マニア注目の試合。WBA世界バンタム級タイトルマッチ。あれれこの王座は日本人では?いえいえこっちが本当の王座なのであります。7日の試合は金で買ったニセタイトルです。ですのであの男を世界王者とカウントしてはいけません。バンタムの世界王者はWBCの山中だけです。
7日の相手もへっぽこです。王者が強いからこんなのとやらないで王座だけ欲しいという裸の王様の裸の王座です。
ダルチニアンの豪快、獰猛ファイトでディフェンスマスター、負けにくいモレノを打ち破って欲しいというマニアの期待でしたがモレノの巧さが上回っていました。柔らかな上体を極度に前傾させて手はでるが距離は遠い、急所を打たせない、ゴーストモレノは本当に曲者です。
守って勝つタイプでもなく打ち合うところは打ち合って、手も出して、なおかつ被弾しない。
あまり人気の出るスタイルではありませんがドネアが去ったバンタム級ではナンバーワンの評価を勝ち取ったことでしょう。
あぁ長谷川が王者時代に対戦が観たかった。(一時決まりかけていましたし)
日本では誰も知らなくても世界ではこの人がWBAバンタム級の真の王者にして実績も評価される男です。
実績積んでもうファイトマネーも高くなっちゃったかもしれませんがこの際日本のバンタムトップ選手はこの男をターゲットにした方がよさそうです。
そしてこの男がTVで出てきたら、TBSはじめマスコミは何と紹介するのでしょうか?スルーでしょうか?
パッキャオに次ぐ世界が注目のノニト・ドネアというスターの攻略さえももっとも高い期待を抱かせるこの男、アンセルモ・モレノこそがWBA世界バンタム級王者なのであります。己のファイトを発揮して負けたダルチニアン、実績十分の実力者ですが彼が相手でも3分もたない、というか怖くてやらないのが7日に登場のピエロです。