ノニト・ドネアVSエマニュエル・ロドリゲスVSノルディン・ウバーリ

ワシル・ロマチェンコでも叶わなかった4団体統一は、羨望ではあっても様々な事情、弊害が立ちはだかり、実現は難しい。

https://www.youtube.com/watch?v=y83usGSQUpI

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仁義なき戦い

WBCのマウリシオ・スライマン会長がバンタム級に関する公式声明を出した。

WBCバンタム級王者ノルディン・ウーバーリは、12月19日にShotwimeで放映されるメインイベントでノニト・ドネアと対戦し、王座の防衛戦を行う予定だったが、10月下旬にCOVID-19検査の陽性反応が出たため、王座戦から引き抜かれた。WBCはウバーリを "休養王者 "のステータスにし、ドネアと4位のエマニュエル・ロドリゲスとの王座決定戦を承認した。

  1. WBC世界王者として、王者ウバーリは休養中であり、今も、そしてこれからもWBC世界王者であり続ける。
  2. ウバーリは現在、WBC世界 "休養王者 "の呼称を享受している。 この呼称は、WBC世界王者としてのウバーリの地位を低下させるものではない。 実際、世界王者の休養指定は、ウバーリに以前は享受していなかった追加の特権を与えることで、王者の地位をより高いレベルに引き上げている。

    a. ウバーリには、世界チャンピオンの地位を失うことなくリングに復帰するための期限があらかじめ設定されているわけではない。
    その代わりに、彼の復帰はWBCと地方委員会の医療要件によって決定される。

    b. ウバーリは、完全に認められたWBC世界王者としてリングに復帰し、彼が選択した場合は、任意のタイミングで王座防衛を行い、リングに戻り、義務的な試合に備えることが許される。

  3. ウバーリの将来のドネア対ロドリゲス戦の勝者との強制試合に関しては、WBC規則に基づき、新たな自由交渉期間を設定する。当事者がその期間内に合意に至らない場合、WBCは60/40の賞金分割規定で新たな交渉を予定している。
  4. ウバーリが2021年2月に自主防衛を選択した場合、ドネアvs.ロドリゲスの勝者は調整試合なしでウバーリと戦わなければならない(ウバーリが防衛に勝利したと仮定して)。何らかの理由でウバーリが防衛を行うために2021年2月以降の日付を要求した場合、WBCはウバーリがドネア対ロドリゲス戦の勝者と同じ時間枠内で戦うことができるように、強制試合のタイミングを設定する。
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井上に負けてから散々な憂き目に遭ってきたエマニュエル・ロドリゲスの声明も、少しは出て来るだろう。
WBSS決勝の内容から、私の周囲はノニト・ドネアを推す声ばかりだが、皆手のひら返しだ。WBSS参戦のドネアに対する評価は芳しくなかった。もう過去のファイターだとおもわれていた。ライアン・バーネットがドネアを選ばなければ、初戦で井上が選んでいたはずだ。

そしてロドリゲスに対する関心の低下

個人的にはドネアが好きだが、ロドリゲスを応援する。とても完成度の高いファイターだ。

そして色々あるけど

ジョン・リエル・カシメロVSギジェルモ・リゴンドー
井上尚弥VSマイケル・ダスマリナス

が本線ではないだろうか。

IBF1位、マイケル・ダスマリナスも長い事待っている。フィリピンの強打のサウスポーだ。
知名度では劣っても、彼の年齢、才能、伸びしろ、進化、情熱が、ドネアやカシメロに必ずしも劣っているとは限らない。あとは彼自身が井上尚弥と戦いたいか、勝機を見出しているかどうか。

ワシル・ロマチェンコでも叶わなかった4団体統一は、羨望ではあっても様々な事情、弊害が立ちはだかり、実現は難しい。

井上尚弥には然るべきタイミングで然るべき相手、階級で戦って欲しい。

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コメント一覧
  1. ドネアの早期KO予想。
    ロドリゲスはそこそこ足を使うマローニにも捕まってインサイドに入られてたので、リングカットが上手いドネアならロドリゲスを追い込める。

    ロドリゲスは上手いけど、フットワークは鈍足で耐久力は低くボディーが弱すぎるのでポイントを稼いで逃げ切れると思えない。

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  2. みなさんドネアを舐めすぎですね。私は井上もヤバいだろうなと思ってました。年齢とバンタムに落としたことが懸念でしたが、井上戦をみても十分にやれる状態であることがわかりました。正直、ロドリゲスのほうが過大評価されてると感じます。井上が圧勝したマロニーにギリの判定ですし(どこか痛めてたと言い訳してましたが)、井上戦のあの泣きそうな顔は完全に心が折れた感じで情けなかった。それを見てもメンタルは弱そうですし、一度KO負けした選手は打たれもろくなるということあります。ドネアが良いコンデションならKO勝ちする可能性が高いでしょうね

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  3. ドネア戦の井上はレジェンド相手に試合を楽しもうとしていたようにみえる。日本開催だったし。少し長いラウンドやる意図があった?

    それが2回に眼をやられて余裕がなくなった。プラン変更を余儀なくされた。
    パンチャー相手には色気はみせない方がいい。瞬殺狙いで。

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  4. この三つ巴は誰に軍配が上がるのか興味あるが、対井上においてはウバーリしか興味が湧かない
    しかしそれはファンサイドの都合の話
    二人の選手からすれば、どちらが井上へリベンジするにふさわしいか決める試合なので、大いに気張って貰いたい

    流れ的にはドネアが有利ではあると感じる
    去年のパフォーマンスだけでなく、コロナによるブランクや過剰管理によるストレスへの対応力は、やはりキャリアや年齢を積み重ねてる方に分があるのではないかと思う

    とはいえ1年経過しているのでどうなるかは分からない
    ドネアのコンディションは今なお保てるのか、ロドリゲスは敗戦に何を学んだのか
    それらによってはロドリゲスにも可能性はありそうだ

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  5. ドネアは真っ向勝負すれば今でも怖い選手だけどポイントアウト狙いならやりようはあるかと思う、ヤング程度でも足を使うのはある程度機能してたしバーネットが腰を痛めなければ十分勝機はあった。
    ロドリゲスは連敗したらこの先浮上がきつそうだしポテンシャルに期待したい。

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  6. 年齢による急激な衰えがない限り、難なくドネアが勝つでしょうね
    ブランクもロドリゲスの方が長く、経験によるキャリアなんてドネアの方が遥かに格上
    ウバーリ戦に備えての準備期間もドネアの方がある
    ロドリゲスではドネアに恐怖を与える程の武器が何1つ見当たらない
    ドネアには得意な左フックを含めたバンタム級トップのパンチ力とカウンターがある
    ロドリゲスはボディと何よりメンタルも弱いですし
    ロドリゲスのメンタルはドネアに遠く及ばないです
    ロドリゲスは評価程、強いボクサーとは思えない
    予想はドネアが万全という前提でドネアの後半KOか中差判定勝ち

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  7. 自分もロドリゲスを推します。
    ドネア戦の井上がコンディション、メンタルの出来が悪かっただけで今のドネアは脅威では無いとみています。
    しかしロドリゲスも良いボクサーですが決め手に掛ける部分を感じます。
    判定になるのではないでしょうか。
    今のリゴではカシメロの相手にならないでしょう反応や下半身の衰えが顕著で大きいワンパンチもらって沈むかなと。

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      • ロドリゲス戦のときの様な本気でぶっ殺してやる!みたいな井上なら今のドネアから怪我するほどのパンチもらうわけがないとみてるんですよね。
        あの試合だけ別人のようでなんかふわふわして地に足がついてない様にみえました。
        それがドネアの実力によってでなく井上側の問題だと言いたいのですが、自分があまりにもおかしな事を言っているようでしたら申し訳ない。

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        • ドネアは2階級上のフェザー級まで制覇しているんですから
          フェザー級のハードパンチャーのウォータースのパンチも体験しています
          ウォータースのパンチ力はいくら何でも井上よりは上でしょうね
          いくら何でもバンタム級の井上が早いラウンドでKO出来る程にドネアは甘い選手ではないです

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    • 井上が苦戦や判定までいけば井上のメンタル、コンディションが悪いは井上だけに都合が良すぎる意見
      そんなの言い出したら、対戦相手のドネアだってどこかしら不調だったかもしれないだろう
      仮に井上が中盤までにドネアをKOしていたらそんな意見なんか言わなかったでしょうね
      井上本人と父は1.2Rのドネアの左フックを貰うまでは理想の展開と太鼓判を押す程に良かったと発言している
      結局ピークを過ぎているドネアに勢いがある井上が苦戦したのが面白くないだけでしょう
      素直にピークを過ぎていたといえドネアの底力を認めたらどうですか?
      逆にモロニー戦の途中までは井上父は井上の動きは硬かったと発言していた

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      • いやあ自分は井上には厳しい見方をしている自負がありますよ。
        ずっと言ってますが今のバンタムはレベルが低いし、だからドネアは不調どころか37相応に間違いなく衰えている。実力であの試合なら井上がレジェンドクラスというのに疑問ですよ、だから井上のコンディション、メンタルに隙があったと思うのです。
        寧ろ井上のコンディション次第で善戦すれば相手が過大評価され、ロドリゲスのように過少評価されるという意見です。
        もちろん一番の武器の速攻で早いRにKOしていたらこんなこと言いませんよ。

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        • バンタムはレベル低いとやたら言ってるけどクアドラスはカルデナスごときにバンタムで冴えない試合するしローマンはパヤノとスーパーバンタムで接戦なんだからスーパーフライ〜スーパーバンタムのトップどころに大した差があるとは思えない、アンカハスやエストラーダが階級上げてもバンタムのトップどころとは接戦になると思う。

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          • パリクテも井岡戦後バンタムに上げて、すぐ無名のレンツ・ロシアに負けたよね

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          • 自分の思うバンタムのレベルが低いと言っているのは単に名のある誰それが上げてきて通用するとかそういうのではなく、今のバンタムがピークの主流には技巧派ばかりで階級相応のハードパンチの持ち主が少なすぎるからです。
            しいて言えば井上自身とカシメロくらいでしょうか。
            きっとそれでも井上は勝つかもしれません。が一発の怖さが無いのはつまらない。

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  8. WBC休養王者って防衛できるんですね。場合によっては新休養王者が誕生することもあるんでしょうか。
    寺地も休養王者になるんですかね。

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    • 示談難航してるらしいですが、送検起訴されたらどうなっちゃうんだろう?流石に執行猶予は休養王者の理由にはならんですよね…

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        • 示談成立してたみたいですね、良かった良かった…では済まないんでしょうね…

          ドネア戦の苦闘は井上の不調も有ったかも知れませんが、体調管理も仕事の内ですからね、如何なる天才でも、ラバナレスや戸高の如き凡才に破壊された辰吉や名護の例も有りますし、あの時点での井上の実力であったと認めるべきだと思います。

          ドネアvロドリゲスは、ドネアv井上と同様に次世代へのエポックメイキングな試合と

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  9. 実際ダスマリナスは井上と戦いたいのでしょうか。WBSS決勝前に拓真とスパーリングしているので、尚弥の力量も概ね体感しているでしょうし。

    カシメロのプロモーター、ギボンズ氏はリゴンドーと交渉していないと言っていましたし、対戦可能性は低いと思います。何よりカシメロは井上との対戦で大きなリターンを得るために、アメリカに残って苦労したり、頻繁に挑発してきたのに、敢えてハイリスクローリターンの代名詞みたいなリゴンドーとはやらないでしょう。

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      • 大事なのは、実際にやるかやらないかでは?
        カシメロに限ったことじゃないですが、名前だけ出しといてやらないなんてボクシングあるあるでしょう

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