WBSSバンタム級で初戦はジェイソン・モロニーとの対戦が決まっているIBF王者。モロニーの夢は脆くも初戦で挫けるかもしれません。
エマニュエル・ロドリゲス
18勝12KO
アマ
171勝11敗
https://www.youtube.com/watch?v=8JpeBSzA1T8
変則と嫌らしさのバーネット
誘いこんで狙いすますテテ
かつての帝王ドネア
ベテランサウスポーのパヤノ
アマチュアトップのアロイヤン(出れば)
など誰もが脅威なメンツですが、やはり映像をみるとこの男の総合力が一番脅威だ。倒しっぷりのいいダイジェストだから、この強さにして6試合もKOを逃しているのだから破格の強打者ではないかもしれないがタイミングもフォームも素晴らしい。井上と同じく楽勝、圧勝ばかりにみえる。ポール・バトラーでさえ・・・
強すぎて圧倒的な井上の勝ちっぷりはさらに上と考えるが、圧倒ゆえにガードががら空きだったり、長身選手に対する高いガードはとってつけたような違和感があったりもする。詰めのフォームだけならロドリゲスの方が教科書的で美しいかもしれない。
井上の場合は瞬間を切り取るとガードががら空きだったりもするので、そこを弱点とみなすライバルもいる。
(けれどそこをつけぬほど速くて破壊的で圧倒的なのだが)
やはり、アロイヤンのような未知数を除けば、このロドリゲスと井上が優勝候補におもえてならない。
対戦相手の質
本来の強さ
エンジンの違い
などから、ロドリゲスもどこかで苦戦、または敗北もあるかもしれないが、こういうダイジェストをみると、どこに弱点があるでしょうか?指摘できる方いますか?いくらネリが強いと言われようが減点方式で観察するとロドリゲスの方が上です。
しかし、アマ171勝11敗というのも眉唾で、国際大会優勝の記録もありますが、確認できる直近のアマ歴は9勝4敗です。まだ未熟だった、上には上がいるのです。
井上尚弥が圧倒的にトーナメントを制して、やっぱすげぇ、次元が違うというパフォーマンスをみせるのか、はじめて井上尚弥に限界や底がみえるトーナメントとなるのかわかりませんが、この大会を制したものは少なくともP4P3位以内と確実に言えるのではないでしょうか?それを否定するなら、あんたも過酷なWBSSトーナメントで優勝してからにして
と言います。
と書いて自分の見解は以前と変わらぬものでした。
[st-card id=25778 ]
パヤノも侮れないなぁ、完敗はみたことがないし。
軽量級になじみのある日本人としては、この大会はシーズン1のクルーザーを超えるメンツによる天下統一大会といえます。無意味な防衛戦など省いて未開、未知の強豪と戦う、全部が挑戦のようなこの組み合わせ。
もちろん、予想も希望も井上の優勝ですが、ここまでくると、敗北すら恥でも後退でもない崇高な次元です。
ボクシングファンで、よかった。