見果てぬモンスター/井上拓真

井上拓真が海外識者にどうみられているのかという内容です。

WBSSバンタム級のトーナメント、待望の決勝戦がいよいよ今週日本で開催される。IBF王者井上尚弥(18勝16KO)VS.WBA王者、ノニト・ドネア(40勝26KO5敗)だ。しかしこの日出場するのは尚弥だけではない。前座では弟の井上拓真(13勝3KO)がWBCバンタム級王者、ノルディーヌ・ウバーリと対戦する。拓真にとっては最初の世界タイトルマッチだ。

拓真は、より人気のある兄とは明らかに違うファイターだ。特にパンチ力に大きな違いがある。多くのファンは井上尚弥をボクシング界で最高レベルのハードパンチャーであると考えているが、拓真は雷のようなパワーや重いパンチを持っていない。しかし兄と同様、シャープで正確なパンチャーではある。

ハードパンチャーではないので、彼のファイトは兄の尚弥とは異なる。尚哉がより攻撃的な戦術家であるのに対し、拓真はテクニックに依存している。

私は通常比較はしないが、はじめて井上拓真を観た時に、マイキー・ガルシアのパワーレスなミニバージョンを連想した。オーソドックスの拓真は常に相手の射程内にいつつ、緻密なフットワークでタイミングや角度を構成する。フェイントを駆使して対戦相手のバランスを崩す。

ディフェンス面では兄の尚弥に共通する点がある。私が最も注目しているのは、兄弟共に頭を動かさないことだ。そして相手の打ち気を誘うため、ガードを低くしている。

これらのディフェンスの欠陥は、間違いなく強力な王者、ノルディーヌ・ウバーリによってテストされることになるだろう。ウバーリは重いパンチと手数を持ち、相打ちでコンビネーションを打つことをためらわない。

大事なのは拓真のパンチがウバーリを警戒させるのに十分な説得力があるかどうかだ。拓真の動きやパワーに脅威がないと悟れば、今年はじめのラウシー・ウォーレン戦のようなパフォーマンスでウバーリが試合を支配するだろう。しかし拓真のテクニック、パワーがウバーリに想像以上の脅威を与えることができるならば、この日の夜は日本の兄弟がバンタム級を支配することになるだろう。

海外からの井上拓真評でした。

ここでもやはり、ノルディーヌ・ウバーリの評価が定まっていない感じがします。

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私の井上拓真に関する印象はここで書いたが、やはりノックアウトという結果が伴っていない、日本やアジアのランカーともバチバチの打ち合いを演じていた拓真はやはりパワーレスなのかもしれない。

しかしこれはむしろ拓真にとり賞賛記事だ。

マイキー・ガルシアのパワーレスなミニバージョン

パワーレスは抜きにして、個人的にマイキーっぽいはかつての井上尚弥に感じていたほどだ。ドミトリー・ビボルにも感じていたが、彼らはその後階級の壁につきあたっている。今の階級ではパワーを頼りにできない。

ロマチェンコのような3次元、4次元みたいな左右の動きや幻惑はなく、非常にオーソドックスだけれども研ぎ澄まされて一縷の隙もない。こんなファイトを観ている方がシンプルで楽しく美しいといえるかもしれない。

かつて兄弟揃っての興行を生観戦した時、井上拓真は井上尚弥のようだった。構えが、シルエットが似ていたのだろうか。試合も圧倒していた。しかし慎重すぎて退屈なものになっていき、あぁ、やはり似ていないと結論した。

井上拓真の真価、まだみぬ本領を発揮しなければ勝てない相手だが、この相手で全てが明らかになる。

https://www.youtube.com/watch?v=NDxhtwku9GI

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