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主役不在/ルイス・ネリーVSブランドン・フィゲロア

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今まで雲を掴むような査定不能のルイス・ネリーの真価が問われる試合となる・・・のだろうか。
誰が、この階級の顔となり、井上尚弥やその他日本人のライバルとして突き抜けるのだろうか。

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ルイス・ネリーVSブランドン・フィゲロア

WBCスーパーバンタム級王者のメキシコ人、ルイス・"パンテラ"・ネリー(31勝24KO)が、WBAスーパーバンタム級王者のブランドン・フィゲロア(21勝16KO)と統一戦を行う。

5月15日(土)、カリフォルニア州カーソンにあるディグニティ・ヘルス・スポーツパーク。この試合の勝者は、今年の後半にWBOスーパーバンタム級王者のスティーブン・フルトンとの統一戦に臨むことになる。

ティファナの先駆者であるルイス・ネリーは、9月に当時無敗だったアーロン・アラメダに全会一致の判定で勝利し、2度目のWBC王座を獲得し、2階級の世界王者となった。ネリーが初めて世界王者になったのは2017年で、日本に行って地元の山中慎介を破り、WBCバンタム級王座を獲得した。

ネリー
「これは私のキャリアの中で最も大きな試合の一つです。この試合を華麗に制したいと思います。5月15日に必ず勝つために、毎日ハードなトレーニングをしています。これはメキシコの歴史を作るための私の瞬間です。」

ブランドン・フィゲロア(24歳)は、昨年9月にダミアン・バスケスを第10ラウンドで破った。ブランドンは、兄で元世界チャンピオンのオマル・フィゲロアと一緒に、自分のキャリアを決定づけるこの試合のためにトレーニングを重ねてきた。

フィゲロア
「ホエル・ディアスと一緒に行ったカリフォルニアでのトレーニングキャンプは素晴らしいものでした。体調は万全で、5月15日の試合に向けて準備をしています。これは、私のキャリアの中でも最高のトレーニングキャンプのひとつです。ネリーはタフなファイターで、これまでで最も厳しい試練かもしれません。僕ももう24歳なので、そろそろ世界レベルのファイターと戦い、自分が世界のベストに属することを証明したいと思います」

この試合は、プレミア・ボクシング・チャンピオンズがプロモートし、Showtimeで放映される。

日本の憎き宿敵、ルイス・ネリーのSバンタム級での試練。
山中は最強のライバルはアンセルモ・モレノだったと語っており、ネリーの事はよくわからないようだ。

山中戦後、圧倒的な勝ち方をしていても、薬物じゃないのか、体重超過含め、やましいところがあるのではないかとその実力を査定しきれない存在といえたが、今回の相手はSバンタムでも大きく、執拗でタフ、おまけにハンサムで決してネリーに勝たせたいマッチメイクではなさそうなフィゲロアだ。おまけにこの試合は正規の統一戦だ。(WBC王者のネリーは新米王者でアラメダに勝っただけの棚ぼた王者であり、フィゲロアの上にはスーパー王者のムロジョン・アフマダリエフが君臨しているが。)

ネリーより若く大きく、グイグイ攻めてくるフィゲロアはかつてのネリーの相手のような打たれ脆さを露呈することはないだろう。決して打たれないスマートなファイターではないが、相手の一発に3発、5発と返していくような執拗で変則な厄介なスタイルを持つ。

ネリーはバンタム級時代は体重超過やパワーが目立つファイターだったが、Sバンタムではそこに依存できなさそうだ。メキシカンにしては柔軟でスウェーなどが上手く、ディフェンスもわりとしっかりしているのも特徴だ。パンチは肩を回すようなやや大振りだが大砲型で威力はある。しかしこの階級では小柄な選手だ。

被弾するのはフィゲロアで、ネリーはわりと打たせない試合をするが、耐久力や根性があるのもフィゲロアだ。

金満のWBCはやたらとネリーを優遇し、願わくばフランチャイズ王者としてお金をたっぷり貢ぐ存在にしたいようだが、どうやらこの男は扱いが難しく、オスカー・バルデスのようなアイドルにはなれそうにない。ナバレッテと同じくB面のメキシカンといえそうな存在だ。(あくまで印象)

ブランドン・フィゲロアのフィジカル押しな執拗なファイトにネリーが下がることになるのか、それともこの相手をしてもパワーで押し切ってしまうのか、相性としては、ネリーの限界が露呈される試合となるのではというムードが漂うが、蓋を開けてみなければわからない。

Sバンタム級は、先日岩佐を下したムロジョン・アフマダリエフ、WBO王者、堅実で穴がないけど眠たいスティーブン・フルトン、危険な毒を持っていそうなライーゼ・アリームと役者が揃い、統一の機運が高いが、誰も突き抜けた強さがあるかといえば、現状はそこまでではなく、誰もがまだこれからのファイターだ。

エマニュエル・ナバレッテがいたころのような抜けた王者は今のところいない。
レイ・バルガスにしても、なんだかんだ無敗で5度のタイトルを守っていた。

誰が、この階級の顔となり、井上尚弥やその他日本人のライバルとして突き抜けるのだろうか。

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プクー

原始的で単純明快なスポーツです。生涯一度の敗北、無敗で引退したボクサーもいます。負けても次頑張りますというスポーツとは違う残酷さ、無常さが好きです。

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