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アップセットは存在せず/ミゲル・べルチェルトVSジェレミア・ナカティラ 他

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ミゲル・べルチェルトVSジェレミア・ナカティラ

オスカー・バルデスに痛烈なKO負けを喫するまで、Sフェザー最強の声もあったべルチェルトだが、再起戦でも挫かれた。決してアップセットではなく、ナカティラもここまで22勝19KO2敗のミステリアスなアフリカンの上位ランカーだったのだが、初アウェーのエフゲニー・チェプラコフ戦での敗北はホームタウンデシジョン気味であっても、シャクール・スティーブンソンに完封された過去があるので、つまりべルチェルトはこの程度のファイターだったのだろう。

危ない被弾の仕方をするので、棄権はいい選択だったようにおもう。

べルチェルトは法外なほどに強打の連打が効き、攻撃力が凄まじいが、ディフェンスがザルで、アゴが上がったアップライトスタイルだ。リスクの大きな戦い方を続けてきた、激闘派のつけの面もありそうだ。方やナカティラはどんなに眠くても、シャクールに手も足も出なくとも、被弾しないスタイルを貫いてきた。ライト級での試合ということもあり、この結果は必然だったのかもしれない。

言い換えれば、シャクール・スティーブンソンという男がそれほどまでに強い、否、難解なボクサーなのだろう。
オスカー・バルデスはハーブティーなしでこの男と戦う覚悟はあるのだろうか。

キコ・マルチネスVSジョシュ・ウォーリントン

現王者はマルティネスだが、これもアップセットとはいえない。マルチネスは長谷川をKOした王者でパワーが強烈だが、技術的に長持ちするタイプではなく、王者陥落後は長く高級カマセの役を務めてきた。自慢のパワーでキッド・ガラハドをKOし奇跡の王者返り咲きを果たしたが、やはり長持ちするものではなかった。この両者は再戦で初戦はウォーリントンが制している。

それにしても、初回からバッティングが発生しこれが大局に影響を与えたようにおもう。
ウォーリントンがラフすぎ、目に余るものがある。王者の立場は取り戻したものの、ラフな戦いに強いマウリシオ・ララにはこの戦法はなかなか通じず、被弾、ダメージも多く、彼も長続きは難しいのではないか。リー・ウッドとの国内ライバル対決で大いに盛り上がる程度であろう。

キコ・マルチネスはこれで引退のようで、スペインのファイターとして第一線で長きにわたり立派な実績だったとおもう。

ティム・チューVSテレル・ガウシャ

オーストラリア最大のプロスペクトと言っていいチューが初めての本場米国進出。相手はオリンピアンのガウシャ、やはり洗礼を浴びた。初回にカウンターを食いダウン。その後はフィジカルを生かして逆転の判定勝利を得たが、このレベルだからこその苦境だっただろう。

チューは技術も才能も素晴らしいが、一番の良さは父親譲りのフィジカルの強さであり、そこを生かし切って世界の頂点までいけるかどうかだ。一発のパワーやスピードではガウシャより上のファイターがこの階級にはまだまだいる。

ガウシャは五輪代表だけあって、非常に上手いファイターだが、やや勝ち味が遅く、チャンスをものに出来ないところがある。いつも接戦、善戦まではいくが勝ちきれない。この日よりエリクソン・ルビンの時の方がはっきりと負けていたかな。

チューの実力が今はこのあたりというのが、よくわかる内容でした。しかしまだまだ強くなっていくだろう。

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プクー

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原始的で単純明快なスポーツです。生涯一度の敗北、無敗で引退したボクサーもいます。負けても次頑張りますというスポーツとは違う残酷さ、無常さが好きです。

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