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ヴァシル・ロマチェンコVSオルランド・サリド

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なんといっても予想をはずしたこの試合

スプリットではあるが明白に判定を制したのは雑草サリドでした。
用事があって生観戦できませんでしたが、動画確認させてもらいました。

アマチュア絶対王者396勝1敗の男が40勝12敗の雑草王者に苦杯をなめました。
メイウェザーよりはるかに高い実績に君臨していた男だけにそのキャリアだけでプロ2戦目であろうと絶対勝利を確信していただけに結果にはびっくり。

しかしその過程にはミソがつく。
サリドが体重超過、再計量も放棄して王座はく奪、タイトルよりもこの試合に勝利することだけに賭けた調整だったようです。
罰金たってファイトマネーの10分の1にも満たないのだからこれは確信犯的な行為。

肝心の内容ですがアマチュアの帝王ロマチェンコが以外とおとなしく様子見の展開。
サリドのボクシングをがっつり受けて対処という内容。

クリーンな動き、パンチ、テクニックではロマチェンコが上だが、サリドの頭から突っ込んでいくラフなパンチやローブローの前に自身のタイミングやコントロールを見失ったままラウンドを重ねていきました。
ポイント劣勢で最後に倒しにかかりましたがそれでもサリドのキャリアの賜物とおもわれる抵抗(意地のダウン回避)の前に逆転に至らず・・・星を落としてしまいました。

アマチュア396勝1敗の男がプロでは1勝1敗となってしまいました。
この敗戦の記録は大きな屈辱となるでしょう。
ロマチェンコはここから再起、試合を重ねていくことができるのでしょうか?

エリートボクシングには相性悪そうだったサリドのスタイル本領発揮といったところでしょうし、いつもヒール役で扱いの悪いサリドに感傷がありましたが、露骨にダーティーすぎました。

これでこの王座は空位となってしまいました。

この試合の勝利の価値は大きいが、かつてロセンド・アルバレスが体重放棄してリカルド・ロペスを苦しめたのはいいがその後落ち目となっていったようにサリドに明るい未来は訪れないかもしれない。一番大切なルール順守を放棄したボクサーに光明はないのだ。(アルバレス、ホァン・グスマン、ラファエル・コンセプション、フレディ・ノーウッド・・・)
メイウェザーなんかもやらかしたけど・・・

ロマチェンコが奮起してくれればダイレクト?いや数戦後に再戦となり、その時はプロ独特のダーティーファイトを克服した彼のリベンジの確率が高いが、アマでの栄光、名誉を考えるとこの敗北は心の傷となったろう。

バトル・サイボーグのようなハイセンスは感じるが、傑出したパンチャーでもなく突破口を作れない点からしてプロでの絶対的地位は保障できないのかもしれない。

勝つためだけに増強してきたサリドに対してはタッチアンドランでポイント拾い逃げだけに徹した方がよかったな。

結果、相対的にサリドに完勝したマイキー(負傷結果だったが)やガンボア(スピード勝ちでダウン食ったが)はプロ適応という意味でもっと強いのかなとおもえてしまった結果でした。

そして内山や三浦にも大いなる可能性を感じてしまう結果となりました。

やはりキャリアは大事だよ。
井上の早すぎな世界挑戦
ゾウジミンがいよいよ強豪と戦いそうな気配ですがどう出ますかね。

ま、ロマチェンコの復讐劇があるなら今後益々楽しみになってきたともいえなくはないですが
この試合の結果は苦いものでありました。

その他

苦戦続きのリッキー・バーンズがホープ、テレンス・クロフォードに敗れ王座転落。
クロフォードの下馬評高く予想通りでありましたが、勝ちに徹する内容だったようで、やっぱ初挑戦はこの姿勢だろ。
しかしアゴ割ってボコボコにされて守られてきたバーンズはちゃんと指名戦を受けたという点で男らしいな。

負けても評価は落ちるどころか上がりました。


Василий Ломаченко против Орландо Салидо Orlando... 投稿者 outlawrocker

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プクー

プクー

原始的で単純明快なスポーツです。生涯一度の敗北、無敗で引退したボクサーもいます。負けても次頑張りますというスポーツとは違う残酷さ、無常さが好きです。

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