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温故知新の世代交代/VS井上尚弥~ノニト・ドネアの自信と勝算

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テーマとしては興味深いものだとおもいます。しかし異議アリです。

世界的に著名なサイトからの紹介ですが、ここの記事はいつも俺のと違うなぁ、こういう切り口でしか書けないんだろうかと呆れてしまうのです。

こう書けというマニュアルでもあるのだろうか?

ノニト・ドネアは井上尚弥VSエマニュエル・ロドリゲスを現地で観戦し、井上にいくつかの欠点を見出したと言う。

井上はわずか2回でロドリゲスをストップした。一般的なファンにとっては素晴らしいパフォーマンスにみえたが、ドネアのプロとしての視線は井上のパフォーマンスに欠陥、決勝で井上を倒すヒントを見出していた。

ドネア
「いくつかの欠点を見つけました。ジムに戻って自分の最適なパフォーマンスができる動きと距離を確認する必要がありますが、井上に対するゲームプランを確実に作れるとおもいます。」

ドネアが言っているとおもわれるのは、ロドリゲスが初回に井上の顔面に何度かパンチを当てたという事実だ。ロドリゲスは右ストレート、左フックのタイミングを掴んでいた。試合が後半まで続いたら、井上が初めて負ける姿がみれたかもしれない。もちろん、それは恥ずべきことではない。井上はプロとしてほんの一握りの試合しかしていないし、多くの相手が凡庸だったのだから。

井上のキャリアはドネアに対して貧弱すぎる

井上のキャリアがいかに浅いのか誰もわかっていない。
名のある名前とといえるのは次の通りだ。

オマル・ナルバエス
デビッド・カルモナ
アントニオ・ニエベス
ヨアン・ボワイヨ
ファン・カルロス・パヤノ
ジェイミー・マクドネル

みなそれなりにいいファイターだが、井上がスーパースターであることを証明するような大物ではない。ドネアでも彼ら全員にノックアウトで勝つだろう。だから井上がこれら選手に勝ったからドネアにも勝つとはいえないのだ。井上はドネアに勝つといえるほどの勝利を経験していない。だから誰も井上VSドネアの行方はわからない。

ドネア
「決勝で井上に勝つために大事なのは最良のプラン(計画)です。我々は互角の才能を持ったファイターだとおもう。どちらがベストプランを用意できるか、日本では全てを隠蔽するでしょう。なぜならこの試合が過去最大のものだからです。世界では私は常にエキサイティングなファイトをする男として知られていますので、自分のパワーをもってすればどんな試合でも勝利のチャンスはあるのです。」

井上の戦い方は単純明確だ。彼はパワーに頼って相手が耐えようが耐えきれなかろうが殴る。相手が井上のパワーに対抗できるなら、井上は貧弱なディフェンススキルに頼ることになる。井上は攻撃力は凄いが、ディフェンス力は平均的だ。容易にバランスを崩すしパンチを食う。

ドネアは井上がはじめて対するビッグパンチャーだ。

井上は決勝ではじめて自分と同等かそれ以上のモンスターパンチャーと戦うことになる。井上は今まで下の階級も含め、小さく、パワーレスな相手とばかり戦ってきた。ドネアのようなパンチャーは誰もいなかった。もしドネアのような者がいたとしたら彼らは井上のKOの犠牲にならず世界王者になっていただろう。もし井上がドネアに対し序盤でノックアウトできなければ、井上のアゴは何度もテストにさらされることになるだろう。ドネアの左フックが炸裂した時に井上の耐久力がはじめて試されることになる。

ドネア
「バンタム級でパンチを当てるのは簡単なんです。フェザー級ではタイミングも含め、全然違いました。バンタム級では何も制限なくただパンチを放つだけで相手は倒れるのです。」

ドネアの過ちはバンタム級に戻ってきてから彼は8年前と同じようにパンチを打っていないことだ。ドネアはパンチを打つのに時間をかけ過ぎで、完璧なノックアウトばかり狙っているかのようだ。ドネアほどのパワーがあれば、狙ったパンチでなくともライアン・バーネットのような相手をもっと楽に痛めつけることができたはずだ。それが昔のドネアだった。

しかしドネアの直近の試合、ステフォン・ヤング戦では狙いすぎていた。6回に仕留めるまでサウスポーヤングのパンチを無駄に食い過ぎていた。初回からドネアがアグレッシブに攻めていたらもっとイージーファイトになっていただろう。

ドネアが勝ってもそれはアップセットではない

プロとしての実績、キャリアを考えれば、ドネアが井上に勝ってもアップセットとはいえない。ドネアはもちろん、ドネアが戦ってきた相手レベルと井上は一度も対戦していない。ドネアに勝った相手は井上にも勝つだろう。井上を卑下しているのではなくそれがリアリティなのだ。もし井上がフェザー級に上げてカール・フランプトンやジェシー・マグダレノやニコラス・ウォータースのような男と戦ったらどうなるだろう?井上は勝てないだろう。サイズが違いすぎる。10ポンド近い違いは大きさの違いだけでなくパワーの違いでもあるのだ。

この記事で共感できるのはドネアの過ちの箇所だけだ。

今も昔もスーパーバンタム級以降のドネアは大振り、一発、KO狙いでボクシングが雑になっていった。それでもセンスで勝ち抜いてきたが、フェザー級は無理があった。体重合わせか腹回りも緩かった。久々に復帰した適正階級のバンタム級でも、パワー頼りな部分は変わらず、少々強引で危ない被弾が増えている。反応にも陰りがみえる。

パワーはあるのだろうがプロセスが欠落している。そこを考慮して若く攻防にセンスがあり無駄な被弾をしないロドリゲスをして個人的に事実上の決勝と判断した想いは変わらない。

バーネットの怪我やテテの棄権じゃなく勝ち抜いての決勝であれば本当に怖い存在だが、いくら事前に煽っても、WBSS決勝は、運命に導かれた天才同士の新旧交代劇であると確信している。ドネアもある程度それを覚悟の上で、最後の一花に最良のコンディションとモチベーションで挑む決戦であると自覚しているはずだと。

ドネアは井上がはじめて対するビッグパンチャーだ

これも正解かもしれないけれど、今は井上尚弥の方がビッグパンチャーだろう。どこか、日本人を見下した精神文化があるのかもしれない。個人的にはカール・フランプトンやジェシー・マグダレノだったら問題なく勝てるとおもっちゃってます。

一番大事なのは最良の準備、コンディションだろう。

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原始的で単純明快なスポーツです。生涯一度の敗北、無敗で引退したボクサーもいます。負けても次頑張りますというスポーツとは違う残酷さ、無常さが好きです。

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