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敗北は後退ではなく前進/ジェイソン・モロニー

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なにせ途中から村田VSブラントと同時中継になっちゃったもんで、中盤から後半は特にがっつり観戦できなかったのですが、モロニー大健闘でした。これだけのホープがこれだけの舞台に向けて準備すると(元々強かったのかもしれませんが)短期間で急成長するのかなと少し関心してしまいました。

ジェイソン・モロニーはマジソンスクエアガーデンのヘッドライン(見出し)を飾ることはなかった。しかし先週の試合で戦い抜いた彼の黒い目は、彼が賞賛に値するファイターである事を観客に印象づけた。

27歳のオーストラリアのボクサーは、エマニュエル・ロドリゲスに僅差の判定で敗れた後、米国に留まり、婚約者と共に土曜日のダニエル・ジェイコブスVSセルゲイ・デレビヤンチェンコを観戦し、バケーションを楽しんだ。

モロニーは敗れはしたが、最終的には世界タイトルを獲るという充実感も感じた。

モロニー
「判定を失ったことには落胆した。私は世界王者ではありません。腰にベルトはありません。しかし、とても偉大な経験でした。試合から多くを学ぶでしょう。そこからポジティブな面だけを掴み取っていきます。もっと強く、もっと進歩し次こそは世界王者になります。」

初防衛に成功したエマニュエル・ロドリゲスは序盤、素早いカウンターで先行したが、中盤以降モロニーの反撃が強くなるとロープを背負うシーンが増えていった。

モロニー
「彼はシャープで序盤は互角だとおもいました。徐々にプレッシャーを強めて彼を後退させましたが、最初からこれをすべきでした。今考えると、もっと早い回から攻めていけばよかった。」

モロニーは今でもトーナメントと無縁ではありません。誰かが怪我で出場できない場合の代役の役目があります。

勝者のロドリゲスは来年、P4Pリストに評価される井上尚弥と対戦します。モロニー自身は井上尚弥が有利だと考えているが、井上尚弥の対戦者のほとんどが、彼を恐れリングに上がる前から気持ちで負けているのではないかとも考えています。

モロニー
「みんな井上尚弥を過剰にリスペクトしすぎて、彼のやりたいようにさせてしまっている。もし自分が対戦相手ならそうはならない。逆に彼に意識させて自分のやりたいようにやる。みんなが言うほど井上が無敵だとはおもわない。」

もう一方の組み合わせについては、ライアン・バーネットVSノニト・ドネアの勝者がゾラニ・テテに勝って決勝に駒を進めてくると考えている。

ルイス・ネリがはく奪されたWBCのタイトルはラウシー・ウォーレンとノルディン・ウバーリの間で争われる予定だ。ジェイソンには双子の弟、アンドリューもいて、主要4団体の15位以内にランキングされている。

モロニー
「私たちにとっては最初のビッグマッチでした。大きな舞台に立ち、王者になりたいとずっとおもってきました。とてもゆっくりですが前進することができて、私は今ここにいます。必ず、またすぐに別の機会で兄弟でベルトを巻きます。そしてそのベルトを長く、長く守っていきたいです。」

彼らのプレファイトドキュメントを観た時に、共通していたのは自己犠牲でした。
ロドリゲスは、3カ月も家族、友人と離れトレーニングをしている、自己犠牲が必要だと言っていました。対するモロニーも普段の拠点を離れ、別の地でトレーニングに没頭していると言ってましたが、婚約者とともにと書かれており、ロドリゲスの彼女や奥さんのことはわかりませんが、これが試合を決めるんじゃないかなぁ、ロドリゲスの方がより耐え忍んでるんちゃうかなぁ、なんて感じていました。

モロニーの試合は勇敢でした。惜しかった。そんな彼が語る、井上尚弥、その他の展望は興味深いです。井上VSパヤノの衝撃以来、WBSSでは白黒はっきりしたKOは生まれていません。シーズン1を圧倒的に制したウシクは判定型、決勝ではグローブスをKOしたものの、代役のホルツケンにも苦戦したカラム・スミスの優勝・・・など、このレベルではポイントメイクで揺るぎない技巧派が結果を残す傾向がありそうです。

そんな事をふとおもいつつ、今週末に迫ったバーネットVSドネアを展望してみると
もちろん、キレの戻ったドネアを応援しつつ、バーネットというのは他の参加者とは違う武器、特徴を持った難解な奴だよなぁ、ここを圧勝するなら考えを改めねばならないな、なんて感じたりもしました。

ジェイソン・モロニー、将来の井上尚弥や井上拓真の対戦相手になりうる選手です。
世界タイトルへの渇望はすさまじい。

この名を忘れぬように胸にとどめておこう。

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プクー

原始的で単純明快なスポーツです。生涯一度の敗北、無敗で引退したボクサーもいます。負けても次頑張りますというスポーツとは違う残酷さ、無常さが好きです。

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