階級別 バンタム WBSS

日本のみなさんごめんなさい/ゾラニ・テテの出直し

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ライアン・バーネットに続き、怪我で離脱というWBSSバンタム級の珍事を起こした張本人は心身ともに回復、前を向いて再始動をはじめました。仕方がないさ、けれどタイミングというのがある。そこも含めてプロフェッショナルだ。以前とは違う調整、姿勢で生まれ変わった再出発となるのだろうか。

怪我はボクシングにはつきものだが、そのタイミングが絶望的な事もある。

WBOバンタム級王者のゾラニ・テテはWBSS準決勝、WBAスーパー王者のノニト・ドネアとの統一戦の数日前に肩を怪我して離脱した。それはテテにとりキャリア最大の戦いであり、勝てば南アフリカが決勝の舞台としてスポットが当てられていた可能性もあった。

撤退はテテの心に傷を残した。回復に数週間を要したが予後は良好で31歳のサウスポーは前向きに未来を見据えている。

テテ
「怪我は順調に回復しています。もうトレーニングを再開しました。9月か10月にリングに戻れるとおもいます。優れたドクターがいて、怪我が不安なら復帰は許してくれないでしょうから大丈夫です。マネージャーがプロモーターのフランク・ウォーレンと交渉していると信じています。用意された試合は何でもやります。ビッグマッチがしたい。タイトルの統一や防衛、試合はイギリスで行われるでしょう。」

WBSSのトーナメントを撤退したテテは観客席からノニト・ドネアと代役のステフォン・ヤングの試合を見守った。

テテ
「その夜、ノニトと一緒にリングにいる自分を想像していました。ノニトは間違いなく世界で最高のバンタム級の一人で私が心から望んでいた戦いです。リングの外で観戦するのは辛かったです。けれど私は真の王者です。トーナメント離脱の失望を克服しました。優勝してアリトロフィーを掲げたかったので優勝者と統一戦がしたいです。」

ドネアがヤングを粉砕してから3週間後、日本のセンセーション、井上尚弥は地球上のあらゆるバンタム級にさらに別次元のインパクトを与えた。ここまで無敗のIBF王者エマニュエル・ロドリゲスをわずか2ラウンドで破壊した”モンスター”はIBF王座とリングマガジン認定ベルトを獲得した。

テテ
「井上があんなに早くノックアウトするとはおもわなかった。彼は自分自身を証明し続けている。まさにパウンドフォーパウンド、最高のファイターの一人です。しかし決勝ではドネアを支持します。ドネアもまた自分自身を証明し続けており、人々を驚かせています。

私は井上VSドネアの勝者と戦いたいですが、階級にはルイス・ネリーもいます。山中との試合をみてネリーと戦ってみたいとおもいました。彼はWBCの1位ですからWBC王者になれば私と対戦のチャンスがあります。対戦できることを願っています。ビッグマッチ、それが私をやる気にさせます。ベストとベストによる戦いを楽しみにしています。」

自業自得、怪我も実力のうちと言われればそれまでですが、テテとすればこう言うしかないでしょう。片手ではドネアには勝てない・・・

井上は望んだ通りのパフォーマンスが発揮できているからとWBSS後もしばらくはバンタム級にとどまることを明言しています。テテとしては1年くらいかけて対戦をアピールできる実績と信用を積み直す必要がある。

そして、もう一人の顔はすっかりルイス・ネリーになってしまいました。
王者のノルディン・ウバーリも井上拓真も空気です。
なぜ拓真は試合をしないのか、予定もないのか。

WBC王者はルイス・ネリーの復活で決まりなのか、それとも空気な誰かがアピールするのか・・・
これらが決着するまでは井上尚弥のバンタム級に期待しよう。

日本のみなさんごめんなさい、いや直接の被害者はフィリピンだ。
テテさん、責任とってネリーの成敗をお願いします。

補足
7月20日のルイス・ネリーVSファン・カルロス・パヤノ(メインのパッキャオVSサーマンも含む)興行全体で薬物検査を行わないと発表。

もう薬物でもなんでもありで強ければ、面白ければいいという開き直りなのか・・・
薬物検査にも時間とお金がかかり、必ずしも厳格とはいえず不透明さは常に残るが。

ますますやったもん勝ちの世界になってしまいました。
パヤノの奮闘を期待しますが、サイボーグの餌食にならぬクリーンでフェアなファイトを願うしかない。

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プクー

原始的で単純明快なスポーツです。生涯一度の敗北、無敗で引退したボクサーもいます。負けても次頑張りますというスポーツとは違う残酷さ、無常さが好きです。

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