週末の注目試合はこれですね。
個人的にはそんなに興味深くはないのですが・・・
というのも、最強を問うような試合とはおもってないからで。
それより注目の試合は別にあります。
フランプトン
22勝(14KO)無敗
サンタクルス
32勝(18KO)1分
階級最強はリコンドーでありドネアだが
その二人を避け、ロマチェンコやゲイリー・ラッセルもスルーし
組みやすそうで稼げそうなマッチメイクを優先した格好。
案外新米王者のオスカー・バルデスがもう2人より上かもしれません。
それでも無敗を堅持しているだけにハイレベルな激戦になることは必至だ。
両者、底をみせてないが、サンタクルスの方が王者としてのキャリアは豊富で
キコ・マルチネス戦をみてもしぶとさ、経験で上かなとおもわれる。
体格もサンタクルスの方がいいだろう。
フランプトンはかなり小柄だが肉厚で首も太く、リトルカネロのような強さと英国でアイドル的人気を誇る。
パワー負けはしないだろうが体格が限界では?
共にファイターよりで打ち合う選手だが、かみ合えばサンタクルスの手数とスタミナが上回りそうで
距離をとったアウトボクシングだとフランプトンの方がさばくのが上手そうだ。
判定になりそうな気がするが、差をつけて勝った方の実力は認めねばなるまい。
いずれにしても日本人が挑むには遠い存在だ。
マイキー・ガルシアVSエリオ・ロハス
こちらは無敗で内容も文句なく強いマイキー。
裁判のゴタゴタで消えてから久々の復帰となった。2年半ぶり。
フェザーからはじまったマイキーの快進撃だがライト級、さらにはSライトで再起だそうだ。
大柄な選手ではないので、ライト級以上では厳しいだろう。ロバート・イースターのような選手が相手だとマイキーも普通に負けるかもしれない。
売り出し中のフェリックス・ベルデホ、ロマチェンコなどマイキー時代とは様相も違う。
再起の相手はなかなか骨のある元王者。
けれどこちらも復帰というのにふさわしく約2年ぶりの試合だ。
元々フェザーの選手だし過度な期待はできないな。
勝敗となるとマイキーだろうとはおもうが、ライト級やSライトでの将来が見える試合ではなく
あくまできちんと再起できるのか、実力は錆びてないのかを確認する試合となるだろう。
そうはいってもいきなりエリオ・ロハスはさすがです。
アドニス・スティーブンソンVSトーマス・ウィリアムス
在位は結構長いとおもうが、ビッグマッチを避けているスティーブンソン。
いつになったら勝負に出るのかな?
左が強いパンチャーというくらいにしか評価できない。階級最強はもちろんコバレフであり、2番手、3番手もロシア系だな。
いずれの試合も海外マニアとしては見逃せないものだが
日本人が絡むことのなさそうな遠い国の出来事です。