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トムとジェリーのガチゲンカ/ゾラニ・テテVSミーシャ・アロイヤン WBSSバンタム級準々決勝2回戦

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10月7日、鮮烈すぎる井上尚弥のWBSSシーズン2開幕を目の当たりにし、ライバル選手たちがどんな感想を持ちコメントするかが知りたかったですが、まだそのようなニュースは見かけません。そして、今週末はもう、ゾラニ・テテVSミーシャ・アロイヤンです。

みなさまコメントありがとうございます。
井上の活躍が益々期待されるWBSSバンタム級
コメントは時間の経過で過去のものになってしまいますので
こちらで語り合っていただけると幸いです。
(使いにくいかもしれませんが)
私も参戦いたします。

井上の試合だけでなく、荘厳なWBSSトーナメント全体を楽しみましょう。これはロシアで行われるのでいつものように日曜昼くらいからの放送ではありません。注意しよう。

既に紹介済みではありますが、改めて展望などを。

ゾラニ・テテ

負けて強くなったラストボーンスナイパー/ゾラニ・テテ インタビュー

井上同様にゾラニ・テテのインタビューがあったので紹介します。 この記事が気に入ったらいいね ! しようシェアするツイートするTwitter で Follow pukubox

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ミーシャ・アロイヤン

選ばれなかった男/ミハイル(ミーシャ)・アロイヤン

最後に残った男ともいえる。バーネットと井上はなぜこの男を選ばなかったのだろうか?強いから、怖いから、というよりはよくわからないからが真相だろうか。 この記事が気に入ったらいいね ! しようシェアするツ ...

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井上がバンタム級に上がり、マクドネルを倒すまでは、ゾラニ・テテが優勝候補と言われていました。今でも体格、パワー、実績などでテテは侮れない存在です。井上が負けるとしたらこういうタイプという独特のスタイル、武器を持った王者です。

南ア出身として常にジャーニーマンである彼は常にアウェーで不利な立場を強いられてきましたが、今回も開催地、ロシアエカテリンブルクは強烈なアウェーとなります。

しかも、本日時点で

南ア(ヨハネスブルク)25度
ロシア(エカテリンブルク)5度

と気候差も激しいです。

この試合は究極のスタイルマッチとして見逃せない、予想が難しい試合といえます。

ゾラニ・テテ

KO勝ちの多い長身のパンチャーで、危険度の極めて高いアウトボクサーです。KOの内容がエグイので対戦を避けられるタイプです。過去に負けた試合ではっきりしているのは、モルティ・ムザラネにプレッシャーをかけられロープ際で崩された試合ですが、キャリア初期のものであり、階級を上げた今はああいう脆さも払しょくされ参考にならないような気もします。来日し日本の帝里木下と戦った試合は判定でしたが、ほぼジャブだけで木下を近寄らせない、簡単にコントロールした内容でした。これも、初の日本でよくわからない木下相手に慎重に戦っただけで今のテテほどの完成度ではなかった。

井上の圧勝を受けて、とにかく自分の優位性に徹するとおもわれる。長いリーチ、高身長からの鋭いジャブやキレるアッパー、フックで威嚇しまくり距離をキープ。埒があかない相手が入ってきたところに必殺の左ストレートやエグイアッパー、フックで一気に落とす、一打必倒、一撃で仕留めるスナイパータイプ。

これがテテのスタイルであり、はまればトーマス・ハーンズがロベルト・デュランを倒した時のような、残酷なKOを生み出します。が、相手がハグラーであれば、いつも上手くいかないはずだというのがテテ攻略の希望的観測です。

シボニソ・ゴニャを11秒で失神させた試合は強烈でした。しかも定石の左ではなく右フック一閃。ゴニャが無防備に突進してきたのを利用した強烈な一撃でしたが、あれがテテの得意パターン。

一方、インに入ってこない、ガードを固めて動き回るナルバエスに対しては、ネズミを捕らえ損ねた猫のようなファイトに終わりました。結果は圧勝ですが、踏み込まずディフェンスを固める相手を捕らえる巧さ、自分から仕掛ける器用さはイマイチです。

とにかく規格外の長身強打で厄介ですが、スタイルが決まっているパンチャーです。

ミーシャ・アロイヤン

この人の評価が固まらないので試合をうまく展望できないのだ。プロ戦績はわずか4戦、KO勝利はひとつもありません。試合により、サウスポーなのかオーソドックスなのかも定かではありません。(たぶんベースはサウスポー)4戦全勝ですが、無名のニカラグアの選手に苦戦しており、SD勝ちが2つです。

しかしアマチュアでの実績はリンク先の通り、メンバーの中でナンバーワンです。五輪2大会金のロベイシ・ラミレスにも直接対決では2連勝です。プロで有名な選手にもほぼ勝っています。

映像をみてもはっきりした事はいえませんが、やはりアマ特有のタッチエンドランに特化したスタイルであり、スピードと前後左右の動きで相手を翻弄し当てて当てさせないポイントボクシングの申し子のような印象。一撃必殺とか連打で圧倒という倒すファイトではないので、プロで倒す感覚がまだ掴めていない感じです。

アマでも主にフライ級なので体格も小さい。背は井上より小さいでしょう、恐らく・・・

井上は、第一シードのバーネットに対戦希望のドネアをとられて、パヤノとアロイヤンの中からパヤノを指名しましたが、開催地、選手の特徴なども含め、持っている、いい選択をしたとつくづく感じます。

いきなりアロイヤンではなく、この男は誰かと戦う姿を見て査定した方がいい選手です。プロに順応しようとスタイルを構築中、それでいて脅威のアマ記録があるアロイヤンは不気味、分析しにくいのです。

事前予想では実績のあるテテにオッズが集中しています。無名ニカラグア人に苦戦中のアロイヤンではテテの距離とパワーを克服できない。せいぜいが、ナルバエスのようにディフェンスを固めて倒されない作業に終始するのではないか、個人的にも残念ですが、そういう展開が予想されます。

しかし、アロイヤンにはアマで確立した、超絶スピードと前後左右の動き、出入りの踏み込みがあります。アマでテテのような長身選手を攻略してきた経験もあるでしょう。これを駆使してテテの反応を上回るステップインができれば、打たれ強いとはいえないテテのアゴに強打を炸裂させる可能性も大いにあります。

実績からアロイヤンほどの選手がテテの距離とパワーを持て余すようだと益々テテはやりにくい。この試合は今後、両者と対戦する上でかなりの指標、参考になる究極のスタイルマッチです。

いつもアウェーで、気候も真逆の寒冷地、現地での待遇も気になる、バンタム級の第一人者ともいえるテテを応援したい気持ち、不遇なテテが最も願っていたトーナメントでもあるので、彼を支持したいですが

アロイヤンの底力に期待したい一面もあります。

パヤノに圧勝した内容から、井上尚弥は最強だ、五輪エリートも目じゃない事は確信しましたし、井上が今五輪に出れば金メダルも夢じゃないとさえおもいますが、このアロイヤンを簡単に攻略してしまうとすれば、五輪2冠のロベイシ・ラミレスなどにも勝てるでしょう。

アロイヤンがナルバエスのようになっての凡戦だけは勘弁願いたい。

井上VSパヤノは井上攻略の参考には全くなりませんでした。脅威だけが増しました。
アロイヤンにはテテ攻略の一旦をみせて欲しいものです。

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プクー

プクー

原始的で単純明快なスポーツです。生涯一度の敗北、無敗で引退したボクサーもいます。負けても次頑張りますというスポーツとは違う残酷さ、無常さが好きです。

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