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極上のプエルトリカン/エマニュエル・ロドリゲス

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エマニュエル・ロドリゲス、ダイジェストしかみてませんが、井上尚弥の好敵手ともいうべき非常に完成度の高いボクサーでした。

ポール・バトラーの分析通り、ロドリゲスは同国のミゲル・コットに似たクラシカルなオールラウンダー。オーソドックスだが、左が多彩で、ジャブ、フック、アッパー、自在にコンパクトに使い分け、左で完璧にコントロールしてきます。右はカウンター用、コンビネーションのひとつとして出す程度であまり多用しません。右をジャブのように使ったりしますが強振はしません。

あくまで左でコントロールしてから必要に応じて出すだけで8-2くらいで左が多い気がしました。(過去試合ではこの右のカウンターでタイミングよくダウンも奪っていますが)

そして、ガードは高く、大振りをしないのでディフェンスもかなり鉄壁です。隙、穴が少ないです。本格的な、かなり訓練された上級の王者であるとの印象です。

元々、スポーツ万能な子供であり、ボクシングの前にもスポーツの英才教育の学校で訓練されていたそうです。アマ時代には同国のアンヘル・アコスタなどにも勝ち、国際大会で活躍し、五輪出場候補だったそうですが、ギリギリで出れなかったようです。

初回からバトラーを2度もダウンさせ、早期決着モードでしたし、終始バトラーを上回り崩しかけていたにも関わらず判定まで粘られたのがロドリゲスの特徴ともいえそうで、168センチとバンタムでは十分な体格ではありますが、丁寧で理詰めな技術型で爆発力や桁外れなパワー、体力はないようにみえます。線が細く、耐久力も疑問です。

堅実で硬質なシャープさと堅い守りもあるので、コツコツ12ラウンドやればネリやテテを上回り、途中大味な打ち合いに巻き込まれれば倒されてしまう・・・

そんな印象でしょうか、

テテほどのやりにくさや距離感、極端な難しさはないけれど総合力はテテより上でしょう。かなり巧いけど怖いとは感じませんでした。

井上の方がスピードや瞬発力があるので、攻略可能だとおもいますが、実に精巧で緻密な完成度高いボクシング、ちょっと今までの対戦相手とは異質、決して簡単な相手ではないでしょう。

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プクー

プクー

原始的で単純明快なスポーツです。生涯一度の敗北、無敗で引退したボクサーもいます。負けても次頑張りますというスポーツとは違う残酷さ、無常さが好きです。

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