アテネ&北京五輪でドミニカ共和国代表のパヤノと
アテネ&北京&ロンドン五輪で米国代表のウォーレン
国を代表するアマチュア、特にウォーレンは五輪金はならなかったが世界選手権を制しておりアマトップ。
3度出場とはつまり12年間トップをはってきたのだ、偉大である。
ランク以上に難しい相手を迎えるパヤノはモレノ戦と同じく積極的に攻めることでペースをつかもうとするが、かなり頭の位置が低く飛び込んでくるのでやはりバッティングが起きやすい。
対するウォーレンは出てくるパヤノにカウンターを合わせるだけだが荒れた展開であまりクリーンヒットできず。
下がりながらだと効かせきれない。
ただ、防御技術は相当に高くパヤノをいなすのはうまい。
後半はパヤノを投げ飛ばし2点減点を食ったそうだが、その減点がなければわずかに勝っていた結果だった。
パヤノは前半飛ばしたので後半はタジタジだったが、モレノ戦に続き勝ち逃げに成功。
勝敗は運だけといえる差。
俊敏な技巧派なのにガンガン攻めて序盤を制するのが吉と出たようなここ2戦だ。
かなりバタバタした荒れた試合だったが、両者のキャリアを考えると相当高次元の戦いだったはずだ。
山中にしてもこの両者に勝てるとはいえない、やってみないとわからない。
ウォーレンの勝ちでもいい内容も、挑戦者らしくなく、やや受け身だったのが惜しかった。
戦い方次第で勝てた試合だ。
パヤノはただの上手いボクサーではなく勝つために手段を選ばないたくましさがありしぶとい。
モレノに勝って(負傷判定だが)ウォーレンと防衛戦、この2戦だけで山中の実績を超えるマッチメイクといえる。
バンタムナンバーワンは山中だとはいいきれない。
実力者同士だけにクリーンな試合とはならず拮抗した荒れた展開だったが、初防衛でハイレベルな相手を選んだパヤノはすごいなとおもいます。
初防衛や王座決定戦で五輪3度出場、アマ世界王者を選ぶ日本人はいないです。
松本や大森のターゲットなのかもしれないが、アマ最高峰レベルの強豪です、強いです。
[youtube]https://youtu.be/mTkYqIwUqeQ[/youtube]