ビック・ダルチニアンVSヨニー・ペレス
ビック・ダルチニアンVSヨニー・ペレス

バンタムスーパー4は優勝候補の一角、ジョセフ・アクベコの負傷欠場で尻すぼみな形となった。
企画はいいがミドルのスーパー6もトラブル続きなので、こういうのやるならもっと参加選手を増やすなりルールの見直しが必要かもしれない。

本当に紙一重の実力差ながら形的には3位決定戦的なこの試合だけが実現しました。

http://box-p4p.com/tube/vic-darchinyan-vs-yonnhy-perez.html

バンタムに上げてから腕力頼みのオラオラボクシングがやや通じなくなってきた感のあるダルチ二アン、ペレスは体格があり頑丈で手数もあるのでこりゃダルチ相性悪いかなぁとおもってましたが、意外やダルチの喧嘩ボクシングが見事にペレスを飲み込んでしまいました。

ダルチ二アンの腕力は本当にヤバそうですが、右で牽制しつつ左をおもいっきりぶちかますというパターンなのでこれだと何度やってもドナイレにリベンジできないだろうとおもってしまいます。

しかし本当に軽量級離れした迫力満点の面白い試合をします。前回のマレス戦も勝っていたようにみえましたのでダルチニアンの優勝と自分は評価します。

ドナイレかマレスとの再戦かそれが実現しないならSバンタムだなんて吠えているようですのでもしかしたら日本人と絡む未来があるかもしれません。
個人的にはWBAのまがい物王者と曲者スーパー王者の両方をボコボコに粉砕した後にドリームマッチをして欲しいですが、もう年なのでビッグマッチやらせてあげたいような気もします。

今度Sバンタムでメキシコ初の4階級制覇を目指すアルセも粉砕してますのでバンタム続行できないなら西岡とのサウスポー対決(もちろん本場ラスベガスで)やバスケスJRとの豪腕対決、再起するなら長谷川とキャッチウェイトで・・・なんかでもゾクゾクしますね。
この人はKO必至の打ち合いの選手なので楽しい試合に絶対なります。

無敗の絶対王者から痛烈な敗北、気の毒な敗戦など経ても少しもスタイル変わらぬ男らしい姿勢、彼こそまさに闘犬です。

けれどこの日はペレスが悪すぎたなぁ。
動きも遅いし気後れしてる感じでした。どうしちゃったのか。初回のダルチのパワーにビビってしまったか。

まだまだ大暴れして欲しいダルチニアン、ボクシングマニアなら皆彼のことは好きでしょう。
ドナイレリベンジまで頑張ってくれ。

しつこいですがもしボクシングマニアでなくたまたまこの記事覗いた方がいましたら、
世界バンタム級というのは強い選手がわんさかいて本場でハイレベルな戦いをやっております。
かつての長谷川穂積もそうした評価の高い一流王者でありました。

WBAのへっぽこ王者だけがこの輪に加わりません。無名、年寄り、試合枯れ・・・などなど勝てる相手を選りすぐって眠たい試合をする裸の王様です。
次の試合もどうやらへっぽこな相手のようです。

そんなへっぽこ挑戦者が意地を見せてくれることが私の願いですが、そういう塩梅でみつけてきた選手、試合であるとおもってください。
見どころとしてはそうやって見つけてきた挑戦者がどんだけまともか、世界ランカーといえるのかどうか、裏切って奮闘してくれるかどうかしかありません。

キレがなく技術なくボディでおねんねというのが一番確率の高いパターンとなっております。

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