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実力者同士の美しき対戦カード/モルティ・ムザラネVSムハマド・ワシーム

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比嘉VSロサレスより双方が強いという意味でずっと意義深い試合だ。日本人が2人王者で田中も控えているが、正直この試合の方がマニア心を鷲掴みされるハイレベルなものといえる。

モルティ・ムザラネVSムハマド・ワシーム

ドニー・ニエテス返上のIBF王座決定戦に昇格されたそうです。
試合はパッキャオVSマティセinマレーシアクアラルンプールの前座で7月15日に予定されています。
アジア、南半球、パッキャオ効果で実現した試合といえようか。

モルティ・ムザラネ35勝24KO2敗

2009年~14年の間、ゾラニ・テテやジョンリエル・カシメロに勝ち4度の防衛に成功。
アムナットとの防衛戦を回避したことからベルトを剥奪されたが、2017年に3試合し復帰しました。
現在35歳のベテランです。

2敗は2004年地元の選手相手に10ラウンドKO負け
2008年ノニト・ドネアに負傷判定負け

166センチとあるがもっと小柄にみえる。当時日の出の勢いだったドネアには敗れたが、シャープなドネアのパンチをブロックし接近戦を見出そうとする際のストップで、当時バタバタ相手を倒していたドネアがフライ級で唯一苦戦した試合かもしれない。劣勢だったが先がまだわからなかった。

何といっても今評価高いゾラニ・テテを唯一KOしているのがすごい。
ブロック&プレス、ラッシュで長身パンチャー攻略の手本を見せてくれた。
この時点でテテはまだ不安定だったけど・・・
テテも頭の上がらぬ男だろう。

ムハマド・ワシーム
8勝6KO

パキスタンというのが貴重で勝てば初の世界王者にして最後、伝説になるだろう。
韓国のプロモーターと契約したはいいが、金欠、環境も悪くキャリアが停滞していると聞く。まともに練習できているとおもえない。

東京五輪に目標を変えるという話も聞いたがこの試合の決定で変わるとおもう。せめて少しでも環境が改善してるといいのだけど・・・

コリン・ネイサン(ムラザネのマネージャー)
「私がムラザネを引き継いだ時、周囲の人はムラザネのキャリアはもう終わっていると言いました。しかし彼は未だハングリーで復帰し、再びIBF王座を掴むチャンスを得ました。」

ワシームはムラザネより5歳若い30歳でプロで最大の勝利は元世界挑戦者のジェザー・オリバと当時無敗のジャーメル・マグラモです。ワシームには豊富なアマチュアキャリアがあり、2014年アジア大会、2010年コモンウェルス大会銅メダル。2104年コモンウェルス銀メダルなどの実績があります。

プロモーターの韓国人、アンディ・キムからこの試合についてのコメントはありませんでした。

コリン・ネイサン(ムラザネのマネージャー)
「ワシームはいいボクサーだとおもいます。アマチュアのバックグラウンドが豊富でパンチも強いです。ハイレベルないい試合になるでしょう。」

マニア的には羨ましい試合だ。
比嘉の相手のロサレスも弱くはなさそうだが役不足だ。

過去の例でいくとロサレスは、ヨンフレス・パレホやカルロス・ブイドラコと同じで火力不足で王者の器に届かない選手、記録用の安パイと格付けされる。そうでなけりゃアップセットか比嘉の実力不足という事になる。

海外のIBFやWBOはいい試合率が高い。
目先の金や贔屓抜きで強い選手をランキングさせ、競わせる良心が残っているからだ。

2017年は全てKO、TKOで勝って復活の古豪ムラザネ、今でもテテより強いいいボクサーかもしれない。しかしブランクと年齢は不安要素。

そして、ワシーム、チャンスは巡ってきたが、世界戦にかける準備はおろか費用も捻出できるかどうか・・・正式返答がないというから、絶望的な環境なんじゃないかと悲観している。

ユーリほどではないが、ユーリっぽく動きの鋭いボクサーという印象だが、今の状況が全くわからない。なので、実現も半信半疑である。状況が状況なので、両者、強いに違いないがコンディションが気になる。

南アフリカとパキスタン・・・
たしかにビッグマネーは望めないが、これぞ正真正銘の王座決定戦である。

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プクー

プクー

原始的で単純明快なスポーツです。生涯一度の敗北、無敗で引退したボクサーもいます。負けても次頑張りますというスポーツとは違う残酷さ、無常さが好きです。

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