選ばれなかった男/ミハイル(ミーシャ)・アロイヤン

最後に残った男ともいえる。バーネットと井上はなぜこの男を選ばなかったのだろうか?強いから、怖いから、というよりはよくわからないからが真相だろうか。

どうせトーナメント、誰が相手だろうが、勝たねば意味がないという点で

バーネットは過去のビッグネームのドネアを
井上も残った元スーパー王者を

選んだだけだろう。

しかし、選ばれなかった事は事実なので、その不人気ぶりに注目、期待してみたい。ロシアナンバーワンの軽量級アマチュアのアロイヤンは第二のウシク、ロマチェンコになるのか、それとも初戦で南アフリカの長身パンチャーに屈するのか・・・

本名:ミーシャ・シュレノビッチ・アロイヤン
1988年8月23日
4戦4勝
アマチュア戦績:268勝12敗

【獲得タイトル】
2008年度ワールドカップフライ級優勝(アマチュア)
2010年度欧州選手権フライ級優勝(アマチュア)
2011年度世界選手権フライ級優勝(アマチュア)
2013年度世界選手権フライ級優勝(アマチュア)
WBCスーパーフライ級シルバー王座
WBAインターナショナルバンタム級王座

ロンドン五輪銅メダル
リオ五輪では銀メダルを獲得するも、ドーピングが発覚し失格、メダル剥奪となった。

アマで勝った知られた選手

ジョン・ジョー・ネビン
アムナット・ルエンロン
ノルディン・ウバーリ
カリ・ヤファイ
アンドリュー・セルビー
ロベイシ・ラミレス
ラウシー・ウォーレン

https://www.youtube.com/watch?v=QY2DHunNGdU

https://www.youtube.com/watch?v=8DuN-62pQ9s

じっくりみたわけじゃないが、試合によりサウスポーだったりオーソドックスだったり、トップアマによくありがちなスイッチヒッターです。

すでにこのキャリアで

WBCスーパーフライ級シルバー王座
WBAインターナショナルバンタム級王座

をとっている。相手は無名でもなかなかいい選手にみえ、体格もいい。この体格差とパワー差にまだ適応できていないようで、バンタム級というよりは下の階級が適しているように感じます。
アマでも有名どころを破っていますが、モンゴルのニャンバヤルには2度惜敗しています。ニャンバヤルは170センチ以上あり、フェザー級で戦っていますので、体格差に苦しんだのではないだろうか?

高い技術とスピードで相手の隙を伺い、タイミングで踏み込みクリーンヒットを奪っていく。
大きな選手ではないので距離をとって逃げるだけでなく前に出てきますし、単発気味で当てることを優先してるのでダウンはとれないですが、一発が弱いわけでもなさそうにみえます。当ててからの詰めにプロとしての課題を残しているだけ。

少なくとも、かなり高度なディフェンス技術で被弾はなかなかしないですし、テテ相手にも踏み込んでいきそうな期待ができます。

この実績とテクニックとスピードでテテにどこまで対抗できるのか

勝ち負けという結果を超えて、アロイヤンだけでなくテテの全貌がみれる、攻略のヒントを探れる注目の試合になりそうです。テテはどうしたって出てくるところを狙い撃つスナイパースタイルでしょうから。

不人気男が気になります。開催国?ロシアだしね。
選ばれなかった女の執念はすごいから・・・男ですが・・・

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コメント一覧
  1. こんにちは。いつも楽しみに見させて頂いております。管理人様が言われるように、私もこの試合とても興味あります。テテは最初は割りとしっかり足を止めて、相手と対峙した状態で、遠い距離から強いジャブ、ストレート、アッパーを繋げてきますが、完全な前掛かりにはならず、常に相手の反撃に反応できる体勢とバランスはしっかり保ってますね。相手はとにかく自分のパンチが当たる距離にならないことには何ともならんので、自分から仕掛けるとなると、ハードワークが必要となると思います。それこそ、かつてのベツリオじゃないけど、コマリスのように細かく縦横無尽に動いて、常に頭の位置を変えながら懐へ入っていって、距離が詰まったらガードの上からでも細かく連打を数まとめてポイント上げるみたいな感じでしょうか。いずれにしてもスピードがないと難しいと思いますが、今回の出場選手の中では、このアロイヤンが一番その戦い方はイメージできる気がします。

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  2. 今のトップアマて
    ロマチェンコみたいな手数と足数をガンガン使ってとにかく自分が有利に打つ機会を多く作る、ダメージは度外視みたいなタイプと(プロではレベルはそんなに高くないですがブラッドリーでしょうか、逆にレベルが高くなくても身体能力さえあれば負けないスタイルとも言える)
    リゴ、イエレウシノフ、ララのようなハスに構えたスナイパースタイル ほとんどサウスポー
    村田みたいなガードとフットワークの制度を極めて的確にブロックリターン、koは一番多い
    の3タイプだと思いますけど
    アマの試合見てもあるいはプロ転向後の試合見ても最初のタイプは近距離戦でボクシングしてる内はほぼ無敵だけど相手が煮詰まって相打ちねらいでスタッツ捨ててしっかり当ててくるとバランス崩して結構食らったりしてますね
    ロマチェンコは打たれないことを最優先に立ち回りかつその技術が他のトップアマよりワンランク高いから一人だけ全く食わないのだと思います
    富士山氏
    彼らはそもそもしっかり殴る技術がないだけの方が多いように見えますが、アロイヤンはしっかり打つときは打ってるようにも感じます
    やはりチャンスにしっかり撃ち抜いてさっさと試合を終わらせるという文化に慣れてないだけかもしれません グローブも違うわけですし
    もしかしたらここから即決ファイターになる可能性もあるかもしれないし長くゆるくやるスタイルを継続するならここまでも被弾シーンが井上やロドリゲスならあっさりと退場でしょうね

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  3. メディアも主な予想も
    王者側の圧勝が予想されていますが

    これだけのアマチュアを相手にテテの圧勝と自分は簡単にいいきれません。
    悪くともナルバエス、もしかしたらテテの距離、スピードを難なく突破してしまうかもしれません。

    これに勝てば井上も五輪メダル確実だったのね
    といえる相手なので、ある意味見てみたい組み合わせです。

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  4. リオでメダル剥奪は、ロシア人の場合、個人の罪というより、国家の罪という性質だから、むしろ同情したほうが良いのでしょうか?

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  5. うーん、やはりプクーさんのおっしゃる通り、パンチぎないわけではないんでしょうね。
    倒すための攻撃が身に付いていないというべきか。

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  6. アロイヤンは残念ながらパンチが弱いのかもしれません。
    当然、防御やフットワークがいいので、プロではダルい試合ばかりになっちゃいそうw
    テテは消極的なので、アマチュアの12回戦の当てっこみたいになって、アロイヤンが勝つ可能性あると思います。
    アンドレウォードみたいな塩漬け選手なのでは?

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  7. しかし指名する順番ってどうやって決めたんですかね?まあ指名とか言いつつ事前から決まってた組み合わせなんでしょうけど…結果、不気味なアロヤンの威力偵察の役割を担う事になったテテを応援したいと思います。

    しかし無敗のマロニーが一番安パイに見えてしまうとんでもないトーナメントですよね。

    更に言えば個人的にはマニーロッドより百戦錬磨のパヤノの方が怖いです。

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