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ビーストモード(on beast mode)/ジョンリエル・カシメロ

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「カシメロは今野獣モードにいる。」

カシメロを簡単にまとめると、かなり強い、野蛮でダーティー、勝つときはノックアウト、しかしムラがあり、安定感がない。負けるときはほとんど消化不良の判定、という捉えどころのないファイターなのであった。

11月30日、バーミンガムアリーナで行われるWBOバンタム級タイトルマッチ、敵地で正規王者ゾラニ・テテに挑む暫定王者のジョンリエル・カシメロはプロモーターであり、友人のマニー・パッキャオに触発されている。

8階級の世界王者兼プロモーターのマニー・パッキャオはこの試合をフィリピンで開催したかったが、テテのプロモーター、フランク・ウォーレンが入札に勝利した。勝者には多くの可能性が開かれる。WBSS優勝、現在2冠王者の井上尚弥に対する2020年の統一戦の予約試合ともいえる。

パッキャオ
「カシメロ、幸運を祈る。ベストを尽くしてください。」

現在WBOの暫定王者であるカシメロ(28勝19KO4敗)はイギリスでMPプロモーションの社長、ショーン・ギボンズと合流する。

ギボンズ
「上院議員でもあるパッキャオには、カシメロはとてつもないトレーニングキャンプを過ごし、勝利以外何も求めていないと伝えました。」

ロードウォリアーのカシメロは32戦のキャリアを通じて、アルゼンチン、中国、イギリス、メキシコ、ニカラグア、パナマ、南アフリカ、タイ、アメリカ、そして祖国フィリピンなど10か国で戦ってきた。

2016年9月にはロンドンで元フライ級王者のチャーリー・エドワーズをノックアウトしている。

ゾラニ・テテとの試合に備え、アメリカ、ラスベガスでトレーニングを行っているカシメロはパッキャオのライバル、ファン・マヌエル・マルケスの元トレーナー、メモ・ヘレディアをチームに加えた。

ブレンダン・ギボンズ(ショーン・ギボンズの息子)

「カシメロは今、野獣モードにいる」

30歳のカシメロは2012年にIBFライトフライ級王者になり3度防衛した。2011年3月22歳になった直後にモルティ・ムザラネに負けて以来、8年間で2度負けただけだ。

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いつか引退したら、今でも、レジェンド記事を書いてみたいとおもうくらい知ってるようで知らない、近いようで遠いキャリアを歩んできたフィリピンのトップファイターがカシメロだ。ライトフライ級からキャリアを初め、世界10か国で戦ってきたロードウォリアーだが、来日したことは一度もない。WBOやIBFの王者だから疎遠だった、狂暴なパンチャーぶりで見て見ぬふりをしてきたともいえるかもしれない。

28勝19KO4敗のキャリアを振り返ると、強いのだが不安定さも目立ちとらえどころがない。勝つときはスカッとKOが多いが、負ける時はズルズルと判定、ムザラネに負けた試合も唐突だった。

特にアムナットとの試合

2015年6月7日、タイのバンコクのインドア・スタジアム・フアマークでIBF世界フライ級王者アムナット・ルエンロンと対戦し、12回0-3(110-116、110-115、112-113)の判定負けを喫し2階級制覇に失敗。

試合後IBFがカシメロの抗議でアムナット対カシメロ戦のスコアカードの再点検を実施。マックウィリアムズ・アローヨと同様レフェリーの不手際が発覚した。レフェリーを務めたラリー・ドンガットに対してIBF公認レフェリー資格剥奪の処分を下し、アムナットとカシメロに対し再戦指令を出した。

2016年5月25日、IBFからの再戦指令に基づき北京の北京国家体育場内ダイヤモンド・スタジアムでIBF世界フライ級王者アムナット・ルエンロンと再戦し、アムナットにペースを握られたかに思われたが、4回に2度ダウンを奪い4回2分10秒逆転KO勝ちを収め、2階級制覇を達成した。前日計量は異例の万里の長城で行われ、一時アムナットとカシメロがあわや計量失格になるところだったが、結局プロモーションでの撮影だったことが判明。その後北京の年次総会会場近くのホテルに戻りアムナットとカシメロがリミットでパスをして事なきを得た。

マックウィリアムズ・アローヨと同様レフェリーの不手際が発覚とはなんだろう。


このふてぶてしさがカシメロの魅力だ。

私の知っているカシメロを簡単にまとめると

かなり強い、野蛮でダーティー、勝つときは強烈なノックアウト、しかし試合にムラがあり、安定感がない。負けるときはほとんど消化不良の判定という捉えどころのないファイターなのであった。特に屈強な選手だったが、スキルの弱い同胞のジョナス・スルタンに負けたのが痛かった。

若干20歳で世界王者になったカシメロも30歳、バンタム級に上げてからは全KO勝利だ。そろそろ、ムラッけや不安定感を脱し、才能爆発といくだろうか。

テテさんが慎重に戦いそうはまさにこのファイトのポイントだと思う。どっちがより強いかよりも相性の問題になってしまいそうですね。

というコメントが言い得て妙だ。

カシメロは強い、パッキャオのような天然規格外なところがある。プロらしい殴り合いで本領を発揮する。しかしテテも難解だ。長身で遠距離、懐深い強打者、テテは殴らせてくれるだろうか。

KO、凡戦、全く読めない・・・

テテが恐怖を感じて萎縮したら飲み込まれてしまうだろう。
やっぱカシメロ支持でいいや。

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原始的で単純明快なスポーツです。生涯一度の敗北、無敗で引退したボクサーもいます。負けても次頑張りますというスポーツとは違う残酷さ、無常さが好きです。

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