階級別 スーパーバンタム プロスペクト

悪役の宿命/アンジェロ・レオVSトラメイン・ウィリアムス他

更新日:

19

PBCは黒人ファイターにとっての希望でもある。

モヘガン族運動規制局の検査でスティーブン・フルトンにCOVID-19の陽性反応が出た。フルトンの代わりに、8月1日(土)に開催されるSHOWTIME CHAMPIONSHIP BOXINGのメインイベントでは、無敗のトラメイン・ウィリアムスがアンジェロ・レオとWBOスーパーバンタム級王座を賭けて対戦する。

無敗のライーゼ・アリームは、122ポンド級王座候補のマーカス・ベイツと共同メインイベントで対戦することになった。アリームは元々、ウィリアムズと戦う予定だったが、ウィリアムズがレオと戦うために対戦相手が変わった。

26歳のレオ(19-0, 9 KO)はメイウェザー・プロモーションズ傘下で、ジョニー・タピア以来の故郷アルバカーキ(ニューメキシコ州)からの世界王者になることを目指している。

彼は27歳のウィリアムズ(19-0、6 KOs)対してタイトルを争う。ウィリアムズはニューヘブン(コネチカット州)出身で、2019年7月にイェニフェル・ビセンテを破ってWBOランキング上位をキープしてきた。

ミシガン州ムスケゴン出身、30歳アリーム(16勝0敗、10KO)は、2018年にベイツを破って以来、勝ち続けており、5勝を戦績に加えている。26 歳のベイツ (11-1、8 KOs) は現在WBA7位、ワシントンD.C. 出身だ。

トム・ブラウン(TGBプロモーション)
「我々は、自己検疫としてスティーブンと彼のチームをサポートしている。必要に応じて、任意の医療支援をします。幸いなことに、ウィリアムズは無敗のスーパーバンタム級で、メインイベントのスポットに移動する準備ができていた。また、マーカス・ベイツは絶好調で、タイトルエリミネーターでアリームと対戦するコールに応えた。彼は攻撃的なスーパーバンタム級で、この機会を最大限に活用するだろう。土曜の夜には注目の選手になるだろう。」

今週のイベントのために モヘガン・サンに設置された施設に到着した後、全てのファイターは 検査を受け 検査結果が出るまで 隔離された。今のところフルトンの他に陽性反応は出ていない。

変わり映えしないメンツばかりの試合が続く中で、エマニュエル・ナバレッテ返上の王座の決定戦とはいえ

スティーブン・フルトンVSアンジェロ・レオ

は興味深い試合だった。
こういうチャンスがなければなかなか世界挑戦できない無名の実力者たち。
もはやWBOやIBFだけが、ランキングを考慮しているといっていい。
WBCやWBAは拝金主義、金になるファイターを優遇し、ランキングを操作、王座を乱発している。

フルトンとレオ、両者の意気込みなども読んできたが、急転直下、対戦相手が変更になった。最近では、伊藤雅雪に勝ったジャメル・へリングも、コロナ陽性で何度も試合を延期している。(個人的には日本でも毎日感染者数が増えているようだが、もう他のウィルスと同等に、自己免疫が向上したのではないかとおもっている。)

残念、と言いたいところだが、個人的には燃える(萌える)展開になってきた。
代役出場するトラメイン・ウィリアムスにずっと注目してきたからだ。

その灯(ともしび)を消さないで/トラメイン・ウィリアムス

消えた天才、ではなくキャリアを再開させはしましたが、よほどの試合のインパクトと更生がなければ、大手と契約することは出来ないかもしれない。契約できなければどんな才能も表には出てこれない。 この記事が気に ...

はじめて観たのは、リゴンドーの試合までの繋ぎVTRで、解説がリゴンドーの話をしているので、映像の男がリゴンドーかとおもったが、少し違う、これはゲイリー・ラッセルJrだろうとおもっていた。しかしこれまた少し違う。よくみると、トラメイン・ウィリアムスなる別の男だった。

そのくらい、快速、俊敏、爆発的な天才サウスポーなのだが、素行が悪く、何度も犯罪を繰り返し刑務所を行ったり来たり、大手と契約できず、裏街道の天才は日の当たる場所にいけずにキャリアを終えるだろうとおもっていた。

それが、この事態で急転直下のチャンス到来となった。
これは、悪役、トラメイン・ウィリアムスにとっては最初で最後の世界戦のチャンスになるかもしれない。

リゴンドーやラッセルにも言えることだが、いい時は圧巻の強さを魅せるものの、ダメな試合も少なくない。快速で爆発的なパンチャーぶりを発揮したかとおもえば、パワーレスで危うい姿もみせる、

それが19-0、6 KOsというKO率に反映されているのだろう。

アンジェロ・レオはジョニー・タピアと似たハングリー精神を持ったファイターなので、両者にとり鬼門、スタイルマッチといえそうだ。フルトンもいいけどトラメイン・ウィリアムスはもっといい、もっと楽しみが増えた。

もしトラメイン・ウィリアムスが勝つようなら、彼はゲイリー・ラッセルJrのような誰も関わりたくない王者になるか、アイドルのマイケル・コンランによって成敗される、悪役の宿命をたどるだろう。

PBCは黒人ファイターにとっての希望でもある。

出てきた選手を整理しておく。
みな有望だけど無名のプロスペクトたちだ。
スーパーバンタムは選手層がバンタムとは一味違う。

スティーブン・フルトン 18勝8KO

アンジェロ・レオ 19勝9KO

トラメイン・ウィリアムス 19勝6KO

ライーゼ・アリーム 16勝10KO


試合映像がないが、強いです。

マーカス・ベイツ 11勝8KO1敗1分

にほんブログ村 格闘技ブログ ボクシングへ にほんブログ村 格闘技ブログへ

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で



  • この記事を書いた人
  • 最新記事
プクー

プクー

原始的で単純明快なスポーツです。生涯一度の敗北、無敗で引退したボクサーもいます。負けても次頑張りますというスポーツとは違う残酷さ、無常さが好きです。

-階級別, スーパーバンタム, プロスペクト

Copyright© ボクシング動画配信局 , 2020 All Rights Reserved.