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フライ級の星になれ/田中恒成インタビュー

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ワシル・ロマチェンコに並ぶ12戦目での3階級制覇、しかも無敗。記録だけは世界の歴史に名を刻んだ田中恒成ですが、それを担ぐのはメディアだけ、ロマチェンコも田中も目指しているものは別なのです。

海外記者の田中へのインタビューがありましたので紹介します。

BEST BOXING FIGHT TaNaka Vs KiMura 2018!!!

おめでとうございます。3階級制覇に特別な想いはありますか

田中
「また王者になれてうれしいです。3階級といっても気持ちの面では大きな違いはありません。強いて言えば最初に王者になった時が一番の想い出ですが、対戦相手で言えば木村選手に勝つことが最も価値がありました。」

健康状態はどうですか

田中
「まだ医者に診てもらってませんが、眼も大丈夫、気分もいいです。12月に試合予定がありますが、まだわかりません。」

12試合で3階級制覇を達成しました。これはワシル・ロマチェンコと同じ偉大な記録です。あなたにとってどんな意味がありますか?

田中
「同じではありません。ロマチェンコは別次元のレベルの選手です。」

(複数階級制覇のシンボルとして)マニー・パッキャオを意識しているのですか?

田中
「私の夢は5階級制覇をすることではありません。タイトルを守ることが重要なのではなく、出来る限りベストな相手と戦っていくことです。」

木村戦は最も厳しいトレーニングをしてきたと聞きました。苦しい減量が楽になったと考えられないですか?

田中
「この試合に備え、たくさんの走り込みをしました。私は走るのは嫌いなんですが、木村選手に対して強い気持ちを鍛えてきました。この試合が厳しいものになるとわたっていたので、嫌いな走り込みに集中しました。」

スコアは競っていたとおもいますか?

田中
「10ラウンドを終えて、ポイントでは勝っているかなとはおもっていましたが、最初から最後の一秒まで死力を尽くさねばならない試合、相手だとわかっていました。それができるとおもっていたし、もしそれをしなければ自分に失望していたでしょう。」

あなたのお父さんはこのタフな戦いがあなたの精神をさらに強くすると言っていましたが・・・

田中
「そうですね。子供のころから武道をしているのでそういう精神は宿っています。」

7ラウンドで木村選手の強襲にあなたはリングに手をつきました、あれはダウンですか?

田中
「バランスが崩れただけです。」

木村陣営は7ラウンドの裁定を含め、WBOに提訴すると言っていますが。

田中
「それぞれが意見や考えを持つのは当然です。第三者が公正な判断を下すのを待つだけです。」

この試合であなたは新たなファンを獲得したとおもいます。次の予定を教えてください。木村との再戦、田口との試合、ワタナベジムの会長は日本のTBSの年末の格闘技祭りのネットワークを持っています。WBC王者のクリストファー・ロサレスも来日を希望しています。何を望みますか?

田中
「3つの選択肢があるならば、田口選手と試合がしたいです。」

スーパーフライ級への参戦も視野に入れていますか?その前に達成したい事はありますか?具体的なプランは?

田中
「減量がきつくなれば階級を上げるかもしれませんが、今はこの階級でできる限り試合をしたいとおもっています。」

米国のSuperFlyのイベントはどうですか?

田中
「私は米国のファンを喜ばせることが出来ますか?」

はい、先日のパフォーマンスならば、できるとおもいます。

その後、東京で田口に田中の言葉を伝えた

田口
「私も減量がキツイですが、最も優先したいのはヘッキー・ブトラーへのリベンジです。でも田中がそう言ってくれるのはうれしいです。フライ級に上げるならばその試合は可能性があります。」

フライ級は日本を中心に回っている。今後何が起きるか非常に楽しみだ。田口との試合が実現すれば面白そうだ。誰と、いつ戦うかに関わらず、田中の認知度は上がり、可能性は広がりました。幸いにも今この階級は才能豊かな人材に溢れており、熱を持続させることが容易な状態だ。

海外記者のインタビューでした。
日本以上にこの試合はエクセレント、エキサイティングと海外で支持されたようです。

興味深いのは、SuperFlyの話で、田中が逆に質問しているところです。

「私は米国のファンを喜ばせることが出来ますか?」

正直で気持ちの強い田中よりも記者の方が熱くなっている気がしますが、日本のお家芸、フライ級、この記者の言うような勢いや盛り上がりは本当でしょうか?日本だけ?

先日階級を上げた京口は、ブトラーの名前は出さずにアンヘル・アコスタとやりたいと言っていました。以前と言ってる事が違います。ヘッキー・ブトラーは田口に譲るという方針なのかもしれません。そのアコスタは米国デビューが決まりました。12月の日本には間に合わないでしょう。米国で人気選手を目指していく、田中戦の二の舞はコリゴリかもしれません。

ジャーニーマンのクリストファー・ロサレスは日本がお気に入りのようです。英国ではジムや食事の提供もなく、ホテルも階段だったそうで、日本のおもてなしの方がずっといいと言っていました。今年もう1試合日本でやりたいとの事ですが、ロサレスに挑む日本人はいるでしょうか?ブトラーも南アでの試合はなかなか難しいでしょう。

フライ級、田中以外の王者はこの

ロサレス
ムザラネ
ダラキアン

です。

いずれも実力者ながら地味でアウェーがほぼ当たり前の不人気王者です。この記者が言うようにフライ級が熱いならば、彼らを巻き込んだレベルの高い試合を通して日本主体で盛り上げていかねばならないのかもしれません。HBOがボクシングから撤退した今、SuperFlyより軽い階級を欧米が盛り上げていくとは現時点では考えにくい。フライ級が熱い、盛り上がっているとも考えにくい。

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プクー

原始的で単純明快なスポーツです。生涯一度の敗北、無敗で引退したボクサーもいます。負けても次頑張りますというスポーツとは違う残酷さ、無常さが好きです。

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