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テテの望みはいつの日も・・・/ノニト・ドネア レポート

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WBSSの話題を優先的に書きたくなる症候群です。レジェンド、ドネアのレポート。果たしてバーネットの怪我は偶然か必然だったのか、故意というのは否定しますが、あれは相手がドネアであったが故の必然だったとは少しおもうところあり・・・

翻訳ではなく要約です。過去の実績とかは事実のみを端折りました。

WBAバンタム級王者のライアン・バーネットと元4階級王者のノニト・ドネアの試合、最初の30秒をみれば両者の体格差は明らかでした。35歳のドネアがかなり大きく見え、26歳の小柄なバーネットをジャブでコーナーに断続的に追い詰めていました。ドネアの背中は大きく、バーネットがこれを回避するには速いペースを保つことが必要でしたが、ドネアにはパワーがあるので余裕にみえました。

フェザー級でバーネットの同胞、元2階級王者のカール・フランプトンに判定負けしたドネアは、背もリーチもフランプトンを上回っていましたが、約4.5キロほど(10ポンド)水増しで体重を作ったと言います。それでもドネアにはパワーがあったとフランプトンは言っていましたが、鍵となるのは7年間も昔の118ポンドに戻したことでドネアがどれだけ効果的に力を発揮するかです。

2011年11月以降、バンタム級を離れて17試合戦ってきたドネアですが、パワーは試合毎に目減りしていきました。しかし、バーネットとの久しぶりのバンタム級の試合で、4ラウンド終了、右を放った際のバーネットの筋肉の断裂による棄権という形でドネアはTKO勝利をものにしてみせた。

ドネア
「バーネット戦では当日128ポンドくらいでコンディションがよく、重くも遅くも感じなかった。最初はパワーファイトで相手を怯ませる作戦でしたが、途中からアウトボクシングに切り替えました。パワーはいい感じでしたが、バーネットのミスを誘った時に、肉離れを起こしたのではないかな。バーネットが怪我するまで、私は80%の力で、リズムを重視してボディアタックを仕掛けていた。それが彼の怪我を誘発したとおもう。痛みに苦しむ彼をみて申し訳ないとおもった。深刻な怪我にならずに問題なく回復して欲しいとおもう。」

バーネット戦の勝利でドネアは最近の12試合を8勝5KO4敗とした。試合はバーネットが121ポンド1/2、ドネアが126ポンドだった。スーパーフライ級の暫定王座(ラファエル・コンセプションへの勝利)を含むドネアの獲得したベルトは8つにのぼる。(4敗はリコンドー、ウォータース、マグダレノ、フランプトン。バンタム級で負けはない。)

ドネア
「フランプトン戦を通じて、勝っている部分も劣っている部分もあったとおもうが、フェザー級は重すぎて自分には属さないと感じた。ここでは私はいつも小さな男でバンタム級が作れるとわかっていた。このトーナメントの機会を得て、2カ月の期間で落とせるか少し不安だったけど、やってみたら簡単だった。だからコンディションはよくて、脱水状態なんてことも全くなかった。」

ドネアは5階級を制しているが、115のベルトは暫定王座なので正式には数えられず、公式には4階級王者となっている。

ドネア
「再び世界王者になれたことは光栄です。体重を作るのは簡単です。今後はバンタム級でやっていきます。」

11月16日には36歳になるドネアには3歳と5歳の息子がいる。

ドネアの次の対戦相手は、南アフリカのWBO王者、ゾラニ・テテ(30歳)だ。もう一方のトーナメントは井上VSロドリゲスで争われる。

ドネア
「テテはとてもスキルフルなボクサーです。しかし私のスタイルは彼に対し、理にかなっている。テテのスタイルを解体して中和する多くの方法があります。そしてベストパンチを当てれば彼を倒すことが出来るだろう。」

2011年のドネアのバンタム級時代は全盛期で、ボコボコにされたシドレンコは引退、フェルナンド・モンティエルは左フック一閃で痙攣した。当時無敗だった長期政権王者のナルバエスにはじめて土をつけたのもドネアだ。

ドネア
「今の焦点はトーナメントの次の試合と優勝です。バンタム級での私のパワーは凄まじいです。アグレッシブに攻めることができます。誰も私を止められない。バンタム級では最も危険なパンチャーです。」

WBSS一回戦全て終了、来年準決勝が始まります。熱狂の後の静寂、WBSS以外に熱くなれないような状態が続いていますが、これがドネアの意気込みです。

7年ぶりのレジェンド、ドネアのバンタム級

昔のようにキレキレではない、特にディフェンスの反応が落ちている
それでも、バーネットを後退させるに十分なパワーとスキルを発揮し、バンタム級ではやはり脅威である

バーネットは体質、練習の質からして筋肉を損傷しやすい
しかしいつもの相手以上に、ドネアが強かったので無理がたたり、余計な負荷がかかり、筋肉をひねった

のかなぁ

という印象です。

小さく非力なミーシャ・アロイヤンは、長身強打のスナイパー、テテを相手に、かなり機動力を駆使して解体を迫ったが、やはり小さく、非力であと数歩距離が届かないもどかしさを感じました。しかしドネアには、テテ以上のセンス、栄光、テテより大きなパワーを体感してきたキャリアがあります。体格差というテテの強みを無効化するにはうってつけの条件を備えています。

テテ自身は、過去の英雄よりは今が旬でずっと追いかけてきたバーネットと対戦したいと言ってました。テテの望みは叶わないことばかりです。ドネアの言うコンディションとパワーが本当であれば、決勝に勝ちあがるのはレジェンド、ドネアになるでしょう。

それでも予想は現時点では6-4でテテですが・・・

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原始的で単純明快なスポーツです。生涯一度の敗北、無敗で引退したボクサーもいます。負けても次頑張りますというスポーツとは違う残酷さ、無常さが好きです。

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