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一羽のツバメが来ても夏にはならない/ホルヘ・リナレスVSライアン・ガルシア

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ライアン・ガルシアはライト級の誰よりもSNSのフォロアーを持っているが、ホルヘ・リナレスはガルシアが持っていないものを持っている。

両者は、7月11日に対戦が予定されていた。前戦でそれぞれ同じ舞台で印象的なノックアウト勝利を演じ対戦が現実味を帯びた。

試合はコロナウィルスの影響で全て延期、白紙になったが、ゴールデン・ボーイ・プロモーションズは彼らの試合を皮切りに夏からボクシングを再開する可能性がある。

しかし、元3階級王者のリナレスはこのアイデアに乗り気ではないようだ。

リナレス
「ガルシアはいい選手だけど、今日ここに(人気の地位)にいても明日はいなくなる可能性がある。それがボクシングというものさ。俺と戦いたいというのなら、ベルトの一つでも獲ってからにしろ。本当に俺と戦いたいんだったら、まず世界王者になってからだ。」

ガルシアは昨年11月にフィリピンのプロスペクト、ロメロ・デュノを初回KOし、WBCのシルバーベルトを手に入れた。これは名前だけのタイトルで正規の王座とはいえない。WBCのレギュラー王者は現在、デビン・ヘイニーであり、今年はじめにメールで?王者に昇格し、次戦は選択防衛戦が認められている。スーパー王者にはワシル・ロマチェンコが君臨している。

リナレスはフェザー級から3階級でメジャータイトルを獲得しており、最後の王座はワシル・ロマチェンコに10回KO負けで失った。その後、格下とおもわれたパブロ・カノに衝撃的な初回KO負けを喫したがその後は2連勝と復調している。

現在34歳のリナレスは東京に住み、日本でトレーニングしているが、プロ18年目を迎えた今、黄昏期にいるのは間違いない。21歳の前途有望なアイドル、ライアン・ガルシアにとってリナレスは最良のゲートキーパーだ。

リナレスはリングのパフォーマンスのみで名声を築いてきたが、ガルシアはデビュー前から注目されていた。カリフォルニア州ビクタービル出身の青年(ガルシア)にはインスタグラムに610万人以上のフォロワーがいる。

リナレスはそのような人気など気にしていない。彼にも実力だけで長い時間をかけてきた結果、28万人のフォロワーがいる。

リナレス
「21歳の時、ラスベガスでオスカー・ラリオスという偉大な世界王者を倒してはじめて世界王者になった。その後3階級で世界王者になった。途中何度か負けたけど何度も何度も立ち上がってきた。ガルシアは21歳で世界王者になりましたか?」

リナレスがガルシアを気にするとすれば、SNSなどではなくリングの中だけだ。

リナレス
「俺は3階級で4度世界王者になった。ライアン・ガルシアはインターネットチャンピオンに過ぎない。もし、世界王者になってそのベルトを賭けるというのなら話し合いに応じる。是非試合をしようじゃないか。」

ギャラはよさそうで、試合が決まったかのような報道があったが、どうやらリナレスは考えを変えたようだ。確かにライアン・ガルシアのここ2戦の出来は凄まじく、リナレスは新旧交代の恰好のターゲットにされているようだが、ガルシアはファンは多くとも何のタイトルも持っていない。34歳のベテランとなったリナレスにとり、世界王者以外との対戦は時間の無駄、若者の引き立て役になるつもりはないのだろう。

リナレスももう34歳かぁ、容姿端麗、俊敏華麗にして、極度の打たれ脆さと不注意があり、何度もショッキングな敗北を喫してきたが、実力で負けたといえるのはワシル・ロマチェンコとの一戦だけだとおもう。ロマチェンコに過去一番の苦戦を強いた。そういうガラスの脆さと、体格、年齢の不利もあって、ライアン・ガルシアは厄介な存在だけど、よーくみてみれば

外見も、内面も、どっちもリナレスの圧勝、本当にいい男はリナレスさ。

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プクー

プクー

原始的で単純明快なスポーツです。生涯一度の敗北、無敗で引退したボクサーもいます。負けても次頑張りますというスポーツとは違う残酷さ、無常さが好きです。

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