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エマニュエル・ロドリゲス 解体新書

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さて、まだ時間はあるが改めて遊んでみました。この遊びは何度も繰り返すだろう。そのたびに、動画のリンクがきれていなければ、このページから繰り返し視聴する。そんなページとして残しておきます。

エマニュエル・ロドリゲスはどんなボクサーでどこに欠点があるのだろう。
山中時代から何度もピックアップしており、一番脅威のランカー、ルイス・ネリよりライアン・バーネットより強いでしょと書いてきた印象は変わりません。帝拳も映像でみた印象でロドリゲスではなくネリーに白羽の矢を立てたのではないかなとおもうくらい。ミゲル・コットの小型版かのごとく、機能的かつ様式美に優れた穴の少ないお手本のようなファイターです。

さて

【井上尚弥の好敵手!?】エマニュエル・ロドリゲスって強いの? KO集+α 7試合 Ultimate KO Highlights of Emannuel Rodriguez

KOシーンを集めたダイジェストなので、やっぱりこれではわからん。強いな、スゲーなしか・・・
わかることはリーチはあまり長くなく、相手と距離が近い。パンチは共に当たる距離で戦う選手です。
ゾラニ・テテに対してもこの距離感を易々と作れてしまうんだろうか・・・

大振りはしない。パンチは全てコンパクトで美しいコンビネーションです。
下がる選手ではない。打ち合いや相手と交錯した時に必ずショートカウンターを合わせてきます。
特に左ボディ、ボディアッパーが上手くてこれを多用し起点にしています。
ガードも勤勉で小さな顔をしっかりカバーしています。

エマニュエル・ロドリゲスVSジェイソン・モロニー LIVE

大橋会長がリカルド・ロペスと戦った時は大橋有利だったとおもう。来日しロペスの練習をみてタダモノではない実力に驚き、蓋を開けたらその後、20度も防衛し無敗のまま引退するスペシャルな選手であった。ロドリゲ ...

やはりこの試合にこの時点でのロドリゲスの全貌がみてとれます。
モロニーが頑張ったからこそいい参考材料になります。
2-1というスプリットでしたが、見直すとやはりロドリゲスのタイミングやバランスの方が優れています。
見栄えの良さが違います。

ここでも同じ、一々カウンターのタイミングでのコツコツショートコンビです。
左ボディアッパーからのタイミングが多い。
相打ちの名手です。
モロニーよりバランスもタイミングもコンビの質もいいので、精度で勝っています。
モロニー相手でも下がりません。むしろ前進型です。
きついほどではないがプレッシャーもかけていくタイプです。

こういう完成度、総合力での勝負をしてると隙がないので、中盤から後半はモロニーが距離を潰してボディを増やしていきます。

すると、疲労や拳の怪我のアクシデントもあったのかもしれませんが、少しロドリゲスが怯みます。
少しの時間だけ、ロープを背負う時間も出てきます。

きれいなファイトではロドリゲスの精度に敵いませんでしたが、プレスの力とボディアタック、力強さでモロニーが上回る時間が増えてきました。
それでも、基本的には12ラウンドを通じて大きな流れは変わらず、ビッグパンチのヒットはなかったですが、ロドリゲスの完成度、ショートコンビの質が上だなという印象でした。

次にみたらまた違うかもしれません。

元王者のポール・バトラーが完封されました。
フルではまともな映像があまりありません。
しかしフルで観戦する価値のある試合です。

初回に2度もダウンを奪っているのに判定までいったのはなぜなのか、拳の怪我との事ですが、よく見極める必要がありそうです。
ダイジェストだけみると、もう初回で勝負ありの圧倒的な差ですからね。

けど、今この試合をじっくりみるほどの時間はないのでした。
またの課題とさせていただきます。

エマニュエル・ロドリゲス

どこからどうみても穴の少ない素晴らしい王者です。

・相打ちカウンターの名手で距離が近い
・ショートコンビの鬼で左ボディアッパーが起点
・下がらない。リング中央で戦うタイプ
・ガードもしっかり小顔をカバー
・大振りしない、コンパクトボクシング
・めったにないが、ロープに押し込まれたり、くっつかれるとガード一辺倒な時もある
・自分が前に出るタイプなのでめったにないが重厚なプレスには怯む

という以前と変わらぬ印象でした。
総合力が実に高いんだよな。
まとまりの選手なので、特徴的な武器というのが足りないが、総合力という点ではテテや今のドネアより上だろう。
スケール感のある井岡一翔のようだ。

それでも、我らが井上尚弥との相対比較でみると、お互いのパンチが当たる距離での攻防となると、タイミング、精度の緻密な戦いになることが容易に想像できる。
遠距離では井上尚弥のジャブの威力、効果が上ではないか。

井上の破壊力の方が強烈にみえるので、ガードの上から被弾したボディや左フックでも、ロドリゲスは苦しい、怯むとおもう。
そこでロドリゲスは効いた、重い、苦しい、止まる瞬間やバランスを崩してしまう時がくる。

その時に井上のトドメの一発が炸裂する。
という印象です。

パッキャオVSコット
みたいな差があるのではないかな。

ただのフィジカルではなく、勤勉に技術を駆使して前に出ていく攻撃型の選手なので、ロドリゲスを下がらせることができれば解体できそうだ。

最初からきれいにクリーンヒットなどせずとも、井上のスピードと破壊力に対処していくだけで落ちていく気がする。
それが現在のイメージです。

井上としては、ショートカウンターの名手であるロドリゲスの一発を不用意にもらわない事だけです。
打ち合いでは必ず合わせてきます。
いずれにしてもこの完成度の王者と拳を交える井上にとり極上の経験になるでしょう。
これを序盤で圧倒するようだと未だモンスターの全貌が全くわからない事になる・・・

それも困ったもんだ。

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プクー

原始的で単純明快なスポーツです。生涯一度の敗北、無敗で引退したボクサーもいます。負けても次頑張りますというスポーツとは違う残酷さ、無常さが好きです。

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