
WBSS関連の記事のザッピング。まだ進展はありません。きちんと訳すほどのものでもないので拾い読み。
WBSSバンタム級の本命は井上尚弥だと言われているが、エマニュエル・ロドリゲスは全く動揺していない。
ロドリゲス
「私は勝つためにこの舞台にいます。究極の目標は世界最高峰、最高の相手に勝つことです。すでに4人の世界王者がエントリーしているので、最高クオリティのトーナメントです。我々はみな似たようなキャリアです。最終的には誰が最高の118ポンドかがはっきりするでしょう。」
一部では井上の最大の難関がロドリゲスだと言われています。ボディ打ちが巧いプエルトリコで磨かれた王者だから井上のボディに対処ができると書かれていました。技術的にはかなり達者な王者ですね。破壊力が井上と比べ物にならない気がしますが。
ライアン・バーネットのトレーナー、アダムブース
「井上はパワフルでアグレッシブだった。WBSSに参加する皆が過去最強と直面することになる。しかし脅威とはおもっていません。全てが克服すべき挑戦であるからです。」
トレーナー目線の発言ですね。ライバルにどんな戦術で勝つか、トレーナーの自分としては相手がだれであれ、全てが挑戦といえるのだ。バーネットのハードクリンチもこのトレーナーの戦術だとおもいます。
テテのトレーナー、コリン・ネイサン
「金曜日まではテテが最高評価の選手でした。ジェイミー・マクドネルは過去に2敗しかしていない素晴らしいファイターでしたが、井上は階級を上げてパワーが増したようだ。彼が最高評価になってしまった。攻撃時に井上はワイドオープンでガードががら空きだという欠点を発見したけど、ジェイミーを吹き飛ばす姿は特別なものでした。」
井上を称えるとともに欠点を発見したと。たしかにガード無視のぶん回しで仕留めましたが、あのタイミングでは荒ぽくなっても問題ないとおもいます。マクドネルのタイミングのいい右も全く無効でした。あれが欠点といえるかどうか、しかしテテはそこを突く戦術でしょう。自分からは仕掛けない。来る井上にカウンター。嵐の猛攻に耐えて突き刺せるかどうか・・・
井上の未来
井上は明らかに異能のファイターだが、ロマチェンコやマイキーと交わることのない階級だ。対戦者の質という面で未だ疑問が残るが、オマル・ナルバエスやジェイミー・マクドネルに対する勝ちっぷりが尋常ではない才能を示している。マクドネルは突出したボクサーではないが、粘り強い選手であんな風にKOされたことのないタフな選手だった。
井上にいえる事はマイク・タイソンやロイ・ジョーンズといった時代の異端児に分類されるような次元の勝ちっぷりである事です。
マクドネルに勝ち3階級制覇を達成したといいますが、このタイトルはあくまでサブタイトルです。WBSSでの勝利が彼の地位と名声を確実なものにする。この大会をより盛り上げるのに必要なのはルイス・ネリーの参加だ。
この大会で井上がブレイクするならば、カルロス・サラテの伝説を継承するものであり、日本のファイティング原田の功績を凌駕するものかもしれない。
井上の欠点というか不安は、本人も言ってた通り
今回も試合が短すぎ、何もわからず終わったということ
自分の強さや壁がどこにあるのかわからずじまいだったこと
だけだとおもいます。
テテやロドリゲスやバーネットがどれほどのものか、想像の域で戦うしかない事です。ハイレベルな環境やパートナーとの練習でその不安を補っていくしかないでしょう。
サプライズ選手ではないとおもいますが、ノニト・ドネアがバンタム級に転向するかもしれないと書かれていました。彼は明らかにフェザー級のボクサーではないと。しかしWBSSへの参戦への言及はなく、フランスのノルディン・オウバーリがタイのペッチに勝てば防衛戦の相手としてフランスでドネアと戦うかもしれないとのことでした。