スペンスの地力を推すが、最近のどの試合もパッとしないことは確か。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
スペンス | 10 | 10 | 9 | 10 | 10 | 9 | 10 | 10 | 10 | 88 |
ウガス | 9 | 9 | 10 | 9 | 9 | 10 | 9 | 9 | 9 | 83 |
共にディフェンスがいい両者なので、凡戦も織り込み済みで。
1R
サウスポーのスペンスの方がやや背が高い。
スペンスの方が積極的に右ジャブを突くが
腕の長いウガスは完璧にカバーリングして打ち返していく。
積極性で
スペンス10-9
2R
共にディフェンス、ブロッキングやカバーリングが良くてペースを奪えない。
ウガスはパッキャオ戦と同じでブロック、カバーリングしてから打ち返す。
時折大きな右フックを放っていく。
スペンスは積極的に手を出すが、ウガスにキャッチされている。
スペンス10-9
3R
先手のスペンスに対し追手のウガス
スペンスの攻撃に折れるかウガス、スペンスの打ち終わりを捉えるかウガス
スペンスの先手を全部カバーし打ち返すウガスのフックの方が効果的にみえた。
ウガス10-9
4R
ウガスのフックに対しても左のガードを顔面にピッタリつけてるスペンスはさすがだが
それでも弾かれたりタイミングが遅れたりしている。
ウガスは広い肩幅と長い腕で守ってから相手の打ち終わりに打ち返してくるので極めて打開しにくい。
互角だが、積極性でスペンスか。
スペンス10-9
5R
守りが堅い同士なのでペース争いが続く。
スペンスの方が若干リスクをとって積極的に攻める。
スペンスがボディを増やし攻勢。
ウガスの攻略法はここかもしれない。
やや貝になり固まる時間が増えた。
パッキャオはウガスの顔面ばかり狙っていたから跳ね返されたのだろう。
スペンスがボディを中心に上下に打ち分け、優勢を印象付けた。
スペンス10-9
6R
ペースを握ったかにみえたスペンスだが
ウガスのビッグライトアッパーを浴びて足がもつれる。
その後、レフリーの判断があいまいなシーンでさらにビッグライトを浴びてダウン寸前。
よくわからない中断を経て、(マウスピースを吐き出した?)再開、効いているのはスペンス、ピンチ。
ウガスはここで畳みかければKOで勝てそうだが
元々打たれ強いスペンスが打ち返して反撃する。
10-8に近い
ウガス10-9
7R
無防備なところで打たれた右
あれで倒れないスペンスは打たれ強い。
ピンチを積極的に攻めることで打開していくスペンスの攻撃に
今度はウガスがアップアップで効いている。
ウガスの目のシャッターが閉じはじめている。
スペンスは効かされたが巻き返しがすごい。
ウガスのアッパーが入り、またスペンスの足が揺れる。
どちらもダウンしそうなほど疲弊しているが
倒しにいって攻め続けたのは
スペンス10-9
8R
共に強くて守りが堅いが
共にアッパーで効かされている。
これだけはカバーしきれないようだ。
スペンスはガンガン攻めることでウガスを倒そうとしており
ウガスは耐えて決定的な一打を当てようとしている。
スペンスの攻撃力に屈するかウガス
ウガスの反撃の一撃を食らうかスペンス
ウガスの目の腫れがひどくドクターチェック
スペンスがエンジン全開で倒しにきている。
スペンス10-9
9R
効いているからこそ踏ん張って試合を終わらせようとしているスペンス。
ウガスは目の腫れやスペンスの攻撃力で非常に苦しいが
いいパンチを打ち込めばスペンスは倒れそうでもある。
はじめてスペンスを効かせた男になっている。
スペンスの10発にウガスは1発くらいだが
その1発がとても効果的でスペンスが露骨に苦しそう。
スペンス10-9
10R
ポイントでは積極的なスペンスだろう。
ウガスにはKOが必要だ。
ピンチからのスペンスの二番底が凄まじい。
スペンスの左アッパーでウガスが効いた。
露骨な亀ガードで耐える。
ウガスに2度目のドクターチェック。
右目は完全に塞がっている。
ここでドクターストップ。
ウガスは嫌だと反抗
ポイントも攻勢もスペンスではあったが
ダウン寸前のピンチあり、ウガスのパンチのタイミングはスペンスにとって非常に危険で
最後まで勝負はわからない展開だった。
ウガスは負けでも価値を下げていないといえる。
スペンスは改めて総合力が高く、かなり屈強だが
クロフォードの方がミラクルかなぁ。
イサック・クルスVSユリオルキス・ガンボア
クルスが相手だとガンボアの方が背が高いのかな、そんなことはないのかな。
初回からクルスの荒っぽい大振りフックを食ってガンボアがフラフラ。
それでもガンボアはガードが低く、昔のスキルと勘を信じて戦っている感じ。
クルスはとにかく大振りフックが狂暴。
ガンボアがエンジンを上げて回転力で上回る。
クルスの大砲が当たるか、その隙にガンボアのカウンターが炸裂するか。
ガンボアの方がスキル、クオリティは高いが、クルスのパワーとタフネスが危険。
やはり、狂暴なクルスのパンチをかわしきれず、フックを食ってガンボアダウン。
過信せずブロックすればいいのに。
3回早々、クルスのフックを食ってガンボアダウン。もう勘頼りでは捌ききれない。
クルスも隙だらけだから、一撃で失神するようなカウンターを合わせることが出来ればまだ一縷の望みはある。
しかし流れから察するに、ガンボアのパンチはクルスにはもう効かないだろう。
4回早々にもクルスのフックが炸裂しガンボア本当に苦しい。
顔面に隙があり、そこを撃ち抜かれるたびにグラグラ。
左フック一撃でガンボアダウン、すぐ立ったのでレフリーは続行だが、もう止めるべきだろう。
ガンボアがちょこちょこといなしているが、クルスの右フック一撃でストップ。
完全に世代交代であり、昔のガンボアの方がクルスよりいいファイターである。
しかし、年齢、パワー、耐久力、反応、全て残酷な時の流れのせいで一方的な試合となった。
ガンボアは効きやすく、コロコロダウンするが、回復も早くとりあえずは無事そうだ。
フランシスコ・バルガスVSホセ・バレンズエラ
元王者のバルガスと無敗の新鋭、バレンズエラ。
初回、バレンズエラの左オーバーハンド一撃で痛烈なダウンをしたバルガスにレフリーはノーカウントでストップ。バルガスはかつてはタフだったんだがな。
前座でブタエフがスプリットでエイマンタス・スタニオニスに負けたようだが、スタニオニスが本物の実力者だったということだろう。
コナー・ベンVSクリス・バン・ヒールデン
ベンの積極性に呑まれた形、ベンはタイソンみたいだ。