追憶の月曜日/試合雑感・ゲイリー・アントワン・ラッセル他

週明け月曜日、サクッと次に切り替える頭の冴えもないので、昨日の振り返り、整理をしてみます。たくさんの試合があり、相手レベルも違うけど一番目が覚めたのはゲイリー・アントワン・ラッセルでした。兄貴がしっかりサポートしてました。貴殿はいつ出番なの?

バージル・オルティスJrVSヘスス・Aバルデス・バラヤン

5回負傷TKOで12戦全勝全KOとした、まだ20歳。
本人はライト級で俺に勝てる奴はいない。今年世界戦だと息巻いていますが、若く、体格もよくライト級はきついとおもう。スーパーライト級か。そうなると激戦区すぎるので、戴冠は相手次第、時の運となろう。

かなりのトップアマだがアマチュア時代にはライアン・ガルシアに勝てなかった。パワーはあるが、ごくごくオーソドックスであり、国内サバイバルを勝ち抜けるかどうか。

https://www.youtube.com/watch?v=7bYRK1Tv9Rc
サルガド戦

ヘスス・ロハスVS徐灿

キース・サーマンと時間がかぶり、チラ見しかできなかった。
手数の徐とパワーのロハスで毎回がっつり打ち合っていました。徐がハイペースで飛ばすけどロハスのパワーとタフネスに捕まるとおもっていたら、そのままダウンもせずペースを貫いた。そのスタミナと精神力は世界レベル。
しかし引き分け相当な内容を大差で勝ちにしてもらったような感じで、今後が不安視されます。天笠が世界をとったような感覚に近く、天笠より基礎はしっかりしてるがパワーレスという印象です。アマ歴豊富というわけじゃないのでプロとして伸びるかもしれません。実際、急激に伸びての王座奪取かとおもいます。ノンアマはスタミナと気持ちが強いを地でいきました。

https://www.youtube.com/watch?v=R99_9Zf2Vy8

アダム・コウナッキVSジェラルド・ワシントン

ぽっちゃり白人ヘビー級をどの位置に据えてヘビー級を語ればいいかわかりませんが、体格だけは現代超人ヘビー級と変わらないワシントンをコウナッキが圧倒してしまいました。一発が強烈なわけでも自身が被弾しないわけでもありませんが、強みはひとつとばかりに、接近戦で連打を見舞うコウナッキは正直に強い。

ワイルダー、ミラー、コウナッキと米国でも個性と人気のヘビー級が揃ってきたので、ジョシュアやフューリーの顔色ばかりうかがっていないでも面白そうです。ただ、まだエリートレベルとはいえないポジションだろうな。

https://boxvideo.sports-web.net/premier-boxing-champions/10283

クリス・コルバートVSジョシュア・エルナンデス

ホープ同士のサバイバル対決はコルバートの反射神経、スピード、正確性が上回りました。右を軸にスイッチするコルバートは運動神経抜群の天才ですが、右も左も主軸がなくパワーが足りません。黒人アジリティ選手にありがちでロープ、コーナーも背負います。風貌もスタイルも、どこかパーネル・ウィテカーのようなコルバート、フェザー級なら脅威だが、スーパーフェザーだとパワーに屈しそうな印象です。けれどまだ若く成長するだろう。

https://www.youtube.com/watch?v=4t2y3uDeyeQ

ゲイリー・アントワン・ラッセルVSロベルト・アルマザン

リオ五輪ベスト8のゲイリー・ラッセルJrの弟です。
8戦8KOでまだ合計12ラウンドしか経験していません。相手は7勝8敗の負け越しでサラリーマンのような風貌の選手でお話になりませんでした。

ラッセル家には独自の家訓でもあるのか、この人も他のホープに比べ出世が遅れて、スター街道にのってない気がしますが、まるでゲイリー・ラッセルのコピーかのようなモノが違う強さでした。最激戦区のスーパーライト級のナンバーワン注目株です。個人的には。

スーパーライト級ヤバすぎです。

もう1人か2人いるのかな、ラッセル家は井上家よりやばいかも。

ツグスソグ・ニヤンバヤルVSクラウディオ・マレロ

とてもハイレベルなチェスマッチでした。マレロに勝ったロハスには悪いが、ロハスVS徐よりよほどハイレベルな世界戦にみえました。エリミネーターかとおもったら12回戦だったのはIBO世界タイトルマッチだったらしいです。知りませんが。

ニヤンバヤルの事を軽量級のGGGと見立てて応援していますが、彼はアウトボクサー、テクニシャンのようで、ブルファイター的な要素はなさそうです。非常に丁寧、緻密な技術戦でマレロに競り勝ちました。しかしこの戦い方だとマトリクス、マレロも速くて強くて試合は一進一退の僅差でした。

ゲイリー・ラッセルJrにはちょっと及ばないかなぁ。
しかし最強の挑戦者といえそうです。

https://boxvideo.sports-web.net/premier-boxing-champions/10286

キース・サーマンVSホセシト・ロペス

サーマンの出来が悪かったからといって見限ることはない。
久々の試合だったのだ。試運転、うまくいかない面はあるだろう、苦戦するだろうとおもっていました。その通り、自分のスタイルを確かめるような引き気味のファイトに終始して序盤はカウンターでダウンを奪うなど、かつてと変わらぬ鋭さをみせましたが、ロペスのプレスを捌ききれずに被弾し7回はよもやストップされそうに効かされました。そこから立て直すのはキャリア、技術差でしょう。

当日体重をかなり戻したのか、少し太めでスピードと反応に欠けているようにみえ、先日のパッキャオの方が純粋に速く強くみえてしまいました。スペンスとあれだけ舌戦を繰り返し、ウェルターの帝王を名乗るわりには、スペンスでもクロフォードでもなくはく奪されたWBCのベルトを優先して取り戻したいとか次はパッキャオだとか、珍言ばかりで、やっぱりスペンスからは逃げているとしかおもえません。

https://boxvideo.sports-web.net/premier-boxing-champions/10289

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