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WBCバンタム級の行方/ウバーリ・拓真・ネリー・ロドリゲス・ウォーレン他

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エマニュエル・ロドリゲスVSラウシー・ウォーレンの話題がここではホットにはなりませんでしたが、井上尚弥に壮絶KO負けした方が早く再起するというのはパヤノさんと同じ流れです。「死の棘」を抜きさりたいのだろう。しかも相手がパヤノさんの時より最上級ときた。

しかしこの対戦がWBCのエリミネーターという点にひっかかるマニアも多くいるだろう。
その点を踏まえてバンタム級を整理してみる。

WBC王者 ノルディン・ウバーリ

11月7日は井上尚弥VSノニト・ドネアで頭がいっぱいだ。もしかしたら世界的な注目度を加味すると日本史上最高レベルの試合になるかもしれない。忘れてならないのはこの王者もやって来る。暫定王者、井上拓真との決戦。ベルトはひとつで十分だ。

ここ数戦観て、ファイターとしての欠点はない。精巧緻密かつ攻撃的なサウスポー。完成度は非常に高い。懸念材料としてはアマチュアが長く33歳と高齢で既に完成されていおり、アマではライトフライ級~フライ級の選手で身長もリーチも163センチとかなり小柄なので、スケール感を感じない。トップアマとしての技巧と積極性はさすがだが、結局は近距離に踏み込んで連打で相手を倒すタイプなのでそれなりのリスクを払うファイトスタイルである。

WBC暫定王者 井上拓真

ウバーリより日本人である井上拓真の方がわかりづらい。高校時代は田中恒成と凌ぎを削ったほどの実力者にしてプロの現在、体重、フィジカルはそれ以上にみえる。しかしここまで13勝3KOと結果が出ていない。

個人的な印象だとジムファイターの殻を出ていないのではないか。どんなに強い相手にも対応できる。しかし格下の相手にも戸惑い、付き合う。相手と実力差があるのに慎重すぎるファイトで接戦となり最終的にはやけくその打ち合いの中の正確性で僅差勝利というパターンが多い。なので相手が超一流でも対応できると期待できる一方、練習ばかりでいきなりウバーリでは克服できないんじゃないかという懸念が残る。

しかし最高の舞台で相手との年齢差は10歳、この殻を破れば一流王者の仲間入りだ、とういうかここではじめて本当の王者だ。

WBCシルバー王者 1位 ルイス・ネリー

山中慎介の記録を奪った元王者にして剥奪のまま無敗の最有力候補。WBCがメキシコだから当然彼にチャンスを与えたい。過去の薬物問題を抜きにして語れば、PBCと契約しアメリカデビュー、元王者のアローヨとパヤノを連続ノックアウトしているのだから挑戦資格としては十分だ。11/23にはワイルダーVSオルティス2の前座で試合を予定していると言うが相手は未定。

この状況でどうしてエマニュエル・ロドリゲスVSラウシー・ウォーレンをWBCエリミネーターとしてセットしたのかが謎である。他のサイトでは、ネリーにバンタム級はもう無理なのではという憶測があった。

カネロやライアン・ガルシアの所属する、マッチョシステム、エディ・レイノソのチームに加わったネリーが筋肉肥大化するのは想像に難くなく、そうなると今でも体重問題を起こしているネリーが増量するのは当然の成り行きだろう。

エマニュエル・ロドリゲスVSラウシー・ウォーレンについてはこちら

お帰りなさい/エマニュエル・ロドリゲスVSラウシー・ウォーレン

やっぱり、負けたロドリゲスの方が早く帰ってきます。しかも傷心を癒す緩いマッチメイクなどせずいきなり勝負です。さすが勇敢です。 この記事が気に入ったらいいね ! しようシェアするツイートするTwitte ...

両者素晴らしい実力者だが、やっぱりロドリゲスはすごいよねというのを再認識したい。
ウォーレンのディフェンスは神がかりだから意外な結果もないとはいえない。
ウォーレンならジェイソン・モロニーに勝ちそうだし・・・

レイマート・ガバリョ

WBA暫定王座からいつのまにか外れ消えていたガバリョだが、PBCと契約し米国デビューを飾った。やはり多少大味だったが圧倒的なパワーと潜在能力をみせつけるアメリカデビュー戦だった。現在22勝19KOで井上拓真と同じ23歳。残念ながらこっちの方が説得力はある。彼もPBC。どう動く?

メルビン・ロペス

124勝2敗ネクストロマゴン/メルビン・ロペス

アマ104勝2敗、プロ20勝11KO無敗、21歳のニカラグアのプロスペクト、バンタム級です。井上尚弥を筆頭にトップレベルが固まるバンタム級戦線で、井上尚弥と戦いたいと小さなニュースで報じられていました ...

ここで紹介したニカラグアの新星。アメリカでの最新試合は初回ノックアウトで片づけた。次戦、ホセ・ベラスケスとの試合が10月25日に予定されている。まだ21歳で21勝12KO。少なくとも偽物、雑魚ではないだろう。

番外

ゾラニ・テテVSジョンリエル・カシメロ

WBOの正規(休養)王者と暫定王者の統一戦が指令された。11月23日に予定とある。11月は7日だけじゃない。23日にはこの両者に加えてネリーも予定されている。本来、WBSSで井上尚弥の一番のライバル、決勝の相手とおもわれていたテテ(負傷辞退)が今でも最強か。下から上げてきた小さなカシメロだが、その怪物的パワーファイトでメキシカンに圧巻のKO勝ちを続けている。距離を克服できなければテテの勝利が順当だろうがカシメロにはそれを突破するのに最適といえる圧力、勢い、パワーがある。面白い組み合わせだ。

その他、WBAでジェイソン・モロニーVSリボリオ・ソリスが計画されているとか5団体目といえるかもしれないIBOにはマイケル・バンケスという知らないベネズエラの王者がいるとか、その他にも無視できないバンタム級が数人はいそうですが、彼らを相手にする必要はない。

WBSSで井上尚弥が優勝したら残りの王座をどうするか、最上位ランカーをどうするのか、本格的な海外進出や階級アップを目指すのか、金の卵を産むガチョウとしてギャラが上がり引っ張りだこになっていくだろう。いずれにしても、最高のパフォーマンスが発揮できるバンタム級に残された仕事はさほど多くはない。

特にWBCの行方が混とんとしています。
誰かわかりやすく解説してください。

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プクー

原始的で単純明快なスポーツです。生涯一度の敗北、無敗で引退したボクサーもいます。負けても次頑張りますというスポーツとは違う残酷さ、無常さが好きです。

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