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男になるには/井上尚弥VSジェイソン・モロニー

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我々は「モンスター」からは逃げない。男になるには(最強の)男を倒さなければならない。しかしまだ決まっていない。

日本のスーパースター井上尚弥が10月31日にラスベガスで開催されるトップランク・ボクシング・オンESPNカードのメインイベントで、ジェイソン・モロニーを相手にバンタム級統一王座を防衛する計画が進行中であることがトップランク会長のボブ・アラムの話として明らかになった。

アラム
「我々はそれに取り組んでいる。ハロウィンでモンスターと戦うのはモロニーになるだろう」

試合はトップランクのカードのすべてを行っているラスベガスのMGMグランドの会議センターのバブルの中で行われるだろう、無観客で 6月にコロナウイルスのパンデミックの最中に試合をするために。いつも使われてきた会場だ。

昨年11月にトップランクと契約した27歳の井上(19勝16KO)は、4月25日にラスベガスのマンダレイ・ベイでESPNのメインイベントでトップランクからデビュー戦(米国での2度目のファイト)を行う予定だった。3つのベルトのタイトル統一戦でジョン・リエル・カシメロと対戦する予定だったが、このカードはコロナウイルスの流行により中止となった。モロニーは4月25日の共同カードでジョシュア・グリアと戦う予定だった。

6月25日にバブルの中で復帰したオーストラリアの29歳モロニー(21勝18KO)が7回でレナード・バエズを止めたのに対し、井上は11月7日に埼玉で行われたワールド・ボクシング・スーパーシリーズ決勝でノニト・ドネアを相手にスリリングなタイトル統一戦で全会一致の判定勝ちを収めて以来、活動を休止していた。この試合は、複数のメディアや米国ボクシングライター協会などから2019年のファイト・オブ・ザ・イヤーに選出された。

2018年10月にフロリダ州オーランドで行われたワールド・ボクシング・スーパーシリーズ準々決勝で、エマニュエル・ロドリゲスとのバンタム級世界タイトル戦でスプリット判定で唯一の敗北を喫したモロニーが、6月に戦うために母国オーストラリアから渡航することができたのに対し、井上はビザの取得が混みあいすぎて、問題があったという。

しかし、ライトフライ級、スーパーフライ級、バンタム級で世界タイトルを獲得しているパウンド・フォー・パウンドクラスの井上はビザを確保しており、すぐにアメリカに向かうはずだとアラムは語った。

アラム
「ビザの問題はもう大丈夫だ。井上はビザを持っていて、面接も全て受けている。」

10月31日の試合が実際に行われるかどうかは、日本の放送局に大きく左右される。

アラム
「彼の試合の報酬の多くは日本のテレビ放送局が放映権料として払われなければならないので、11月1日が日本のテレビにとって良い日になるようにしなければならない。アメリカでは10月31日、日本では時差の関係で11月1日になる。モロニーは、実際にはカジメロとの戦いよりも良いと思う。」

トップランク副会長のカール・モレッティも同意した。

モレッティ
「井上はエキサイティングで素晴らしい試合をするし、ジェイソン・モロニーも同じだ。もし二人が戦うことになれば、間違いなくエキサイティングな試合になるだろう。スタイル的には最高だと思う。」

ジョン・リエル・カシメロ (29-4、20 KOs)、31歳は、井上がいつ米国に来ることができるか不明だったので、代わりに別の戦いを選択したため、再スケジュールされていなかった。カシメロは11月にゾラニ・テテに3ラウンドノックアウトされて勝利したバンタム級の初防衛戦で、ガーナのデューク・マイカ(24勝19KO)(28歳)と対戦する。この試合は9月26日にコネチカット州アンカスビルのモヘガン・サンで開催されるショータイムPPVダブルヘッダーのアンダーカードで、双子の兄弟であるジャモール・チャーロがセルゲイ・デレビャンチェンコとのミドル級王座防衛戦、ジャーメル・チャーロがジェイソン・ロサリオとの3つのベルトを賭けてスーパーウェルター級王座統一戦を行う。

カシメロの決断は、モロニーが世界タイトルの再挑戦を受けるための扉を開いた。

トニー・トルジ(モロニーのマネージャー)

「モロニーと井上の試合は、実際に話し合っているし、非常に興味を持っているが、まだ決まっていない。我々は試合を望んでいる。井上尚弥という将来の殿堂入りファイターを非常に尊敬している。しかし我々は「モンスター」からは逃げない。男になるには(最強の)男を倒さなければならない。」

とのことです。

ジェシー・マグダレノがせかっく機会を得たのにエマニュエル・ナバレッテ戦を棒に振ったように、マネージャーではなく、ジェイソン・モロニーの口からやると言う声を聞くまでは信用しない。

ジョン・リエル・カシメロ陣営はスケジュールがみえない事と報酬の低さを鑑みて、試合を一旦回避したとみる。井上にビザが下りているなら、自身の試合の1ヵ月遅れなら待てたはずだ。

ジェイソン・モロニーにとって、普通に考えれば、勝機を見出すのが難しい相手だ。無観客、カシメロの代わりだから報酬もたいして良くはないだろう。それでもやるとなれば、よほどの決意、覚悟、秘策があると考えられるし、ドネア戦の苦戦と怪我、コロナのブランク、アメリカの地これらを前向きに考えて井上を叩くなら今しかないと考えてもおかしくはない。WBSS敗退後に4連勝もしている。確かな歩みと成長を遂げているのはモロニーの方かもしれない。

放っておけば、スーパーバンタム級に転向しそうな井上で、モロニーも時期とタイミングによっては世界王者になれる器だが、やるのであればその勇気と決意を讃えたい。

「モロニーとの戦いは、実際にはカジメロとの戦いよりも良いと思う。」

トップランクの言うことはご都合主義だ。

ファンは、得体が知れず、トリッキーで、ゾラニ・テテを涼しく破壊したカシメロの方が観たかったはずだ。

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原始的で単純明快なスポーツです。生涯一度の敗北、無敗で引退したボクサーもいます。負けても次頑張りますというスポーツとは違う残酷さ、無常さが好きです。

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