18日土曜日(日本時間19日早朝)北アイルランド、ベルファスト。日本人にはアンカハスVSコンランが気になるし、テテも登場するが、それら世界戦を抑えてこの日の主役はフランプトンだろう。彼の超地元である。
個人的にはミニ・カネロなフランプトン
サンタクルスにリベンジされ、プロ初負けを記録してからの再起戦。
バリー・マクギガンの手から離れ、新たな環境での再スタートです。今まではスパーリングをしすぎて怪我ばかりだったようで、新たなトレーナーの元、量より質でやってきたそうです。海外記事では人気者、フランプトン寄りなものばかりなので、この場では対戦者のオラシオ・ガルシアを応援させていただきます。
オラシオ・ガルシア(メキシコ)
33勝24KO3敗1分
遂に世界挑戦に至らず、高級カマセモードに突入してしまったなぁ、な印象です。ガードした相手の腕の骨を折る強打者ぶりで、無敗で長谷川と対戦するまではかなり怖い選手でした。
が、明らかに古風なメキシカンスタイルでありボクシングが正直すぎた。長谷川の老獪な技術に空転させられ、初黒星。それからは、トップホープからはずれてサバイバルモードに突入、格下に負けたり引き分けたり、新たなホープ、ジョセフ・ディアスの踏み台にされたりで、今、この試合も踏み台扱いだろう。
しかし、負けた相手にリベンジして迎えるこの試合、ガルシアはKO型なので地元差別も失うものもあまり気にしなくていい。フランプトンを追いまわし倒すことだけに集中すればアップセットも起こしえる。
オラシオ側はKOしないと勝てない試合である。
ミニ・カネロ、フランプトンは地元とはいえ、再起と今回の調整内容、パンチャー相手であることから、ポイントメイクの慎重な戦い方をしてくるだろう。採点では負けない場所であるし、技術的にはオラシオより優れてもいる。
38戦目、高級カマセというには惜しいオラシオ・ガルシア、極寒の地で、勝っても負けてもKOで大暴れしてくれ。
https://www.youtube.com/watch?v=p_Gc8b1pPq8