばかりだ。

試合時のナバレッテは井上にとりスーパーフェザー級の世界王者と戦うようなもの。体力、馬力、タフネス、懐深くやりにくいリズムなど全てが未知数な相手となるが、これに勝てればその他王者も脅威ではない。スーパーバンタム級でもナンバーワンだろう。耐久力は間違いなく大きく若いナバレッテの方が上だ。そもそも骨格からして同じ階級の2人ではない。

それでも井上の隙のない美しく速く爆発的なファイトが正直に「バケロ」を攻略するのではないか。井上にとってそうであるように、ナバレッテにとっても井上のスタイルが鬼門なのだ。「バケロ」がサルバドール・サンチェスやフリオ・セサール・チャベス並の才能であっても超越する正統派なスーパーファイターなのではないかな、井上は。

よって今のところ井上尚弥支持。

まとめ

コロナウィルスの収束も、ボブ・アラムの時代もまもなく終わる、と仮定すると直近で両者の邂逅はなさそうだ。井上尚弥にはバンタム級でやりたい事がある。エマニュエル・ナバレッテはビッグマッチが出来ない以上、スーパーバンタム級の域を超えている。

井上尚弥の脅威はカシメロでもリゴンドーでもなく、ナバレッテのような底知れぬフィジカルを持つ大きな男か、超速で経験豊富なゲイリー・ラッセルJrくらいにみえる。ラッセルも下の階級は眼中ないようだ。

彼らとの邂逅は夢物語、またはまだ時間がかかるとおもわれる。

しかし我らが井上尚弥も27歳、今ボクシングが不可能な状況がどれだけ続くのだろうとおもうとあと何試合できるのかさえわからない。

急ぐのか地道に進むのか。
本人の意思が尊重されるのか、周囲の思惑が優先されるのか

何ひとつわからない。

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原始的で単純明快なスポーツです。生涯一度の敗北、無敗で引退したボクサーもいます。負けても次頑張りますというスポーツとは違う残酷さ、無常さが好きです。

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