ある意味週末一番注目していた試合でしたがライブを探せず、試合後の遅延ライブっぽいものですぐ観れましたが・・・
youtubeだけでもライブはかなり充実してますが、登録や怪しいソフトのダウンロードを促してくるものがほとんどです。が、粘って調べると遅延とはいえ観れるストリームも出てきます。粘りましょう。
なぜかもう、フルで観る気になれません。
25勝19KOとしたネリですが、最近はKOが多い。メキシカンに珍しい後ろ足重心のサウスポーとの事ですが、本質はメキシカンらしい打ち合いの選手であり、KO型。若さもあり試合がエキサイティングなので人気なのでしょう。
前に出ないと良さが発揮されない、ファイター系のサウスポーですが、パンチは体重を乗せたスイング系が多い。アッパーやボディも多彩、連打型です。ジャブ以外は絶対右左右とわかりやすいコンビネーションを打ってきます。
ビラヌエバが若干長身のストレートパンチャーっぽいので期待していましたが、ネリの圧力を止めるほどシャープさもスピードも足りないような感じでした。相性はよかったとおもうのですが・・・
ゾラニ・テテであれば鋭利な左右でネリを近寄らせない気がします。バーネットも緩急つけてクレバーにネリをコントロールしそうです。山中もテテと同じです。ジャブと左ストレートで目を塞ぐくらい距離をキープした戦い方が必要でしょう。
若さと勢いはあるが、攻めすぎて墓穴掘ってダウンはするし、キレもスピードもある方ではなく、リズムはイケイケドンドンと一定、ネリの得意なリズムに付き合わなければそんなに難関、強豪とはおもえません。
山中
「初戦の攻撃パターンは悪くはなかったんですが、結局自分が打つことしか考えていないということですよ。打った後の(相手の反撃の)ことを考えていたら、打ち終わりのバランスも保てるはずですからね。自分のボクシングのいいところも、悪いところもわかっているんでね。」
予想通りというか頼もしいというか、共感できるコメントだとおもいます。点で突く山中のストレートが本番でいかにキレてるかにかかっているとおもいます。
ネリに攻勢を許しロープを背負うような事になると同じ結果が待っているだけかもしれません。モレノほどビリビリするようなカウンターがあるわけでもなく、ディフェンスが卓越している訳でもなくグイグイ前に出てくるだけですから恐れるに足らずだとおもいます。
もうメキシコではアイドル、スター気取りでしょう、そういう時の勢いはすごいので、自信も回復力もあるでしょう。若さに呑み込まれるのか、山中が本物のパンチャーの本領を発揮するのか、いずれにしてもネリの心を折るKOが必要でしょう。
ネリは次、3月に山中とやると言ってましたが、日本に来るんだろうか?どのツラ下げて?
来ないとしても実現して欲しいですね、どうせ山中はKO型なのだ。西岡に続いてもいい。
むしろ、日本のマスコミに煽られないで済むなら海外の方がよろしいかと・・・