WBCは11月2日、山中とルイス・ネリの再戦交渉を命じました。「ネリの禁止薬物が意図的な摂取であるか十分な確信が持てない」と発表しました。山中はプロで初めての敗北に対するリベンジを望んでいます。
「自分のキャリアをこんな形で終わらせたくないとおもっていました。ネリと再戦がしたいです。」
帝拳ジムの本田会長は
「ネリとの再戦がなければ35歳の山中は引退するつもりだった」
と言いました。
WBCは山中にネリとの再戦を保証した。
みなさん、知ってる内容ですが、個人的には明日、ビラヌエバが勝っても不思議じゃないとおもっていますし、むしろビラヌエバを応援しています。
さらに、再戦交渉指示と言っても、ネリは日本には来たくないでしょう。VS山中戦に限らず、日本に来ること自体もうタブーでしょ。強烈なブーイングにさらされる事、請け合いです。
いつまでも帝拳の威光で山中だけは日本開催というのも難しいでしょう。しかし開き直りのガキ、ネリの地元、ティファナも避けたい。
再戦指示だけで実現には幾多の困難が待ち受けているとおもわれます。
さらに、問題の根本解決には至っておらず、ビラヌエバ戦もノンタイトルとはいえ、ネリは王者として地元で戦う事は光栄なんて言ってるし、ベルトをしっかり持ってるし、地元民はそのつもりだろうし、各国の記事の論調もネリは王者、山中は敗者扱いです。WBCも明日勝てばそのように扱うだろうとおもいます。
問題の根源は再戦かどうかではなく
なぜ、ネリを処罰しないのか?
であり、このような事がまかり通ると人気選手(特にメキシコの)は厚遇されることを証明しているだけです。元々ジャッジでは偉く優遇されてきましたが、今後、メキシカン対決以外でKOされなければ
ネリもバルガスもバルデスもサンタクルスもマレスもカネロも負けることはないのでしょう。
そこが大問題です。
クアドラスもえらくジャッジで優遇された選手でしたが、それに勝ったエストラーダもシーサケット戦、判定なら断然有利なんでしょうな。
問題は残ったままなので、もろ手をあげて賛成できないけれど、まずはプライド、意地の部分で山中の再起とリベンジを応援するだけだ。
リング誌だけが迅速に「ネリに薬物違反があったので、リング誌名誉ベルトは山中に変換された」と書いてありました。
これが大人の組織の対応です。
みよ、このフォルム、左炸裂でKOは時間の問題であったのだ。
なんて、書きつつ、明日のビラヌエバのパフォーマンスに大いに期待します。ストーリー的にはネリが勝つ日ですが、ビラヌエバも普通にいいランカーですからね。薬物なくてもネリより好みのボクサーですよ。
boxrecでは両者165センチとあるが、5センチはビラヌエバの方が大きいやんけ。
身長も詐欺だな。
https://www.youtube.com/watch?v=3Rwwxs92Kfk&t=258s